日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

雪の思いで

2005-03-04 | その他
 又雪が積もりました。
3時過ぎには薄日も出だして、どうやら天気予報より回復が早いみたいです。
外を見ると道路はベチャベチャの状態が終り、水ぬれ程度になっています。
さらさら雪なら散歩に行こうかと思っていましたが、とうとう出ずじまい。
夜は阿佐谷で会合、この調子ではバスも渋滞に巻き込まれることはないでしょう。

随分以前にお年寄りと雪の話になったことがあります。
「昭和40年始めに大雪になり、大変なことがありましたね」と私。
当時80歳は優に越えている彼は「何たって東京の大雪は226事件の日ですよ、吹溜りは120センチも積もったんだから」と。
思わず目が点になりました。
庶民の話があっという間に歴史の話になってしまっていました。

明治時代(大正かな?)にフランス留学までしたその人は、住宅の打合せをしていても、あいまい合間に「あちらのビルは隣のビルと外壁をくっつけて建てちゃうんだから建築費が安上がりなんだよ」なんて話しになってしまいます。
イギリス製(?)のモダンなツイードのジャケットの襟元がすり切れていても、おしゃれで知的な紳士然としていました。

私も昔の話をして、若者を呆気に取らせているのかもしれません。
この前の思い出は、もう10年前だったりするのですから・・
コメント
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