日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

七夕の茶事・七夕人形

2007-08-08 | 趣味・遊び
星岡のお茶事料理は新鮮な驚きとお味を堪能する。

最初のお膳はいつもと様子が違った
お椀のご飯と汁物に向こう付け3椀が
縦に2椀だけ
そろりと開くと平皿に薬味、その下には汁に浸った素麺
海老・錦糸卵・胡瓜などが彩りを添える。
真夏の暑さに冷風が行き渡った。



丸ごとの冬瓜に鮑と人参が浮かび上がったりと
どれをとっても美味しく「これは鮎ね」など当てっこも楽しみのうち。
今までは正座が苦しくなりだらしなくなるのが
立礼で最後までゆったり戴ける。



懐石が終わり梶の葉の蓋を取ると創作お菓子
葛の中に星形のお豆腐
ここにも七夕の趣向

後入りの鐘を聞き席に入ると一転
華やかな花扇に変り涼しげな笹の葉のお軸
ほっそりした姿が涼しげ



手前座の簾の衝立には「松本の七夕人形」
以前年中行事の勉強会で話された事をすっかり忘れていたが
お正客はしっかり憶えていて会話が広がる

読み返してみると
「七夕」は盆の始まりでお墓掃除の日
「お中元は自分の罪を人に贈り物をしてあがなう」とあった。
以前お坊さんに聞いた話を思い出した
或る高僧(名前は失念)の母親が餓鬼道に落ちて
いくら祈願お参りしても救い出せない
更なる高僧に聞くと親を救いたければ「施しをしなさい」
貧しい人たちに施しをし母親を救った
これが「施餓鬼」らしい。

贈り物や善行は先様のためでなく自分のためだった。
(この所自分に良いことしていない)

茶道は仏教やその前の宗教や考え方に密接に繋がっている。

何処までも雑な私は
「次のお茶事の懐石は立礼で」無体なお願いした。
「お任せ下さい」気持ち良く受けて下さった先生とは大違い。

美味しいお料理とそれに勝るふくよかなお茶
また元気に頑張ろう!!

(暗くてカメラのピントが合わずにフラッシュをたいた写真で失礼)

七夕人形参考
松本の七夕人形
人形の緑屋
コメント
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