日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

上野西洋美術館

2011-09-26 | 仕事・建物
絶対見に行こう、と思っていた「古代ギリシャ展」
最終期間の1日前になってようやく行けた。



混んでいそう・・の予想通り混雑
展示ケースの前は順番待ちになっていた。
それでも、見落とす事なく堪能出来た。

紀元前にあれほど優美でリアルな彫刻を生み出した時代背景に興味があった。
豊かな国の豊かな人達
芸術を愛する人と答えられる彫刻家
全裸で実行された運動競技・・
人間の肉体の美しさを見て知った人達が居たからこそ
このような時代を超えた彫刻が存在した事を感じてきた。



西洋美術館は日本の近代建築に燦然と輝く建物
ル・コルビジェの作品で、学生時代は=西洋美術館とつながって教えられた。
正面の東京文化会館は西洋美術館の実施設計の携わった(弟子の)前川国男設計とつなげて憶えていた。



2009年に両方の建物を世界遺産登録を下が却下され
方針を変えて西洋美術館本館が再度新生されている。



どのような方向になるのかは分からないが
私の中ではとっくに遺産になっている。

確か、周囲をぐるりと回って入れた
「ミロのビーナス展」「モナリザ展」
その他印象派、松方コレクションなどなど
西洋美術と接する機会のほとんどが西洋美術館だった気がする。

だが、リニューアルして地下室が出来てからは始めてだった。
2008年には免震工事を行い
外部展示の「地獄門」や「カレーの市民」などは
免震フロアーが見える。
先の地震で効果のほどがあったのだろう。
揺れる状況を見てみたい気持ちになって帰ってきた。
コメント (2)
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