今日も素敵カフェからスタートです。
朝食のためこの日もまだ薄暗い街を歩いていたら、空にふんわり気球たち!
炎の明かりがぼんやりと光っていて幻想的。メルボルンでの気球ツアーは、世界的にも珍しい“都市の上を飛ぶ”体験。しかも高層ビルのすぐそばをかすめていくのだとか。「ソロ活女子」の恵さんも体験していて、私も本当は挑戦してみたかったんですが、お値段はひとり約5万円超orz...今回は見送ったものの、こうして実際に飛んでいる姿を目にすると乗りたい気持ちがむくむく。次回のメルボルン旅行に向けて、積み立て始めようかな。
今日訪れるカフェはシティの北側にあり、ホテルから歩いて30分強。途中、フラッグスタッフ・ガーデンズで、なんと大勢でボクシングの早朝トレーニングをしている場面に遭遇!思わず足を止めるほどの人数でなかなかの熱気。オーストラリアでこんな風にボクシングをしている人たちを見るとは想像していなかったので、ちょっと意外で新鮮な驚きでした。
更に北に進むとシティ中心部の高層ビルはいなくなり、雰囲気ががらりと変わります。レンガ造りの低層建築や、古い時代の面影を残す大きな邸宅風の建物が並び、まるで昔のアメリカ南部(私の勝手なイメージ^^;)のような、どこかノスタルジックな景色。
このあたりは、かつて19世紀のゴールドラッシュで栄えた時代に発展した住宅街や倉庫が多く残る地域で現在はリノベーションされ、ギャラリーやショップに利用されている建物が多いとのこと。このスノッブな白い壁を持つ建物も、
もともとは 「North Melbourne Town Hall(ノースメルボルン市庁舎)」 として1870年代に建てられたビクトリア様式の建物。行政の機能が移ったあとに文化拠点として再活用され、現在はパフォーミングアーツや展示、イベントを行う「Arts House」として運営されているそう。めちゃくちゃお洒落に文化発信してそう!
そして、パラソルが立つ青い建物が今日のカフェ、Aucotion Rooms。こちらもその名のとおり、もともと19世紀にオークションハウスとして使われていた建物をリノベーションしたカフェ。
入口には鉄でつくられた「Auction Rooms」のロゴサイン。これは当時のオークションハウスから引き継いだものではなく、カフェとしてリノベーションされた際に新しくデザインされたものだそう。それでも無骨で重厚感のある鉄の質感が、建物の歴史と絶妙に合っていて、まるで昔からここにあった風情。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、高い天井からランダムに吊り下げられた細長い照明。縦のラインが強調され、吹き抜けのように広がる空間をスタイリッシュながら温もりのある感じに灯しています。色落ちしたレンガと木製家具の組み合わせも絶妙...
テーブルからは大きなガラス窓越しに枝だけになった街路樹や歴史を感じさせる建物が見え贅沢な気分。
この窓上部のステンドグラスが色合い、柄ともに素敵。
店員さんが笑顔でテキパキ応対してくれて気持ちいいい!グレージュのお皿と可愛いロゴのナプキンで朝ごはんへの期待値も上がります!
注文した後、店内を探索。店内の奥のスペースにつづくドアをくぐると、、
天井まで届く大きな木が中心に立ち、その幹に沿うように小さなライトが優しく巻かれてます。朽ちたレンガの壁やヴィンテージ感のある扉が背景になりまさにFIGAROに載ってしそうな景色...
大きなガラスの天井、そして壁にからまる紅葉した蔦。
このテーブルで飲むフラットホワイト、また別の味わいになりそう。次に来たときはここに座ります!
にしても、このブロックの補修?を水色のペンキでしてしまうハイセンス...
ちなみに、木とテーブルの配置はこんな感じ。にしてもどこをどう撮ってもフォトジェニック。
窓から見える景色は赤レンガや白い壁の家々。
最後にガラスの天井をもう一枚。
そろそろテーブルに戻ります。にしてもメルボルンのカフェのレベルの高さは恐るべし。
といいつカウンターも一枚。
さてコーヒーが到着。もちろんフラットホワイト、この空間で飲むと至福。
今回もMちゃんとシェア。まずは朝食ボード。ヨーグルトやゆで卵、チョリソーやポテトと朝食にぴったりなお料理たちが木製のカットボードにお洒落にセットアップ。まったく臭みのないスモークサーモンとバターの染みたパンが特に美味しかった♪
そしてフレンチトースト。まさかこんなにクリームがてんこもりとは予想にしておらず驚愕。その凄さに隣のカップルにも笑われてしまった(笑) が、食べてみると甘くなく(そういえばハイティーのシュークリームも。メルボルン標準!?)フルーツもたっぷりでぺろっと完食。
内装が素敵なだけでなく、お料理も本当に美味しくて、ちょっと町の中心とは離れて不便な場所ですが絶対にお薦めです。
最後にお土産にロゴ入りのコーヒーのタンブラーを購入。
お腹いっぱい幸せいっぱい(単純)でお店を後にします。この黄色と青のパラソルがカフェの壁とマッチして素敵なテラス席。いつもは大好きなテラス席ですが、だけどこの店に限っては絶対店内!
Arts Houseを別角度から。ここノースメルボルンはレトロな雰囲気を残す古い建物と、おしゃれにリノベされたカフェやショップが並ぶエリア。昔ながらの空気と新しいカルチャーがミックスされた独特の魅力を感じられて良い散策になりました!
ちなみにトラムもちゃん走ってますので、そんな不便な場所ではないですね、訂正^^;
お!こちらの鳥さんの壁絵もインパクトあります。
さて、次の目的地へ。途中、童話に出てきそうなお家が。
横から見える鐘がまた可愛い。
高層ビルがまた見えてきました。壁面をデコったりカラフルにしたりと個性を出しているのですが、、
微妙に垢抜けない感じが(ごめんなさい^^;)親近感を感じさせてくれてまた良しです。
こちらが本日2軒目の目的地、「Seven Seeds」。メルボルンのコーヒー文化を牽引する人気のコーヒー専門店です。深い青に塗られたレンガの壁、そこに描かれたシンプルな白いロゴが印象的。知らないとカフェとは思えない入口(笑)
中へ入ると、元倉庫を生かした天井の高い開放的な空間が広がります。無骨な感じをそのまま生かす感じがまたお洒落。
ここに来たのはBrother baba budanで飲んだここのコーヒーが美味しかったのでドリップパックを買い足したかったのと、売り切れだったタンブラーの購入。
こちらが購入品。5個入りのドリップパックとネイビーのロゴ入りタンブラー、そして先ほどのAuction roomsで購入したロゴ入りグレーブルーのタンブラー。ちなみにこのコーヒー、帰国してまずブラックで飲んだら酸味が強くて、あれ!?だったのですが、牛乳を入れたらあら不思議、滅茶苦茶美味しいコクありカフェオレになりました。
さて、朝散策の最後の目的、スーパーに向かいます。買いたいものはマヌカハニー、健康に良さそうだしお土産にいいかなと思って。目をつけていたスーパーに行こうとしたところ、あれここは、、
初日もきたクイーンズビクトリアマーケット!もしかするとここに売っているかもということでちょっと覗いてみることに。たくさんの人がいますが、ウィンターマーケットの大混雑を見た後は程よいにぎわいに感じる(笑)
新鮮な野菜がずらり。ウィンターマーケットをやっていた場所とは思えない(笑) 準備大変なんだろうな、、
色とりどりの野菜が綺麗。
きょろきょろ見ていると蜂蜜を扱うお店を発見!しかも試食させてくれます。まず、マヌカハニーの試食をお願いすると「高いし、薬っぽくて美味しくないよ」という率直すぎるひと言^^; そして一口食べて納得、確かに独特の風味…体には良さそうだけれど、味としてはなかなか個性派。
「こっちのほうが美味しいよ」と差し出してくれたのが、メルボルン産の「BACK YARD HONEY」。口に含むと優しい甘さが広がり、クセがなくすっと馴染む感じ。地元産ということもあり、迷わずこちらを購入することにしました。やっぱり美味しいが正義(笑)
あれだけの人でごった返していたウィンターマーケットと同じ場所とは思えないほど、普段のビクトリアマーケットは和やかな空気。まるで別の場所に来たみたいです。その中で唯一、ウィンターマーケットの余韻を感じさせてくれたのがこのイルミネーション。きらめく光を眺めていると、「あの熱気と賑わいはやっぱりここだったんだ」と、不思議な感覚に包まれます。
お土産もたくさん買ったので朝の散策は終了、ホテルに戻ります。なかなか充実した時間でした。
ホテルの部屋から外を眺めるとすっかり青空!
いい景色を見るとホテルでゴロゴロしたくなってしまう...気持ちを振り切り、
メルボルン最後の観光ポイント、ブライトンビーチに向けて出発します!