日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」

2016-01-16 | 趣味・遊び
今日は先週見られなかった映画を見てきた。

「黄金のアデーレ 名画の帰還」

新宿3丁目角川シネマ新宿
 
    

小さな劇場に満員の人達
先週だったらもう少し大きな部屋だったのに・・後悔しきりだが、
始まってしまえば映像の美しさに周りの事など忘れてしまった。

戦前のオーストリアの画家クリムトの絵画を取り戻した
アメリカ在住のオーストリアの女性と駆出しの弁護士のお話し。
叔母がモデルの肖像画(黄金のアデーレ)


公式HP からお借りしました。

危機一髪でナチスから逃れ、アメリカで小さなブティックを営む気高い女性82才マリア
自身もオーストリア人の祖父を持つ弁護士
BBCのドキュメンタリーを映画化した実話だった。

ナチスが台頭をしだした豊かなオーストリア
悲惨な目に遭うユダヤ人達
アメリカの現代とナチス時代のオーストリアを行き来して物語は進む。
オーストリアのモナリザとまで言われた
「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」
オーストリアが容易く渡す筈がなかったが
最後はナチスに協力をした反省心(たぶん)が「宝」を手放す事になった。

感動的な映画です。
横の男性と後ろの人から、はすすり泣く声さえも聞こえ
最後の照明が着くまで、静まり返っていました。

そう言えば、クリムトのブックレットがあった筈
ありました!1984年刊の新潮美術文庫
「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」は国立オーストリア美術館蔵になっていた。

マリア・アルトマンに返還が決まったのが2006年1月17日
今はニューヨークのノイエ・ギャラリーに常設展示されている。

1月23日までは新宿で上映中です。
是非ご覧下さい、
ただし土日曜は予約無しでは無理かも・・
コメント (2)
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