シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2013年7月7日夜 アヴィニョン3

2013-08-16 20:02:30 | 旅行
2人旅の記念すべき?初ディナーは高級ホテル、ラ・ミランドのダイニングで。アヴィニョンにあるたくさんの魅力的なレストランの中から、この店を予約したのは、味プラス優雅な雰囲気も楽しみたかったから。高級ホテルといってもこじんまりしたホテル(泊るのは高すぎて難しそう。。)ですが、ミシュランの1つ星をとったこともある実力店らしいです。ちょっと、おめかしして予約した19時に訪問。まず、レセプションにいたカジュアルなシャツ姿のフロントマンの素敵さにやられちゃいました。。知的な雰囲気で、スマートにレストランへ案内してくれます、、この旅一番のトキメキ(笑)。でも、残念ながらレストランの入口でフロアマネージャに交代してトキメキタイム終了、ただ、こちらの方も非常にフレンドリーな感じで、軽やかにテラス席を案内してくれました。ホテルはちょうど法王庁宮殿の裏側に位置しているので、宮殿が借景になります。その美しい壁と緑と白いパラソルがマッチしてすごくいい雰囲気。しかも案内してくれた席はちょっと高台になっていて見晴らしのいい良い席でした♪


まず、ソムリエさんが登場。「フェスティバルだから特別なシャンパンを用意してますがいかがでしょう」。旅行前、ラ・ミランドに行かれた人のブログにシャンパンは高いので注意とあったので我慢しようと思っていたのですが、旅の勢いで?頼んじゃいました。1998年のヴィンテージ物、さすがにコクのあるしっかりとした感じで、極上気分にしてくれました。(ちなみに、このあと頼むボトルとそう変わらないお値段でした。)ラベルを写し忘れたのが一生の不覚です。
お通し的な感じで、野菜スティックとアンチョビクリ―ム、そして、ラディッシュと自家製(ぽい)マヨネーズ添え。野菜の味がアンチョビクリームに負けないほど濃くて美味しい!これを食べながらメニューと格闘します。コースは2種類、5品(前菜2、メイン2、デザート)コースと、前菜とメインを選択する3品のプレフィックスコース。日本人なので!?3品コースにしておきます。店員さんがメニューについてはひとつひとつ丁寧に説明してくれます。判断するのは食材キーワードでだけですが^^;


続いてのアミューズはスイカの冷製スープ、まさにスイカでした(笑)。でも、おかわりしたいぐらいの美味しさで、シャンパンにもぴったりです。パンも◎!


次は前菜。こちらは私が頼んだアンティチョークのスープ、トリュフ添え。色とりどりな野菜で飾られたさくさくパイも浮かんでます。滅茶苦茶美味しい!!(ボキャブラリーが乏しいのが残念、だけど本当に美味しかったんです)


Mちゃんが頼んだのは、オマール海老づくし。奥の海苔巻のようなものは、まさしく「海苔」にまかれた海老のムース。フランスでは、海苔やゆず、わさびといった日本食材を使うのが流行ってるそうです。


さて、ワインを頼むため、ワインリストを恐る恐る見ます。高いワインばっかりかなと思っていたらそうでもなく逆にびっくり(勿論お高いものもありましたが)。せっかくだからプロヴァンスのものをと見ていたら、ソムリエさんが20ユーロぐらいのこちらワインを薦めてくれました。良心的です。とっても爽やかなビオワインで、夏の夕べにぴったりな味わいでした。


途中、厨房を見学させてくれました。おもてなし感抜群です。清潔なキッチンにたくさんのシェフがきびきび働いていました。


チーフシェフと記念撮影。


さて、メインは2人ともお魚をチョイス。泡々なソースのかかった白身のお魚ソテーです。お魚も勿論美味しかったのですが、意外にも?付け合わせの烏賊のリゾットが最高でした。


あたりはようやく薄暗くなってきました。ますますロマンチック。


欧米のレストランでは、前菜、メインと頼むとだいたい食べきれなくてごめんなさい!ってことが多いのですが、この店ではほどよい満腹感で完食。普段お酒を飲むとあまりデザートを食べない私ですが、もちろん今回はいただきます。私はアプリコットづくし。見かけも美しく、甘酸っぱいケーキやアイスクリームに大満足。


Mちゃんのデザートは大きなドーム状のチョコレート、こちらを割ると・・


ベリーが溢れこぼれます!可愛らしいサプライズ。お味も抜群(チョコっといただきました)。


最後はロマンチックなローソクの灯の中、コーヒーとプチフール。


席はいつの間にか満席。みんな上品に食事時間を楽しんでいます。実は、来店時に、演劇祭なので、21時に次の予約もあるの、ごめんなさい的なことを云われ、ちょっと心配もあったのですが、結果的にはこっちが逆に心配するぐらいゆったりペース(2時間半以上、、)で楽しむことができました。しかし、みんな本当に遅飯。。


レストランの室内もこんなに素敵です。ここで食べるのもいいなぁ。


写真を撮っていたらポーズしてくれた店員達。お調子者な男性の店員さんが強引にお気に入り(たぶん)女性の店員さんを誘い込んでくれました。なんか彼、明日あたり振られてそうだなぁ。。


ラ・ミランドは、お料理は勿論美しくて美味しい、雰囲気も良し、そしてなによりもスタッフのサービスが温かくて最高でした。次にアヴィニョンに来ることがあったら絶対にまた行きます!
腹ごなしにぷらぷら歩いていたらしっかり迷子に。でも町の雰囲気もよいし、素敵なレストランに突然出くわしたりと迷子もまた楽しい感じ、まだまだ奥深いアヴィニョンです。さて、どうにか法王庁宮殿広場まで無事到着。


法王庁宮殿はライトアップされていました。現場では荘厳な印象だったのですが、写真でみるとちょっと積木のおもっちゃっぽい!?


だいたい22時半ごろなのですが、カフェはまだまだ大繁盛。


昼食を食べたカフェ。席の配置は落ち着いたよう。。違いはわかりませんが^^;


ポスターもライトアップされているかのよう。奥の凝った飾りの施された美しい屋根は美術館のものです。


夜のアヴィニョン、どこを撮っても絵になります。


昼間とはまた違った魅力のメリーゴーランド。ノスタルジックなイルミネーションが素敵です。


それを見つめる素朴なワンコもなんか楽しそう。


この建物もいい雰囲気。


怪しいミッキーの友達、「プーさんもどき」もいました。手を差し伸べられる女の子も苦笑い。


市庁舎前で、ちょうどパフォーマンスをはじめる準備をしていた2人組がいたので、何気なく見始めると...


これが滅茶苦茶おもしろい!ダンスパフォーマンスのスゴサだけでなく、言語を超えて伝わるコミカルさ、音楽使いのうまさ、そして何よりも息のあった2人のパフォーマンスは上質なショーを見ているようでした!本当に感動ものでした。これを路上でみれるなんてアヴィニョン演劇祭スゴ過ぎです。最高のレストランとパフォーマンスで満足度120%の夜でした。


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2013年7月7日午後 アヴィニョン2

2013-08-15 12:57:21 | 旅行
灼熱のアヴィニョン記です。。


12時半に無事アヴィニョンの到着。早速Mちゃんをアヴィニョンを案内します。といっても法王庁宮殿までのまっすぐな道を歩いただけですが(笑) 宮殿のまわりは日曜日のせいか人がいっぱい。


まずは、見晴らしのいい法王庁宮殿の裏の公園へ。前回は観光トレインで行ったので楽ちんだったのですが、徒歩で登るにはなかなかきつい、汗が噴き出ます。ただ、頑張ると、こんな素晴らしい景色が待ってます。上から見るサン・ベネゼ橋、私「あそこ行く?」M「いい。。」暑さに負けた二人でした。


なんの花かよく分からなかったのですが、黄色い花が見事に咲いていました。


遠くの丘に見えるのがヴィルヌーヴ・レザヴィニョンの町並。ガイドさんお勧めの町だったので、是非行きたかったのですが、こちらも暑さ負けのため実現しませんでした(反省)。


こちらはアヴィニョンの美しい街並み。赤茶の屋根で統一されていて、如何にも古都な風情。


公園から法王庁宮殿へ。途中、上から水鉄砲を浴びせるお茶目な親子に遭遇、水をかけられると気持ちいいぐらいの暑さです。こちらは、公園からつながっていた宮殿のバルコニー。キリスト様や天使さん達もこの暑さ辛そうです。。


この前乗った観光トレイン。今日は2台もスタンバっています。相当暖まっていそう、、


法王庁宮殿前の落ち着いたカフェテラスで軽めのランチをすることにします(今日の夕飯は素敵ディナーなので♪)まずは、冷えたロゼ。このお店のものは、ちょっと重めのコクありロゼでかなりの美味しさでした。しかもなみなみ盛りが嬉しい♪


パラソルの合間から白く輝く宮殿が見えます。日向好きの欧米の方々もさすがにこの灼熱の太陽は避け、パラソルの下に落ち着かれてました。。


頼んだのはチーズサラダ的なものだったのですが、、今回の旅一番の「ダメ」でした。パンにのっているチーズがはちみつが滲みこんだヤギっぽいチーズ、甘じょっぱくて、それでいて独特な癖があってギブアップ。。葉っぱのみ完食。。


なぜかテーブルの配置を延々と議論し、少し動かしては「あーーだめだ!だめだ!」的に再度議論するオーナーらしき人々達。その不毛さがあまりにも不思議かつ面白く見入ってしまいました。。ただ、その脇では若い店員さんがひとり汗だくで働きまくっているのでした。頑張れ若者!


ランチ後は法王庁宮殿の内部見学です。入ったすぐが舞台になっています。演劇祭でここで演じられることが一番スゴイことなんだそうです。


美しい中庭。屋根の凸凹が絵本に登場するお城っぽい!


ちょっと構図を変えて。


この日本語説明の聞けるオーディオ機器、見かけはごっついのですが、なかなか優れものでした。まず画像付きなマルチメディア(死語!?)、しかもタッチパネル対応(確か)。場所に沿った解説が自動的に流れるだけでなく、表示される複数の画像(絵画とか)から聞きたい解説を選択できたり。ちなみにイスラエル製でした。


天井の高い大広間に2つの大きなオブジェが飾られていました。こちらは小っちゃな人がのぼってます。


こちらは見慣れた蜘蛛、、えっ!?何故六本木ヒルズが、、と思っちゃったのですが、実はルイーズ・ブルジョアさん作のブロンズ像Mamanというそうでニューヨークやオタワの美術館にもいろんなバージョンであるそうです。


最後にお土産屋さん。ここでのお目当てはシャトーヌフ・デュ・パフの赤ワイン!ユーロ高(130円ぐらい)でも日本で買うよりかなりお得な感じでGETできました。日本に帰って飲んだら、若干苦手めな南仏ワインの果実実ギュ~の鋭さがなく、とってもなめらかで美味しかったです♪


さて、町はますますにぎやか。演劇をPRする口裂け少女のパレード。


法王庁宮殿で上演できない劇団は、こういった町中のカフェの合間にあるような小さな入り口の劇場で上演しているようです。劇場の上にある看板にはタイムスケジュールがびっしりでした。


灼熱の太陽の下、2匹のワンコがすごく楽しそうに噴水の中でバシャバシャじゃれてました。ワンコも暑いよね。。


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2013年7月7日午前 リル・シェル・ラ・ソルグ

2013-08-13 12:48:19 | 旅行
2人旅のスタートは運河とアンティークの町、リル・シェル・ラ・ソルグから。特にこれから行く日曜日はアンティーク市が開かれる日!


ちょっと遡ってホテルの朝食から。素敵ラベルのフランス製のジャムが並んでます。


チーズもさすが種類が豊富。


一番嬉しかったのがフルーツの豊富さ!バナナやグレープフルーツといったスタンダートなものから、プレートピーチ(平たい形の桃!)やチェリーやプラム、小ぶりなプロヴァンス?リンゴとこの土地ならではの果実がずらり!


お皿やカップも黄色や橙、グリーンのプロヴァンスらしい明るいもの。トータルな満足度の高さに、ちょっとお値段は高めですが、ホテル滞在中はずっと朝食ブッフェで食べちゃいました。


さて、リル・シェル・ラ・ソルグまでは鉄道で向かいます。自販機で切符を買おうとしたのですが、なぜかカードを認識してくれない、、予備のカードだったのでICチップがないせいでした;;(詳細は1日目のエクス編を御参照ください。。)そのためMちゃんのカードで購入。2人だとリスク分散できてよいですねぇ(しみじみ)。
予定通り、9時1分の列車に乗って27分に到着。一見邸宅のような黄色い可愛らしい建物がリル・シェル・ラ・ソルグの駅舎です。


駅の近くから早速、アンティーク工房さん。こちらの置物のようなワンコは本物です。


リル・シェル・ラ・ソルグの象徴的な苔に覆われた緑の水車。運河にかかった小さな橋とともに絵になります。


マルシェを観る前にあまりにも魅力的なアンティーク屋さんというか雑貨屋さんに吸い込まれてしまいました。


店先には実物大の籐の自転車。乗ったら動きそう。


ガーデニングコーナーの鳥さん。鳥グッズ多くて萌えました。


照明好きとしては見逃せなかったシャンデリア。こんな照明の似合う部屋に住みたいなぁ。


お店の裏のベランダはこんな小川というか清流に面してました。その透明度にびっくり。水面を縁取る木々もきれで、どこか山奥の泉にきたよう。


さて、運河沿いに続くマルシェめぐり開始です。さすがにすごい人です。アンティーク市だけなのかなぁと思っていたのですが、他の村のマルシェと同じように、食料、雑貨、洋服ありとあらゆるものが売っています。


ひと際目を引くハイセンスな石鹸屋さん。いろいろ香りを試すだけでも楽しい!早速Mちゃん吟味に吟味を重ねお買い上げ。


お買い物のおまけにロバのミルクの石鹸をもらってました。


こちらがそのロバ石鹸。名物らしいです。優しい香りでした。


マルシェを抜けると、川の幅が広がります。透明度が高いのでそよぐ水草が美しく見えます。ちなみに涼しげに見えますが、結構暑くなってきてます。ぱしゃぱしゃしたい衝動がちらっと、、


そんな人の思いを知らず、気持ちそうに泳ぐ鴨さん。


川にはいろんな表情がありこちらには小さな滝。マルシェからちょっと離れたこの辺りは大きな公園もあり、とても静かで落ち着いた雰囲気。中心部も平日は、きっと静かな可愛らしい町なんでしょうね。


そして、このあたりは川というよりまるで池。対岸に延々と続くマルシェはお祭りのよう、、が、なぜかお目当てのアンティーク屋さんがだけが見つからない(汗)、暑い中探し回ります。そして、、


やっと見つかったアンティーク市。マルシェのはじっこのほうにありました。主役のはずなのに!?
さて、アンティーク屋さんは絵画や食器がかなり雑多に、本当にアンティーク?というものまで幅広く売っています(笑)。


この水色のお皿欲しかった。。かなり大きいので断念。


アンティーク市の置かれているもの、自由に手にとって吟味できるのですが、このような直射日光を浴びているものは、熱くて触れません(笑)


このフクロウ親子がのっている天文学(or占星術!?)の本に一目ぼれしてご購入。本当にアンティークかどうかは不明です。


ちなみに口紅と比べてみると、、こんなちっちゃいんです!


こちらにも水車がありました。


アンティーク工房兼ホテルらしき趣のある建物。こんなところに泊まってみたい。


一通りお買いものしたところで、運河沿いのカフェで休憩。


いつもは休憩もワインな私ですが、今回はあまりの暑さのせいか隣の人が飲んでいて美味しそうなペリエ&レモン絞りを頼んじゃいました。滅茶苦茶美味しかった!


リル・シェル・ソルグにはプロヴァンス生地の老舗が数件あります。こちらはそのうちの1軒、迷いにな迷いながらも辿りつきました(こういうときも2人だとあきらめずに探せてよいものです。。)布製品だけでなく、お花や野菜柄のカラフルな焼き物もあり、またまた、迷いに迷いながら何点か購入。


こちらが戦利品の数々(笑)やっぱり老舗というだけあって、お土産屋さんで買うものとは違ってしっかりとしたつくりでした。ちょうど12時過ぎの列車があったので(それを逃すと次は2時間後、、)慌てて駅に向かい、アヴィニョンに戻ります。
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2013年7月6日午後 マルセイユ

2013-08-11 12:19:53 | 旅行
アルルを堪能した後、暑い街歩きは避け、涼しい列車の旅を楽しみためにマルセイユに行くことにします。せっかくだから、地球の歩き方・鉄道の旅のフランス編に載っていた景勝路線であるコートブルー線に乗りたいと思い(遠回りなルートではあります)、駅の窓口の方に言ってみるものの上手く伝わらず、、とりあえずマルセイユに行ければと最短ルートで到着するチケットを購入します。暑い中、ホームで列車を待つのですが、一向に列車がきません、、特にアナウンスもなし。しかも太陽がどんどん真上にのぼり、ホームには日陰もなくなってきます。列車はいつ来るかわからないため、駅舎のほうに移動することもできず、、結局1時間遅れで列車が到着。ホッとして列車に乗ったところ、これまたすごい暑さ、混雑しているせいか、外気温のせいか、まったく冷房が効いてません。おまけに窓も開かない、、車掌さんにみんな次々に文句をいうものの、しょうがないさって返しだけ。灼熱のプロヴァンスでは列車の旅も侮れません。。1時間どうにか耐え?マルセイユ・サン・シャルル駅に16時過ぎに到着。外のほうが涼しかった。
マルセイユのお目当ては実はこの駅そのもの。高台にある駅前はテラスのようになっていて、町へ向かう大階段があります。私の旅史上?、最も美しい駅前の風景です。


マルセイユ・サン・シャルル駅舎も大きくて立派です。ちなみに内部も相当広いのですが、とにかく人がいっぱい。


さて、テラスからはマルセイユの町が見渡せます。さすがフランス第二の都市、建物が海までびっしりです。


向かいの丘にそびえているのはノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂。遠くからでもその美しさが伝わります。


ちょっと大階段を下ってみます。港に向かう大通りがまっすぐ伸びています。


この階段は歴史的建造物にも指定されている由緒あるものです。塔やライオンの彫刻が格調高い!横の椰子の木が南の港町であることを教えてくれます。


その中でも私が一番惹かれたのはこのミントグリーンの街燈。曲線が優雅でこの階段にぴったり。


本当はマルセイユは治安が悪いと聞いていて特に1人では来るのをためらっていたのですが、かなり昔この駅前をドラマのロケ地として使われかなり素敵だったので(トラマの中では更にロマンチックな夕闇時だったのですが)思い切って来ちゃったのでした。ということでマルセイユはこれにて終了!(街中の観光はこの次来る時の宿題です♪)。再度、駅のチケット売り場でコート・ブルー線にトライします。ガイドブックで確認して「ミラマスまでコートブルー線でいってそのあとアヴィニョンまで行きたい」と、お願いしてみると今回はすんなり了解。「ミラマスで乗り換えればいいんですよね」「そのまま乗って入れればアヴィニョンよ」知らなかったのですが、マルセイユからコートブルー線経由でアヴィニョン・サントル駅への直通が走っていたのでした。


早速、車窓には青い海が広がります。窓越しに撮るのであまりきれいには写っていないのですがマルセイユの町の大きさを実感できます。


険しい白い崖が続く中、いい感じにひなびた港が現れます。


また、青い海と白い崖が続き、、


次の町が現れます。ここは崖に沿ってオレンジの屋根の家が連なり可愛らしい港町でした。ちょっと降りてみたかった。


さて、地中海に別れを告げ、しばらく内陸部を走るとミラマスに到着します。時刻表にミラマス経由というルートが多かったので大きな駅かなと思っていたのですが、おもったより閑散としている感じです。
こちらが車内です。先ほどのアルル-マルセイユ間の列車と違い、新しく冷房の効きも良く快適でした。こうでなくちゃ。驚いたのが、隣のBOX席に座っていた小さな男の子がワンピースの67巻を熱心に読んでいたこと!前回のフランス旅行でワンピースのアニメが放送されているのは見ていたので人気はあることは知っていたのですが、小さな男の子がコミックスそのものを読むまでとは思ってませんでした。ルフィさすがです。


18時半にアヴィニョン・サントル駅に到着。このルートの列車だとマルセイユ-アヴィニョン間は2時間かかります。ちなみにマルセイユ-アヴィニョンTGV駅間は30分、このルートは電車好きの方のみにお薦めいたします(笑)


アヴィニョン・グランドホテルに戻ります。こちらがロビー。白いソファに赤いクッションやライトがアクセントになってよい雰囲気。


高い天井のシャンデリアと階段のカーヴがいい感じです。


中庭。ここでお茶でもしたいところですが、この暑さでは無理。19時もう過ぎているのですが(笑)


こちらがお部屋です。これで一人分のベッド、広々です♪


ソファールーム?もあります。プロヴァンス柄の椅子がお気に入り。


さて、今日はこれで終わりありません。いよいよMちゃんと合流するのです!22時43分にアヴィニョンTGV駅に到着するのでお迎えにいきます。ちょうど城壁を挟んでホテルの向かい駅ぐらいにあるTGV駅行きのバス停へ。22時も過ぎたというのに何故かなかなかの混雑ぶり、、12,3分でバスが停まり、運転手さんの着いたよ~的な声でみんな一斉に降ります。私も一緒に降りてあたりを見回すのですが高い建物ばかり。あれ駅は???。運転手さんがそんな私に気付いてくれて、駅はこの次だよってもう一度バスに乗せてくれました(笑)。城壁内に泊まれかった人がこの辺の大型ホテルに滞在していたようでした。
さて、無事、アビニョンTGV駅へ。周りは本当になんにもありません。


ガラス張りの駅舎の周りには広大な駐車場。プロヴァンスとは思えない近未来的な感じです。


Mちゃんの乗った列車は予定通りに到着。日本から12時間飛行機に乗ってきて、そのまま3時間TGVに乗るといった大仕事の疲れも全く感じさせない笑顔のMちゃんを発見。高めのテンションでお互いにこれまでの行程を語り合いながらホテルに向かい、部屋でロゼのシュワシュワの祝杯を上げるのでした。1人旅行程はこれにて終了、明日から楽しさ倍増2人旅です!!
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2013年7月6日午前 アルル2

2013-08-10 09:22:32 | 旅行
アルピーユ鉄道に乗れなかったショックを癒してくれたのはひまわり畑でした。。


遡ります。。アルピーユ鉄道からのとぼとぼ帰り道、さて今日はこの後どうしようと、と途方にくれます。いきあたりばったりに弱いなタイプなのです。。このときまだ10時半。アルルで行きたいレストランがあるのですが、まだ昼までたっぷり時間がある、、だいぶアルルの町歩き回っちゃったし、、思い切って、オランジュとかマルセイユとかに行っちゃうか、、と極めて低いテンションで考えながら、とりあえず駅に向かいます。 とはいえ、まだアルピーユ鉄道にも未練があったので駅にあるインフォメーションで聞いてみようと思ったのですが、こちらも閉まっていて更にがっくり。駅の時刻表を見ながらどこに行こうかとぼんやり考えていると、、ふと暇そうなタクシーというかタクシードライバーが目に留まります。売店の店員らしき女性とのおしゃべりに夢中の。
そのとき何故だか急に「そうだ、モンマジュール修道院に行こう!」とひらめいたのでした。モンマジュール修道院は丘の上にあり、アルピーユ鉄道からその美しい外観を見るだけの予定でした。だったらリベンジだ!?いっそそこに行っちゃおうっ。タクシーに近づいていくと、ドライバーが慌てて戻ってきます。あれ、なかなかのイケメンです。「モンマジュール修道院とできればひまわり畑にいきたい!」と伝えます。モンマジュール修道院はすぐ通じたのですが、ひまわり畑については「?」な反応。とりあえず、いくらぐらいと聞いたところ「わからないけど、30ユーロぐらいかなぁー。」かなり適当なイケメンドライバー。でもとりあえず、行くことに決めちゃいます。
しばらく走ると車窓から丘の上の修道院の美しい姿を見てきてます!思い切って良かったー♪とどうにかテンションも上がってきました。(ただその写真は撮れなかったのが残念。。)こちらは到着時の修道院です。


このロマネスク様式の修道院には現在は修道士はいません。そのせいか廃墟っぽい雰囲気があり、そのあたりにまた惹かれちゃいます。アルルからちょっと距離があるせいか、観光客もまばらです。


修道院ではなんとアート展が開催されていました。宙に浮く白い螺旋階段。なかなかよい雰囲気です。


こちらは顔のない羽のついたマネキンさんたち。こちらは古い修道院の雰囲気に合いすぎて怖い、、


更に怖いウェディングドレス。。怨念とかいろいろありそう、、


朽ちた感じがまさにツボな中庭。青空にも映え、静寂な景色にしばし心を奪われます。


そして美しい回廊。


回廊沿いの部屋のアート。石造りの壁にメタリックは意外にお似合い。


このあたりになるともう理解不能。所詮アート音痴な私なのです。


予想以上に満足度の高かった修道院を後にし、車でぐっすり寝ていたイケメンドライバーを起こします。


続いて、自信なさげでしたが、ひまわり畑に案内してくれました!


見渡す限りひまわり!これが見たかったんです。ひまわりはあっち向いてますが(笑)


車ではいれる道が途中までしかなく、ひまわり正面向きの写真ではちょっと広大感が伝わらないのが残念。でもアルピーユ鉄道に乗れなかったショックもだいぶ癒されました(後はいつの日か再訪したときへの宿題です)。ドライバーさんにはここでよかった?と更に確認され、自然とでた満面の笑顔ですごくよかった!というと安心したよう、適当なようで意外と気使いないいドライバーさんでした。そして、満足度の高いショートトリップを終え、アルル駅に戻るのでした。


再びアルルの中心部へ。素敵な絵が描かれた建物。朝は逆光だったので撮り直し。


なんとなくイタリアの下町っぽい。


何気ない写真ですが、私が一番アルルっぽく感じるお気に入りの写真。次回はアルルに宿泊したいなぁ。


朝は静かだった円形闘技場に沿った通り、お土産屋さんが並ぶ賑やかな通りとなっていました。



円形闘技場の前に観光トレインがスタンばっていました。乗ってみたいところですが、まずはランチです!



さて、ランチ目当てのお店はル・クリケ。クレアトラベラーでの写真がめちゃくちゃ美味しそうで行きたくなったお店。(地球の歩き方にも載ってます)可愛らしいこじんまりした外観。店内も可愛らしく居心地よさそうでしたが、すすめられたテラスに着席。メニューとクレアトラベラーの切り抜き写真を見比べて悩んでいると、フレンドリーな店員さんが「どうします?あっそれね!それはこれよ」って笑顔で教えてくれます。きっと私みたいな日本人女性多いんですね。


注文したのがこちら「ブリード」プロヴァンス風味付けの魚のスープと白ワイン。(あっ地球の歩き方まで写ってしまった)


魚介スープの中に白身のお魚や貝、じゃがいものはいったボリューム満点なスープです。白ワインとぴったりで美味しい!極楽。


店員さんがうちの子じゃないんだけどね、、って笑いながらいうのでふと後ろの席をみると、、


幸せそうに爆睡中。このあといちを席を斜めにされずり落とされるのですが(あっ優しくです)何事もなかったように向かいの席でまた爆睡。近所の通い猫のようで店員さんもあきらめの笑顔。


窓から見える店内。小物にもこだわっている感じ。このあといったトイレもなかなかでした。


爆睡していたニャンコもお客さんがいっぱいはいってくると自発的に席を立ちます。特にごはんをねだるわけでもなく上品な佇まい。本当にきれいな猫さんです。。ちょっとこの写真だとねだっているようにみえますが(笑)


スープを食べ終えた頃に店員さんがきて、「デザートは、、無理よね」とちょっといたずらっぽく笑われ、大きく頷づきお店を後にするのでした。おなかいっぱいでふらふら歩いているとお花が飾られた車が。これはもしやと思い、辺りを見渡すと、


まず、民族衣装を着た姉妹を発見。可愛い!小さな帽子も可愛いですが、プロヴァンス模様のスカートもキュート!


そして、円形闘技場の前で写真を撮る素敵な新郎新婦。お幸せに!
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