日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

築後89年・旧安田邸見学

2008-04-15 | 仕事・建物
先週土曜日の最初の見学地は本駒込の大正8年建設のお宅
普請道楽の家を関東大震災後に譲り受けた安田財閥のご家族が住み続け
1996年に寄付をして、庭先の敷地に移られた。
何と言う豪毅な・・
お金や財産を超越した建物に対する愛着と潔癖さ品格を感じる。
詳細は
旧安田邸(日本ナショナルトラスト)

陽気は寒くなし風なしのいい案配だが
都心とは思えぬ木々の間のお屋敷は冬の厳しさがしのばれる。
広々とした部屋の柱はつやつやとし、
細かい細工が施された欄間や建具
大事にだいじに慈しんで暮らしてきた様子。


応接間:格調高い暖炉の正面は開放的な縁側
柱や家具にうさぎやペリカンなどの彫刻がなされている。


客間:2帖の床の間と床脇(襖紙の補修手付かず)


2階和室の織部床:可愛い和紙貼りと豪胆な幕板


このお宅の一番いい場所

お庭の眺めが最大のご馳走
手摺りの高さは1.100なんて無粋なことはしない



5日には枝垂れ桜を背に琵琶の演奏会が開かれ
「皆さんのお顔が桜色に染まるほどでした」案内の方のお話
「来年は是非来たいね」

まだまだ話は尽きず、続きはあした・・
コメント
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