まんまるの白い月を見ながら、荒波を超えて帰ってくるフェアリーペンギン達をじっと待ちます。

さて、ちょっと遡って、、ペンギン・パレードの会場に到着すると、駐車場はすでに観光バスや車でいっぱい。人気の高さに、こちらの気持ちも自然と高まります。
エントランスには、昨晩何羽のペンギンが戻ってきたのか、その上陸時刻とともに掲示されていて、これから始まる“帰宅ラッシュ”への期待が膨らみます。

ビジターセンターではまず可愛い衣装を纏ったペンギン達が迎えてくれます。

コンクリートと木材を組み合わせた内装は、スタイリッシュでありながらどこか温もりも感じられる雰囲気。そこにお土産物屋さん、レストラン、トイレなどが揃っていて観覧前後に立ち寄れるようになっています。
ガイドさんからは、「ペンギン・パレードを見たあと、このレストランで各自夕食をとってからメルボルンへ戻ります」と、集合場所と時間についての案内が。英語のツアーだと、「何時って言ってたっけ…?」「置いて行かれないかな?」とちょっとドキドキする場面もありますが、日本語ガイドさんだとやっぱり安心感があります。

ビジターセンターを出ると、海辺の観覧席までは「ボードウォーク」と呼ばれる通路を歩いて向かいます。

これが思ったよりも距離があって、ちょっとしたお散歩気分(笑)。海風が冷たいので、冬場はしっかり防寒しておくのがおすすめ。ちなみに私はセーターとダウン、暖パンと完全装備です。
観覧席には「一般席」と「ペンギン・プラス席」の2種類があり、私はもちろん!?よりペンギンに近い場所で見られるという「ペンギン・プラス」を選びました。途中で通路が分かれていて、遠くに伸びているルートが一般席へと続く道。

ペンギン・プラスの観覧席に到着すると、すでにかなりの席が埋まっていて、ちょっと出遅れたかも…という雰囲気。
でもガイドさんからは、「波打ち際から登場するペンギンたちをしっかり見たいなら、むしろ上段の席の方が全体を見渡せておすすめ」さらに、「ペンギンたちは上陸したあと、さっき歩いてきたウッドデッキ沿いを巣に向かって歩いていくので、その様子を上から眺めるのも見どころですよ」と教えてもらっていたので、迷わず一番上の見晴らしの良さそうな席へ(実際は、その一番上の席のどこにするか相当迷ったんですが^^;)
すでに空いている席はわずかで、Mちゃんとは少し離れてしまいそうだったのですが、近くにいた親切な方が席を替わってくださって、無事に隣同士で座ることができました。ありがとう、ナイスガイ!(早乙女恵さん風)

ここに向かうまでにまた雨に降られたりしていたのですが、月が見えてきました!

ちなみにかなり離れた場所の席が一般席です。ペンギンさんがどこから上陸するのかはわからないけれどちょっと距離がありそう。。

お得意の?ズームで。一般席もなかなかの混雑!

暗くなるまでにはもう少し時間がありそうなので、荒々しい海岸線を眺めながら過ごします。

こんな厳しい自然環境の中でも、フェアリーペンギンたちは毎日、夜明けとともに巣を出て、海へと餌を探しに出かけるのだそう。1日に15〜20km、時には50km以上も泳いで、小魚やイカ、オキアミなどを追い求めているとか。たった30cmほどの小さな体に、どれだけのエネルギーが詰まっているんだろう。

その厳しい環境を生きる強さを思うと、「暑いから出勤したくない、在宅一択」なんて言っていた自分をちょっと反省します。。

そんなことを考えながらペンギン達の上陸を待っていると空はようやく夕闇に包まれはじめ、あたりはうっすらと蒼く沈んでいきます。

“マジックアワー”というにはちょっと地味かもですが、海から空にかけてのグラデーションはなんとも美しい空間。「そろそろかな?」と気持ちはソワソワ。

月を見上げながら、「今日はけっこう雨に降られたけど、車の中だったし、なにより肝心なときに晴れてよかったよね〜」なんてMちゃんと語り合っていた、そのとき。
なんと突然、空に雲がわっと広がり……あっという間に雨。いや、雨というか、ほぼ土砂降り。
その間わずか2〜3分。まさに“奇跡のスコール”。笑うしかありません。
慌ててダウンの上からレインコートを装着。ほんと、このツアーに参加するならレインコートはマストアイテムです(冗談抜きで)。それから、私はアイスショー観戦用の薄いクッションも持参していたのですが、これが予想以上に大活躍。冷たいベンチから身を守ってくれるお薦めアイテムです。

雨は5分ほどで止み、辺りはすっかり夜のとばりに包まれていました。
そしてそのとき――まさに真正面の海面に、何かがうごめく気配。目を凝らすと、フェアリーペンギンの小さな群れが、波間から次々と姿を現したのです。

数十匹のペンギンたちが、よちよちと小走りで岩場を駆け抜けていく姿は、

もう、たまらなく可愛い!うまく撮れた写真が少ないのが悔やまれますが、ピンボケ写真で少しでも雰囲気を感じていただけたら^^;

ペンギンたちは「ラフティング」と呼ばれる小さなグループで行動していて、こうして集団で帰巣することで、外敵から身を守っているのだそう。

特に、海からふいに現れるあの瞬間の神秘さといったら。写真には収めきれなかったけれど、そのぶんしっかりと目と心に焼きつけました。

5〜6グループの“ラフト”を見送ったあと、ボードウォークへと移動。ペンギンたちはその下にある巣に向かって、健気に走り続けます。

ボードウォークにはほんのりと灯りが灯っていて、

白くつるんとしたお腹やちょこちょこ動く姿がよく見えて、もうずっと見ていたい感じ。

途中で立ち止まってしまう子、

ひとり違う方向に行っちゃうマイペースな子、

ちょっとだけ目の前でポーズを決めてくれるサービス精神旺盛な子まで。

ふっくらとしたお腹に、黄色く引き締まった小さな嘴――どの子も本当に愛らしくて、見れば見るほど愛着が湧いてきちゃいます。

名残惜しい後姿。

待っていた時間よりも、ペンギンと過ごせる時間はずっと短いけれど、それでも忘れられない、感動に満ちたひとときでした。

ビジターセンターに戻るとき、なにか視線を感じます。ゴミ箱から顔を出すポッサム!暖かいものね。

ビジターセンターでまずトイレ、アイスショー並みの行列でした(知ってる人にしか伝わらない^^;)夕飯はチキン・シュニッツェルとシーザーサラダ。チキン・シュニッツェルは昨日のランチからはまってます(笑) ペンギンの絵葉書を買って帰途につきます。

帰りは爆睡してしまい、あっという間にメルボルンに戻ってきました。
ホテルに戻って一息、夜景をみていると

向かいのカジノに火柱が!なかなか最近みないバブリーな演出^^; ブラボーです。

改めてペンギンの姿を思い返します。健気ながら厳しい環境を生き抜くあの強さ、見習わなきゃです。
このペンギンツアーはメルボルンに行ったらぜひぜひ体験してください!尚、ちょっと高くなりますが「ペンギンプラス席」(絶対的に近い!)あと、「レインコート」(油断大敵)は必須です!あとあと写真NGと聞いていましたが、フラッシュさえたかなければ大丈夫でした(フラッシュが光ると係員さんが飛んできます!)とにかく今回参加したツアーは本当に満足度高かったです。

4泊6日の旅なのでもう半分終わってしまいました。。明日はワイナリーツアー、まだまだ楽しみます!


さて、ちょっと遡って、、ペンギン・パレードの会場に到着すると、駐車場はすでに観光バスや車でいっぱい。人気の高さに、こちらの気持ちも自然と高まります。
エントランスには、昨晩何羽のペンギンが戻ってきたのか、その上陸時刻とともに掲示されていて、これから始まる“帰宅ラッシュ”への期待が膨らみます。

ビジターセンターではまず可愛い衣装を纏ったペンギン達が迎えてくれます。

コンクリートと木材を組み合わせた内装は、スタイリッシュでありながらどこか温もりも感じられる雰囲気。そこにお土産物屋さん、レストラン、トイレなどが揃っていて観覧前後に立ち寄れるようになっています。
ガイドさんからは、「ペンギン・パレードを見たあと、このレストランで各自夕食をとってからメルボルンへ戻ります」と、集合場所と時間についての案内が。英語のツアーだと、「何時って言ってたっけ…?」「置いて行かれないかな?」とちょっとドキドキする場面もありますが、日本語ガイドさんだとやっぱり安心感があります。

ビジターセンターを出ると、海辺の観覧席までは「ボードウォーク」と呼ばれる通路を歩いて向かいます。

これが思ったよりも距離があって、ちょっとしたお散歩気分(笑)。海風が冷たいので、冬場はしっかり防寒しておくのがおすすめ。ちなみに私はセーターとダウン、暖パンと完全装備です。
観覧席には「一般席」と「ペンギン・プラス席」の2種類があり、私はもちろん!?よりペンギンに近い場所で見られるという「ペンギン・プラス」を選びました。途中で通路が分かれていて、遠くに伸びているルートが一般席へと続く道。

ペンギン・プラスの観覧席に到着すると、すでにかなりの席が埋まっていて、ちょっと出遅れたかも…という雰囲気。
でもガイドさんからは、「波打ち際から登場するペンギンたちをしっかり見たいなら、むしろ上段の席の方が全体を見渡せておすすめ」さらに、「ペンギンたちは上陸したあと、さっき歩いてきたウッドデッキ沿いを巣に向かって歩いていくので、その様子を上から眺めるのも見どころですよ」と教えてもらっていたので、迷わず一番上の見晴らしの良さそうな席へ(実際は、その一番上の席のどこにするか相当迷ったんですが^^;)
すでに空いている席はわずかで、Mちゃんとは少し離れてしまいそうだったのですが、近くにいた親切な方が席を替わってくださって、無事に隣同士で座ることができました。ありがとう、ナイスガイ!(早乙女恵さん風)

ここに向かうまでにまた雨に降られたりしていたのですが、月が見えてきました!

ちなみにかなり離れた場所の席が一般席です。ペンギンさんがどこから上陸するのかはわからないけれどちょっと距離がありそう。。

お得意の?ズームで。一般席もなかなかの混雑!

暗くなるまでにはもう少し時間がありそうなので、荒々しい海岸線を眺めながら過ごします。

こんな厳しい自然環境の中でも、フェアリーペンギンたちは毎日、夜明けとともに巣を出て、海へと餌を探しに出かけるのだそう。1日に15〜20km、時には50km以上も泳いで、小魚やイカ、オキアミなどを追い求めているとか。たった30cmほどの小さな体に、どれだけのエネルギーが詰まっているんだろう。

その厳しい環境を生きる強さを思うと、「暑いから出勤したくない、在宅一択」なんて言っていた自分をちょっと反省します。。

そんなことを考えながらペンギン達の上陸を待っていると空はようやく夕闇に包まれはじめ、あたりはうっすらと蒼く沈んでいきます。

“マジックアワー”というにはちょっと地味かもですが、海から空にかけてのグラデーションはなんとも美しい空間。「そろそろかな?」と気持ちはソワソワ。

月を見上げながら、「今日はけっこう雨に降られたけど、車の中だったし、なにより肝心なときに晴れてよかったよね〜」なんてMちゃんと語り合っていた、そのとき。
なんと突然、空に雲がわっと広がり……あっという間に雨。いや、雨というか、ほぼ土砂降り。
その間わずか2〜3分。まさに“奇跡のスコール”。笑うしかありません。
慌ててダウンの上からレインコートを装着。ほんと、このツアーに参加するならレインコートはマストアイテムです(冗談抜きで)。それから、私はアイスショー観戦用の薄いクッションも持参していたのですが、これが予想以上に大活躍。冷たいベンチから身を守ってくれるお薦めアイテムです。

雨は5分ほどで止み、辺りはすっかり夜のとばりに包まれていました。
そしてそのとき――まさに真正面の海面に、何かがうごめく気配。目を凝らすと、フェアリーペンギンの小さな群れが、波間から次々と姿を現したのです。

数十匹のペンギンたちが、よちよちと小走りで岩場を駆け抜けていく姿は、

もう、たまらなく可愛い!うまく撮れた写真が少ないのが悔やまれますが、ピンボケ写真で少しでも雰囲気を感じていただけたら^^;

ペンギンたちは「ラフティング」と呼ばれる小さなグループで行動していて、こうして集団で帰巣することで、外敵から身を守っているのだそう。

特に、海からふいに現れるあの瞬間の神秘さといったら。写真には収めきれなかったけれど、そのぶんしっかりと目と心に焼きつけました。

5〜6グループの“ラフト”を見送ったあと、ボードウォークへと移動。ペンギンたちはその下にある巣に向かって、健気に走り続けます。

ボードウォークにはほんのりと灯りが灯っていて、

白くつるんとしたお腹やちょこちょこ動く姿がよく見えて、もうずっと見ていたい感じ。

途中で立ち止まってしまう子、

ひとり違う方向に行っちゃうマイペースな子、

ちょっとだけ目の前でポーズを決めてくれるサービス精神旺盛な子まで。

ふっくらとしたお腹に、黄色く引き締まった小さな嘴――どの子も本当に愛らしくて、見れば見るほど愛着が湧いてきちゃいます。

名残惜しい後姿。

待っていた時間よりも、ペンギンと過ごせる時間はずっと短いけれど、それでも忘れられない、感動に満ちたひとときでした。

ビジターセンターに戻るとき、なにか視線を感じます。ゴミ箱から顔を出すポッサム!暖かいものね。

ビジターセンターでまずトイレ、アイスショー並みの行列でした(知ってる人にしか伝わらない^^;)夕飯はチキン・シュニッツェルとシーザーサラダ。チキン・シュニッツェルは昨日のランチからはまってます(笑) ペンギンの絵葉書を買って帰途につきます。

帰りは爆睡してしまい、あっという間にメルボルンに戻ってきました。
ホテルに戻って一息、夜景をみていると

向かいのカジノに火柱が!なかなか最近みないバブリーな演出^^; ブラボーです。

改めてペンギンの姿を思い返します。健気ながら厳しい環境を生き抜くあの強さ、見習わなきゃです。
このペンギンツアーはメルボルンに行ったらぜひぜひ体験してください!尚、ちょっと高くなりますが「ペンギンプラス席」(絶対的に近い!)あと、「レインコート」(油断大敵)は必須です!あとあと写真NGと聞いていましたが、フラッシュさえたかなければ大丈夫でした(フラッシュが光ると係員さんが飛んできます!)とにかく今回参加したツアーは本当に満足度高かったです。

4泊6日の旅なのでもう半分終わってしまいました。。明日はワイナリーツアー、まだまだ楽しみます!
