シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2018年6月13日 ファヴィニャーナ島

2018-08-30 23:48:55 | 旅行
トラパーニの最終日はファヴィニャーナ島へ。パレルモへ向かう夕方まで今日もしっかりトラパーニを満喫します!


とはいえまずは朝食、今まで撮ってなかった朝食会場?の様子です。特徴的なのはやっぱり甘めのパンが多いのと、、


たくさんのケーキ達!フルーツパイやチーズケーキ、パウンドケーキにクッキーと種類も豊富。なんでもイタリアの方は甘いものを朝食することが多いそう。


果物も充実。


カウンターを撮っていたらいつのまにかこんな写真に(笑)ノリの良さはさすがです。


こちらが私の朝食。このプチトマトにはまり毎日いただいてました。甘いものはパウンドケーキ、素朴な美味しさです。そしてアメリカンチェリーは甘味強め!プチガラスボウルのような入れ物、持って帰りたかったです(笑、、そんなことしてませんよ)


さてそろそろ出発。ホテル近くのカフェのワンコにご挨拶して、、


ファヴィニャーナ島行きの船の出る港へ行くために朝のトラパーニの町を歩きます。


こちらがファヴィニャーナ島へ行く船。ファヴィニャーナ島は海の透明度の高さで知られており、特に、カーラ・ロッサという場所ではボートが宙に浮いているように見える景色が有名、その美しさで以前、福山雅治さんのCMのロケ地になったそうです。またマグロ漁でも有名で美味しいレストランもあるとか。こちらも(が?)楽しみ♪


ファヴィニャーナ島へ行くチケット、9時40分出発です。


まだバカンスには早いはずのこの時期でも船は満席でした。30分位ほどで到着。


漁業が盛んな島ということで港には大小様々な船がいっぱい。


まずは賑やかな中心部へ。


ファヴィニャーナ島の初にゃん。


黄色の大きな教会。模様が印象的、とおもったら剝げてただけのようでした^^;


パステルカラーの家々が並ぶ可愛らしい町並みです。


剝げ具合も含めて素敵な雰囲気の白い建物、教会なのかな。


さて、船が宙に浮いているように見えるカーラ・ロッサに行くためにはここから距離があるので船か自転車で行くしかありません。美しい海はサンビート・ロ・カーポで堪能したのであきらめようかともおもったのですが、やっぱりせっかくなので見てみたい、、船ツアーないかなぁとおもったのですが見当たらず、レンタサイクルを利用することに。自転車乗るの久しぶり(笑)数あるレンタサイクル屋さんの中からビビットなオレンジ色の自転車が気に入ってこちらで借りることに。


この辺りはちょっと混んでますが少し行くと人通りも少なくなり颯爽と走ります。久々に風感じて自転車乗るのも気持ちいい!とおもったりもしたのですが、、とにかくカーラ・ロッサへの道がわからない。観光ポイントだから看板なんかあるんじゃないかと気楽に考えていたのですがまったくない。自転車屋さんにきいてもわからない。こんなときの地図アプリ、この旅で何度か使えないことはわかっていたんですが、、やっぱり全然だめ。次々と変ナビして辿り着ける気がまったくせず、、このまま迷い続けてるとランチする時間もなくなっちゃうかも、、景色<ランチということでわずか30分もしないうちに自転車を返却することにorz...レンタサイクル屋さんもなにごと!?ってびっくりされてしまいました^^;やっぱりちゃんと調べておかないとだめですね。Mちゃん無謀な思い付きに付き合わせちゃってごめんなさい。


気を取り直して散策タイム。この辺りはちょっとスノッブな感じ。


可愛いレストランもいっぱい。ランチをどこにするか迷うところ。


ランチまでまだちょっと時間があるのでお土産屋さんタイム。


と、とあるお店から出てきたのは看板猫!?


すりすりしに来てくれます。


ちょこんとした感じが可愛い♪


とどこからか視線が、、


もう一にゃん。


はよー戻ってこい的な視線に、、


行っちゃいました。


そろそろランチタイム、迷いに迷って決めたのはこの役場の建つ美しいエウローパ広場に面した、、


緑が基調のトラッテリア・エル・ペスカドール。


もちろんテラス席で。カーラ・ロッサに行けなかった悲しみもここで白ワインを飲んだらすっかり吹き飛びました(笑)


まずはマグロのマリネ。


ボケちゃってるんですがこんな中トロな感じ!マリネでももちろん美味しかったんですが、、日本人としてはそのままわさび醤油で食べたかった気も。。


大好きなフリット。基本はずれのないフリットですがここのは特に新鮮なイカエビをいいオリーブオイルで揚げた感満載でめっちゃ美味しかったです。


パンも美味しかった♪今日のディナーに備えて軽めにしたんですがほんと程よい量でした。


帰りの船までまだ時間があったので再び散策。メルヘンチックな建物と噴水のちょっと不思議な石像さんたち。


お庭にもなかなかインパクトのある置き石?も。


せっかくなので海を見に行くことに。向かう道にはカラフルな家々。


ビーチないかなぁと彷徨ってみたのですがこの辺は岩場ばかり。


でも、まさに「青」な色の海が広がり気持ち良し!


山の上にあるのは砦?もうちょっと予習が必要でした。。手前の正方形な大きな石も気になる。。


この辺りの海の色は本当に場所によって違っていて青のバリエーションを満喫できます。


ここは眩いばかりのアクアブルー


こちらは深いコバルトブルー


そして防波堤沿いを歩いてみると透明度の高さにも驚かされます。


振り返ると家々が広がってます。ファヴィニャーナ島は思った以上に大きな島。


水色の海とヨット越しに淡く色づいた家々。


さらにズーム。外観も窓もすべて気持ちいいぐらい四角い!


別角度。中央左寄りの大きな建物がさきほどのメルヘンチックな建物です。


さて、14時20分発のトラパーニ行きの船に乗り込みます。今度来るときは2泊以上はしたいなぁ、、そんな素敵な島でした。あっ地図は勿論調べて、自転車も練習しとこっと(笑)


コメント (2)
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2018年6月12日午後 マルサラ ~ドンナフガータ訪問

2018-08-26 19:36:59 | 旅行
いよいよ待望のドンナフガータのワイナリー訪問です。Mちゃんとよく行くイタリアンレストランでドンナフガータのインポータさんが開催してくれたワイン会で出会って以来、Mちゃんともども大好きなワイナリー、今回シチリア西部に来た最大の目的です。


マルサラ駅に15時17分到着。予約したワイナリーの訪問ツアーは17時半からだったのでもう1本後の列車でもよかったのですが、なにかあったときリカバリきかないし、ちょっとマルサラの町も散策してみたいと思って乗ったのですが、、想像以上に駅前にはなにもなし(笑)ヨーロッパは中心街と駅が離れいること多いんですよね。。とりあえずワイナリーの場所を確認することに。線路沿いをある行けばいいようにネットに書いてあったのですが、そもそも線路沿いに道がない。またまた地図アプリの出番!相変わらず道を次々飛び交っちゃうダメナビでしたが、どうにかワイナリーを発見。

   
ワイナリーのすぐ横にあるこの赤い縞々の棒は踏切。まさに線路沿いにありました。向かいにある白い建物はマルサラの地名のついたマルサラワインの代表する造り手、フローリオ社、時間があればこちらも訪問したかった。


建物はこの門の先にあるようです。道沿いにちょっぴり葡萄畑がありました。


まだワイナリーツアーが始まるまでだいぶ時間があります。ちょうどこの時間はシチリアでは一番日差しのきつい「ど暑い」時間帯!周りにはお店やカフェはなにもなし。ただ駅のまわりには何もなかったし、旧市街へ行くにはとにかく暑すぎ、、どうしようと途方にくれていたら、、ワイナリーの隣にあるのはスーパーじゃないですか!しかもトラパーニでパスタを買ったスーパー♪中にはいると涼しさに生き返ります。幸い喫茶コーナー的なところがありアイスティーを飲みながらのんびり時間を過ごすことに。ちなみに元気を取り戻して再度周辺をふらふらしてみたところ、海沿いにお洒落なカフェバー的なものがありました(笑)


どうにか?17時を過ぎたのでいよいよワイナリーへ。


真新しいパステルピンク調の建物が眩しい!南国のワイナリーといった雰囲気。


ところどころにワイナリーらしく葡萄棚!


まずはショップへ。18時閉店なので今のうちにお買い物。ずらりと並んだワインの中から敢えてシャルドネの「キアランダ」をチョイス!シチリアのシャルドネのしっかりした感じが大好きなんです。ちなみに日本に帰って飲んだところ、まさに黄金色で芳醇な香り、味わいはバニラ感もありながらほどよい酸味で後味もスッキリ、美味しかったです♪


ショップの奥のスペースは試飲コーナーとなってました。私たちもここで飲むのかな!?


そろそろ見学ツアーのスタート時間。ワイナリー見学にはいくつかのコースがあり、私たちが選んだのは夏の夕方限定の「Donna Fugatatime」、ワイナリーの見学に4種のワインの試飲+ローカルフードがついた90分24ユーロのコースです。(日本でWEBサイトで予約)
ツアーはファミリーで参加されている方々など総勢15人ぐらいで賑やかな感じ。2人だけでないのでとにかく気楽(笑)まずはこのオープン倉庫?のようなところでスタート、外はいつのまにか過ごしやすい気候になってます。


パネルを使ってドンナフガータの歴史や葡萄のことを分かりやすく説明。


ステンレスタンクエリア。とにかくどこも新しくピカピカした設備。


黄色と白のキュートなコンクリートタンク。


こちらがガイドのお姉さん。私たちにも気を配りながら易しい英語で説明してくれます。


ずらりと並ぶワイン樽が壮観。その先頭にはワインのエチケットの看板が建てられています。あの樽にはあのワインがはいっているのかと思うと感慨深いです。


そしてこのタペストリーが私がさきほど買ったシャルドネ「キアランダ」のエチケット!とにかくドンナフガータのワインはまずエチケットが可愛いんです。実はドンナフガータを好きになったきっかけは、、ジャケ落ち(笑)もちろんその後、味わいも大好きに!


こちらは大樽のある素敵なお部屋。こちらでも試飲、むしろパーティーができそうな広いスペース。


ドンナフガータのラインナップがずらり。やっぱりエチケット可愛い!ちなみに「ドンナフガータ」は「逃げてきた女」という意味でブルボン家のマリア・カロリーナ王妃が1800年代初めに逃避し、辿り着いたのがまさにこのワイナリーの葡萄畑という歴史に由来しています。そのためかちょっとエキゾチックな魅力のある女性のエチケットが多いです。


葡萄をかたどった鉄製の灯りとかディティールもこだわってます。


一番気に入ったのは黄色いワイングラス棚の上に半円状に配置されたタイル。


アンティークな感じのタイル、1枚1枚が素敵です。


いよいよお待ちかねの試飲タイム!ところがここで誤算発生、、大人数で気楽に飲むかとおもっていたのになぜか私たちだけ違うテーブル、しかも案内してくれたお姉さんがついてくれてマンツーマン指導、、緊張が走ります(笑)


なぜか逆さまにテーブルに置かれたポップなオブジェ。私たちの緊張が伝わってる!?


テーブルにはワインと各ワインに合わせたローカルフードが印刷された紙がセットされてます。わかりやすい♪そして、ローカルフードにアランチーノのいる!思わぬところで食べ物目標クリア。


飲みたいワインがあったら言ってね!という言葉に何故か緊張が増幅。でもゆっくりフレンドリーに話してくれるのでだんだんリラックス。
初めに肉厚なオリーブに合わせたのはプリオ。シチリアの代表的な品種であるカタラットを使った夏にぴったりなミネラル感とほのかなお花のような香り。そしてフォカッチャのハムサンド(たしか)には、女性の腕が枝になっていくという独特なエチケットのヴィニャ・ディ・ガブリ、アンソニカ。これは偶然にも初日のディナーで飲んだもの、ついそのことを言ってしまうと「他のにしましょっか」と云われたのですが独特な風味とせっかくマリアージュしてくれたローカルフードを合わせたくてこのままでとお願いしました。味の感想を伝えるとなぜそういう風味になるか教えてくれてすごく面白い。


アランチーノに合わせるのはミッレ・エ・ウナ・ノッテ。シチリアを代表する赤ワイン用の葡萄、ネロ・ダヴォラと他の品種の葡萄をブレンドしたもの。油で上げたアランチーノを柔らかなタンニンで包んでくれるようでこれまたあいます。そしてメニューにはなかったのですがネロ・ダヴォラとカベルネなどをブレンドしたタンクレディも飲ませてもらいました。より果実っぽく鋭い感じのテイスト。いろいろ勧めてくれるので勧めてくれるままに飲んじゃいます。至福。


ブレンドものが続いたのでネロ・ダヴォラだけのワインは作ってないのですか?と聞いたら、こちらのシェラザーデをわざわざ開けてくれました。ネロ・ダヴォラといえば私には果実味の濃いがっしりとした印象なのですが、こちらはびっくりするほどエレガント!おもわずそのことをまんま言ってしまったら「でしょー」的なお姉さんが可愛かったです。
#写真が横になっててすみません、首傾けてください。。


最後にデザートに合わせたベン・リエ。ジビッポというマスカット品種でできたい濃い黄金のスイートワイン。アプリコット系のフレッシュさで夏のアペリティーヴォの締めにぴったりでした。


本当に楽しくってためになる90分でした。案内してくれた(いっぱい飲ませてくれた)お姉さんに大感謝です。もっとワイン勉強したいなぁ。
この後、インポータさんが私たちが見学しにいくのでよろしくと云ってくれたおかげで駅まで車で送ってもらえて助かりました。。本当は徒歩15分ぐらいなので酔い覚ましで歩いてもよかったんですが、ドンナフガータの方が絶対に送ってく!という気合いのはいった対応だったので甘えちゃいました(笑)。本当にお世話になりました


ほろ酔い気分のマルサラ駅。19時をとっくに過ぎてますが昼間のような明るさです。


ホテルに戻ってからは本日も夕焼け鑑賞。明日の夕方にはもうパレルモに出発するのでこれがトラパーニ最後の夕焼け。今日は風も穏やかなのでスプマンテとテラス席で待機。あれだけ飲みましたが、、スプマンテは別腹なんです。


今日は雲も少なめでいい感じの空模様。


やっぱりスプマンテと夕陽のツーショットは撮っとかなきゃ。


いい感じで沈んでいきます。


夕焼けだけを見ているというこの非日常感がたまりません。。


鳥さんもいっぱい。


もう一枚、鳥さんと夕焼け。


リニーの塔にもすっかり愛着が。


まさに沈んでいきます。この辺りになると沈む速度が加速するんですよね。。


・・・


完全に沈んじゃいました。いい時間だったな。


振り返るとエリチェが厚い雲にすっぽり包まれていました。


塩田、ビーチドライブ、山の上の村、ワイナリー、そしてもちろん美味しいものと密度濃くトラパーニを堪能しているところですが、明日は更に島へ行っちゃいます!

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2018年6月12日午後 トラパーニ ~ランチとトラパーニ駅

2018-08-25 09:46:44 | 旅行
この公園のような場所、実は駅の中なんです!


さてちょっと遡ります。。
エリチェのロープウェイを使って降りてくるとラッキーなことにタクシーが1台いる!慌てて乗せてもらいます(笑)そしてそのまま行きたかった陶器屋さん、Palomarへ。


ここもREIさんの番組で紹介していたお店で絶対行きたかったところ。色鮮やかなおの絵柄のお皿がいっぱい。幸運アイテム、松の実もあります。


家に連れ帰ってきた一目ぼれしたタツノオトシゴ。夏にぴったりなこの子をドアに飾ってます!多色使いなんですが柔らかい色合いがお気に入り。


ランチはカンティーナシチリアーナで。こちらもREIさんの番組で紹介したところ。ほぼ番組のすべてを辿ってます(笑)ときどき微妙に間違えますが^^;
番組で見たときはガヤガヤした食堂風な感じでしたがまだ時間が早かったせいか私たちだけで静か。白い壁にこげ茶のインテリアがシックな居心地のよい空間!


特にこの青いタイルが素敵。あと壁に掛けられた陶器のお魚たちも!そしてお店の人が私たちをみて奥の人へ声をかけます。するとなんと若い日本人女性が登場、こちらで働いてらっしゃるのです!イタリア語を勉強するため他の都市に来ていたのそうなのですがあえて日本人の少ないトラパ―にきたのだとか。この店はFBでみて気に入ってFB経由で働きたいとお願いして雇ってもらったそうです。凄い!若いっていいなぁ。お仕事大変そうですが頑張ってくださいね。


いろいろお薦めとボリューム(ここ大事)を聞きながらメニューを選びます。まずは大好物のタコとジャカイモ。ニンニクが効いて白ワインにぴったり!


赤海老のマリネ。ほどよい生感でペロリ。


さてお目当てのクスクス!アフリカにもっとも近い町と云われるトラパーニ、このアフリカ料理が町の名物料理になっています。たっぷりなクスクスにこれまたたっぷりなお魚。


ここに魚介のエキスが濃縮されたスープを、、


豪快にかけていただきます。実はクスクスってあまり積極的にたべるパスタではなかったのですが、ここのはさすがに美味しかったです。でもクスクスもいいですがご飯にかけてみたい衝動にかられます(リゾット派)


満腹になったあと是非、隣のバールも見ていってください!というありがたい申し出をいただいたので見学します。ワインがずらりと並んでこれまた良い雰囲気。ここで夜飲んだら楽しそう。


なんとも個性的な陶器達も飾られています。


年季のはいった操り人形さん達、、若干怖い。このあと陽気なオーナーが登場して一緒に記念撮影してくれました♪


ランチの後はいよいよドンナフガータのワイナリーを訪問するためトラパーニ駅へ。なかなか立派な駅舎です。


窓口でチケットを買ってホームへ向かいます。トラパーニとワイナリーのあるマルサラは鉄道で30分ぐらいですが、1~2時間に1本と本数は少なめ、乗り過ごしたら大変です。
ホームへ続く趣のある道の横には、、


ちょっとした公園のようなスペースがありました。見事に咲き誇るブーゲンビリア。


さていよいよ列車に乗ってマルサラへ向かいます。


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2018年6月12日午前 エリチェ

2018-08-19 10:58:39 | 旅行
天空の村、エリチェは中世の面影を残す城壁都市でした。


2日目の朝食、早くもシチリア色のなくなりました^^;今日は風が強いせいかガラス戸も閉められていて地平線上に雲が多め。とはいえ太陽は燦燦、サンルームで気持ち良い朝食タイムです。


今日は幾度も眺めていた山の上にある村、エリチェを訪問します。エリチェまでは行くのは23番のバスと調べてはいたのですが、、結構時間がかかってしまうためタクシー&ロープウェイで行くことにします。フロントでタクシーを呼んでもらい、待っている間しばし写真タイム。ここはフロントの横のくつろぎスペース、オリーブの木がいい感じ。


ナチュラルな木の壁と白いクッションやグッズが置かれた明るい気持ちの良い空間。


やっぱりジャスミンは欠かせない。


くつろぎスペースを外から。白い壁に銅板調の看板とちょこっと煉瓦、ドアに写る海まで計算されたようなセンスの良さ。


頭の上は青空なんですが、地平線沿いの雲が更に厚くなっている感じ。


リニーの塔を山の上から眺めたいと思っているのですが。。


さてタクシーに乗ってロープウェイ乗り場へ。10分ぐらい10ユーロ位だった記憶(曖昧)。とってもフレンドリーな運転手さんで降りるときには名刺をもらいました。あれ、帰りはタクシーを電話で呼ばなければいけないのかな(;´Д`)とりあえずあまり考えないようにしてロープウェイに乗り込みます。ネットでスリル満点の乗り心地。。とさんざんに書かれているロープウェイでしたが見かけは普通。ただ窓ガラスは、、こんな感じ。


ロープウェイはぐんぐん進みます。思った以上に大きいトラパーニの町!視界が不良なのは窓ガラスの汚れのせい、、と思いたい。


スリルを感じることなく無事頂上に到着。


まずはエリチェの案内板。三角形の小さな村ですが見どころが多そう。


歩き出してすぐ目に留まった素敵な模様の十字架。そのままペンダントにしたい。


その十字架が見下ろしている先は、、やはり視界不良。窓ガラスの汚れのせいではなかったorz...


気を取り直してトラパーニの門をくぐって散策をはじめます。


門のすぐ近くにあるのがマトリーチェ教会。1314年に建てられたゴシック様式の重厚な建物です。逆光だったのが残念。


隣にそびえるのが教会より先の1312年に建てられた鐘楼、見張り台として作られたそうです。こんな丘の上でも見張り台を作るくらいの戦いがあったのでしょうか。。


こちらが全景、圧倒される大きさでした。


エリチェのメインストリート。観光で有名な村でもあるのでとても綺麗。お土産屋さんも勿論充実。でもこれ以上重い陶器を買ったら大変!見ない見ない(笑)


美味しそうなアランチーニののぼり。まだ今回食べてない、どこかで食べなければ。いろいろバリエーションのありそう。


石畳の道が続きます。街燈もクラシックで絵になります。


ピンクの壁に優しい茶色の石で縁取りしている可愛らしい家。


ベランダの濃いピンクと紫の小花が似合ってます。


鉄製の洒落た郵便入れ。


こちらの錆びを効かせたレストランの鉄製の看板も素敵。


建物と建物を繋ぐアーチ状の廊下に白いマリア様。村をそっと見守っているよう。


平日の午前中のせいか人通りもまばらで、まさに中世にタイムスリップしたような感覚に。


メイン通りを外れた石畳の小道にも静かな石造りの家々が続きます。


この十字架も可愛い。


本当に中世の世界なのですが、時折ふと目に入ってくるのが村はずれにあるこの高いアンテナ(笑)まぁ山の上だから恰好のアンテナ設置場所なのはしょうがないですよね^^;同じ通信業者としては理解せざるおえない。


視線を落とすと、蛍光色のような青紫の花。石畳の景色のなかで際立っていました。


もちろんこの村にもFIGAROカットはいっぱい。


ぶらぶらと散策してきましたが、そろそろエリチェ一番の観光ポイント、ノルマン王宮に行くことに。ところが現在地がわからず、地図も役に立たず。。こんなときのための地図アプリ!今回はWi-Fiルータもレンタルしてきてるのででがんがん使わなきゃです(笑)と、ところが。。日本で使うときはきちんと道に沿ってナビしてくれるんですが、ここで使うとそもそも道じゃないとこ歩いているし、急に飛ぶし?まったくナビにならず、、とりあえず進む方向感だけはわかったので歩きすすみます。
ワンコ、教えて、、日本語ワカリマセンかな。


途中、くすんだピンクが歴史を感じさせる建物。


この角度からだと鐘楼のシルエットが素敵。


さて再び迷子に、、小さな村のはずなんだけどおかしい^^;。歩いている先に景色のよさそうなポイントがあったのでとりあえず行ってみるとこの絶景!


絶景に喜んでふと横を見るとノルマン王宮発見(笑)そんなものですね。


この崖下のものすごい場所にあるのはペポリの塔、19世紀後半、ペポリ伯爵が瞑想の場として建てたものだそうです。私だったら瞑想する前に倒れそう、もしくは辿り着けない。


ノルマン王宮の手前には緑豊かなバーリオ公園。塔の上部の凸凹が可愛い。


ここからも絶景です。


ここでなんとあれだけ雲に隠れていたトラパーニの街が姿を見せてくれました。


なんとリニーの塔が見える!右端に突き出したところです。ちっちゃな奇跡が嬉しい!


一昨日行った塩田あたり(多分)


こちらのほうが塩田がわかりやすいかな。


王宮に向かうとき写した1枚なんですが、どこだったかよく記憶がない。やっぱりブログは早く書かなきゃ。


いよいよ王宮へ。


入場券を買って入口へ。はいってすぐ高い塔を見上げるといきなりこんなシュールな人形が、、怖いぞ、、


海に面した朽ちた城壁は絶景ポイント。


綺麗だなあとぼんやり見ていると背後にいた外国のご夫婦が「サンビート・ロ・カーポだね」と言うのを聞いて俄然真剣モードに。そういえばあの奥の岩山は見覚えが。訪れた場所を違う角度、しかも上から見るのってなんともいえない感動が。美しい白い砂浜思い出します。


岩にへばりつくように教会などの建物が建ってました。


先ほどのバーリオ公園とペポリの塔。


王宮と素晴らしい景色堪能しました。。


野に咲く可憐な紫の花。


モンシロチョウを久しぶりに見た!


帰りはもう迷子にならないように大きな道を(笑)


名前を忘れてしまった名所ですが、静かな心惹かれる場所でした。


入口の花柄のタイルが可愛い。


最後にフィガロカットをもう一枚。エリチェを後にします。

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2018年6月11日 トラパーニ夜

2018-08-01 20:21:59 | 旅行
トラパーニのサンセット、カモメさんと共に。


ホテルへ戻って一息ついた後は夕焼けを見るためテラスバーへ。混んでいるかなと思ったのに誰もいませんでした(笑)とりあえずホテルからのウェルカムドリンク、スプマンテを注文。きりっと冷えて美味しい♪


空はちょっと霞んでいて綺麗な夕焼けは無理そうな雰囲気。


そこにカモメさんが登場。


夕焼けをあきらめないでって健気な瞳でみつめてきます(妄想)


さぁ、一緒に見ようよ(妄想)


うーん、、見えるんだけど、、なんか日食みるときのフィルター超しな感じ^^;


と、、もう一羽のカモメが登場、するとあっという間に2人(羽)の世界になってました。おいおい。


日の入りの瞬間はくっきり。それなりに素敵なサンセットでした(笑)


たっぷりランチだったんですがそこはそこ、小腹が空いたので町へ繰り出します。前の広場はロマンチック風なライトアップ(笑)


月曜日のせいか昨晩より人が少ない感じ。


軽めに食べようとエノテカ、Versi di Rossoへ。


ワインがずらりと並ぶ、赤と黒を基調としたスタイリッシュな店内。


でもやはりここは通り沿いのテラスで。


シチリアの白ワイン(カタラットだったかな)とガスパッチョに浮かぶモツァレラ。


奥は白身のお魚とマグロ、サーモンのお洒落カルパッチョ。パンが香ばしくて滅茶苦茶おいしかった!あまりの美味しさに赤ワインのネオダヴォラをおかわり♪


帰る頃に賑やかになるヴィットリオ・エマニュエーレ通り!みんな宵っ張り(笑)


昨日は気付かなかったカヴァレッタ宮殿の後ろに、、


こんな素敵な壁時計がありました。照明セット?ごと部屋にそのまま飾りたい。


道にはやっぱりジャスミン。ほのかに香ってます。


充実して幸せいっぱいのトラパーニ2日目が終わっちゃいました。


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