日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

佐原市民家復旧

2005-06-28 | 仕事・建物
 総会から一夜あけた27日は佐原市の市街地見学。
仲間の同級生が市の都市計画課の一員、ミチルさんの特別な案内です。
都市計画課は民家の復旧を担っています。

関東地方で「伝統的建造物保存地区」に指定されているのは「川越」と「佐原」だけ。
佐原は復旧の真っ最中、この10年で86棟が完成。
数と地域の広さは川越を凌ぐ感じです。
現代風に改築した家の前面を取り払うと、元の味のある民家が出現するそうです。
想像しただけでわくわくしてしまいます。

緩い決まりで復旧・復元、修理をし、工事費の8割を助成。
古い建物でなくとも、自費で昔の建物のように新築するケースが増えていて、
町並みは急速に明治・大正に戻りつつあります。

まずは佐原の超有名人「伊能忠隆(地元ではちゅけいさんと呼ぶ)」の屋敷。
90年始めに井上ひさし「4千万歩の男」を読んで以来訪ねたいところでした。
17才で養子に入り、家を繁栄させ49才で隠居、息子に家督を譲ります。
55才から測量の旅に出て71才まで10回に渡り、日本中を周り地図を完成させた偉人。

広い屋敷には簡素なお店と住い。
無駄のない建物ながら美しい。
贅沢をせず資金を貯めて、測量につぎ込んだと考えてしまいます。

佐原市の中心「忠隆橋」の架かる小野川沿いと、交差する道路周辺に店舗が繋がり、
木造のお店や、コンクリートの銀行が復旧の建物。
専門的な説明に逐一納得。
30度をゆうに越える暑さと湿気、汗をかきながらも長袖姿を崩さないミチルさん。
引き換え仲間の10人はついだらだら・・
昨夜飲み過ぎのジュウモン・コバヤ両氏はへとへと。

お土産屋さんの「植田屋荒物店」のなかは素晴しい出来。
大きなお蔵を改造し、お店にしています。
一回り見学した後はついつい「お買い物タイム」
私も部屋履きにと、布の草履をゲット。
あきれ顔のミチルさん、それでも笑顔を崩さず「嬉しいです」と。

2時間を越えるころには体力と暑さには自信のある私もくたくた。
昼食は銀行を改修したおそば屋さんで一息。

ミチルさんありがとう・・失礼しました。
続きはまた明日。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お醤油 ((!!)。)
2005-06-29 22:37:07
お醤油やさんがあったでしょ?

名前を忘れてしまった・・・

サラッとして綺麗なお醤油

醤油が美味しいなんて普段あんまり気にならなかったけど

(だいたいキッコーマンな訳で、、、)

ここのはうまい!

佐原にいったらお醤油を買うこと。

ごま油も美味しいんですけどね、、、
返信する
重くてねえ (いちよう)
2005-06-30 18:33:33
中村屋商店?



クニさんがお醤油を手に取って見てたけれど、重くてあきらめた。

ごま油も重そう・・

なにぶん暑さで無欲でした。

軽いものだけ買ったんです。



また行きたいな!
返信する
佐原は良い街。 (*ナターシャ*)
2006-08-03 15:33:32
こんにちは。初めまして。

私は生まれも育ちも佐原で育ちました。

佐原はとても良い街です。

私は佐原が大です。
返信する
ホント良い街 (いちよう)
2006-08-04 13:08:40
*ナターシャさん、コメントありがとう。

いったのは昨年でしたが、いまだに印象深いです。

お土産屋さんで買った、布草履を履く度に(毎日)思い出しています。
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