初めて読む作家・桜木紫乃著「凍原」小学館文庫
物語は三つの時代が行き来する
敗戦間際の1945年から敗戦後の数年
1992年に湿原で起きた小学4年生の行方不明事件
そして青い目の日本人が殺害された2009年
帯に書かれた
「少女は、刑事にならねばならなかった。」
2009年の担当になった女性刑事
「顔のない女の一生が浮かび上がる」
話の始まりは釧路湿原で行方不明になった少年
湿原の捜索は5日に及んだが発見されずに
捜査が打ち切りになり関わった人々にしこりが残った。
ソ連軍が上陸する前の樺太の逃避行
家族を殺され、親戚の男を殺され、一人で北海道に引き上げた女
懐の深い同行者と共に親戚の家に転がり込む
自立したかに見えたが遁走・・・
3つの時代の事情が絡みより合わさり
青い目の青年が殺害される。
一番恐いのは人に慕われ、取り巻きに囲まれた「顔の無い女」
隠し事を抱えると知らず知らずのうちに周りを不幸にさせる。
一旦隠し事を胸に秘めた者は
生涯にわたって一人で生きなくてはならない
本音は死ぬ迄漏らしてはいけない。
罪の無い青年をおとしめた代償は何をもっても代えられない。
評判通りのお勧めの一冊です。
物語は三つの時代が行き来する
敗戦間際の1945年から敗戦後の数年
1992年に湿原で起きた小学4年生の行方不明事件
そして青い目の日本人が殺害された2009年
帯に書かれた
「少女は、刑事にならねばならなかった。」
2009年の担当になった女性刑事
「顔のない女の一生が浮かび上がる」
話の始まりは釧路湿原で行方不明になった少年
湿原の捜索は5日に及んだが発見されずに
捜査が打ち切りになり関わった人々にしこりが残った。
ソ連軍が上陸する前の樺太の逃避行
家族を殺され、親戚の男を殺され、一人で北海道に引き上げた女
懐の深い同行者と共に親戚の家に転がり込む
自立したかに見えたが遁走・・・
3つの時代の事情が絡みより合わさり
青い目の青年が殺害される。
一番恐いのは人に慕われ、取り巻きに囲まれた「顔の無い女」
隠し事を抱えると知らず知らずのうちに周りを不幸にさせる。
一旦隠し事を胸に秘めた者は
生涯にわたって一人で生きなくてはならない
本音は死ぬ迄漏らしてはいけない。
罪の無い青年をおとしめた代償は何をもっても代えられない。
評判通りのお勧めの一冊です。