日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

改正建築基準法NO! or YES?

2008-04-10 | 仕事・建物
建設・不動産の総合サイトKEN Platz のメルマガの写真
(写真:日経アーキテクチュア)



4月1日、改正建築基準法の見直しを求めるシンポジウムがあり
「改正建築基準法はいりません!!」シンポジウムで法の再改正を訴える。
(建築ジャーナル主催、日本建築家協会後援)
東京・後楽園の文京シビックホールで開催され
改正建築基準法の是非を問う主催者の質問に対し、
参加者は一斉に黄色い紙を掲げた。
黒い紙を掲げた人は誰もいない。
(ちなみにYESは黒字に黄色の○)

ところが、3月24日号の日経アーキテクチャーでは
過半数を超えた「建築基準法を改正して良かった」のタイトルで
55%が「はい」
45%が「いいえ」 の結果が掲載されている。

このアンケートはヤフーバリューインサイトの協力の元
3月にネットで調査をした。
建設関係・不動産関係者を除いた200人の回答。

この落差は何だろう・・・

良かった理由としては
・違法建築や乱開発を防げる
・今までの基準が不安
・ 耐震強度や不正を防ぐことが出来る
・ 手抜き工事を防げる・・などなど
建築業界に対する不信感が根底にあるようだ。

一方、専門家のシンポでは
「法律の役割と技術の進展のバランスがゆがんでいる」
「書類の厳格化は構造設計の自由を奪う」など・・

一般的に建築関係者は
・いきなりの大改正に対する不信感
・行政レベルで対応出来ていない
・添付書類の多さと行き当たりばったりの不安・・などなど

どちらも本当の「改正」なら文句は出ない。
「改正」に伴う不透明さと性善性から性悪性への急ハンドルだろう。
少しずつお互いに慣れてきた傾向にはあるが
このために倒産を余儀なくされた人々の怒りはどうなるのだろうか。
誰かが責任をとっているのだろうか・・
コメント
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