日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

ディーリア・オーエンズ著「ザリガニの鳴くところ」

2024-01-27 | 読書
年明け2冊目の本
ディーリア・オーエンズ著「ザリガニの鳴くところ」ハヤカワ文庫刊
とても長い小説 、なんと600ページ弱
それでも章立てが56もあり、休み休み読めてしまう。
それにしても章立てごとにタイトルがあるものの
目次が無い!
物語が行ったり来たりでストーリーをなぞるのに一苦労

頁を繰ると、登場人物のリストの次に「I 湿地」の項目
なのにIIが無い!


ノースカロライナ州の湿地の小屋に置き去りにされた6歳少女
残り少ないお金で買い物をし、
無くなったら貝を取ってお店で買い物をして暮らしていた。
湿地の鳥や貝を観察し
人に見つからないようにひっそりと暮らしていた「湿地の少女」


    (挿絵。空堀中の和田堀公園)

心を許せるのはお店の夫婦、
次に同じ年代の少年と親しくなるも
少年が勉学に行き、別れ別れに、、

大人になった少女は、湿地の動植物に詳しく専門的になるが
近くに現れた男性と一緒に暮らしたいと願望するものの、、

別れた男性が殺される、、

少女の生い立ちと、男性の死と、別れた少年の専門性
全てが絡み合い、解決に向かい幸せになれたはずの
「湿地の少女」

驚くような結末



映画にもなっている(22年公開)

お勧めの一冊です。


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