シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2023年9月21日 コインブラ大学

2023-10-31 16:19:12 | 旅行
コインブラに大学が設立されたのは1308年、、鎌倉時代!この美しい建物はその大学のシンボルである時計台とラテン回廊です。


コインブラの観光の中心であるコインブラ大学、その中でも一番に見たいのはジョアニア図書館。まずは見学チケットを買うために売り場に向かいます。この建物の怪しい雰囲気の絵、センス良き!


街中も大学もそこまで人が多くなかったので余裕と思ったのですが...今日の図書館に入るためのチケットは売り切れでしたorz...事前に調べた時、チケットは当日現地販売のみとあったので明日早朝からナザレに行く私たちはまた買えない;;とがっくりしていたら、受付の女の子が明日の空いている時間帯をメモ用紙に1つ1つ丁寧に書き出してくれます、その数15個以上!その中から一番遅い時間帯である17時40分からを選び、帽子の間・教会なども自分で回れる一番安いチケットを購入します。良かった!
せっかくここまで来たので、とりあえずコインブラ大学の下見?をすることに。現在、主に使われている大学、そして旧大学、新カテドラルと旧カテドラルなど広大な敷地にいくつもの大きな建物があります。こちらは、、どっちかのカテドラルかな!?


そしてここが17世紀に建てられた「無情の門」と呼ばれている鉄門。試験に落ちて追試もしてくれない;;ああ無情。。かと思ったら学問以外のこと考えるなという意味だそうです。良かった!?さて、ここをくぐると、


青空の下、眩しいぐらいに白く輝く旧大学の建物が大きな広場をコの字型に囲むように立っています。


正面の建物はまるで神殿のよう。赤い屋根も歴史を感じさせる重厚な感じです。


左側にはカブラ(山羊)と呼ばれる時計塔。18世紀に建てられたそうなのですがしっかり現役として時を刻んでいます。


時計台サイドのその先は南国風の白い建物。


右側には先ほど入ってきた無情の門。


無情の門サイドのその先には如何にも大学らしく?整然と窓が並ぶ建物。


大学見学のツアーの人達が熱心に説明を聞いていました。こちらに参加すれば、そして英語がわかればいろいろ大学のエピソードが聞けそうなのですが、、明日は自力で頑張ります。


ちょっと遠景。美しい景色すぎて写真が選べず。。どこから見ても本当に綺麗な場所です。


広場からはモンテゴ川と橋が見えます。


緑が豊か!お隣のスペインは乾いた赤土が広がっているイメージが強いのですが、ポルトガルはそれとは対照的に緑が本当に豊か。


さて、名残惜しいですがそろそろコインブラ大学を後にします。明日も来るし(笑)


さて、帰り道が地図でみると複雑なのでgoogleマップさんに案内してもらうことに。ところが見た目と反した方向の道ばかり案内されます、、あまりにも遠回りをしている気がするのでよく見ると徒歩モードでなく車モードになっていましたorz...目が悪くなってくる大人あるあるです...かな。ぐるっと回ってサンタ・クララ橋に近づいてきました。


どうにかモンテゴ川沿いのポルタジェン広場へ。


ここからカフェやお土産物屋さんが並ぶメインストリート、Ferriira通りを歩きます。


まずはポルトガル名物缶詰屋さん。ポルトにもあるのでここでも買うのは我慢。日本語パンフレットだけ頂いていきます。


この通りにいっぱいあるスイーツ屋のショーウィンドウで欲しかったザ・南蛮菓子こと金平糖を発見!下のリボンのついた袋です。お土産に買おうかなと思っていたのですがイメージどだいぶ違い...キラキラしてない...眺めるだけにしておきました。


ここがコインブラ大学に続くアルメディーナ門。コインブラ大学名物黒いマントを着た学生がいっぱいいました。時期的に新歓コンパ!?(この言葉まだ生きているかな^^;)


Ferriira通りから少し離れてコメルシオ広場へ。シックな色の建物に囲まれ、レストランのテラス席がたくさんある素敵な空間です。


ここもコインブラの中心地のひとつですが、リスボンに比べて人が圧倒的に少なく落ち着いた雰囲気。お散歩してても心地良いです。


コメルシオ広場の先にあるサン・ティアゴ教会。ロマネスク様式のこの教会は 12 世紀に建てられたそうです。外観から長い期間経てきたことが伝わりすぎるほど伝わります。


いつの間にかホテルの近くまで来ていたので一旦戻ります。ついでにホテルの屋上のバーをチェック!ちょうど夕刻の美しい景色が見れました。


さすがに視界も良好です(私たちのホテルの部屋と違って^^;)


さて、この日の夕食は出発前、日本で予約しておいたレストランRefeitro da Baixaへ。


ここは陶器工場だったところをレストランに改装したスタイリッシュなお店。


静かな大人の空間的お店です(笑)


私たちの席はワインが並べられた壁際でお店全体が見渡せるいい感じの場所です。まずはパンとオリーブオイル、バター。これだけで満足できるほど美味しい。ポルトガルでは自ら断らないと小皿がいっぱい出て意外と料金を取られると聞いていて構えていたのですがまったく旅行全期間を通してそんな経験はしなくてすみました。パンについてもちゃんと入りますかって聞かれる感じだったです(逆にデフォルトでつかない感じ)。


まずはポルトガル北部の白ワインから。柑橘系のスッキリした味わい。


前菜に頼んだ天然海老の生姜チリソテー。チリという単語にジャンキーな感じかなと予想していたのですがかなり繊細なお料理でした。そして生姜は完全にガリでした(笑) 基本的にはMちゃんとシェア、料理のシェアもどこのお店でも問題ありませんでした。


続いてタコ、カルデイラーダのピューレと野菜のソテー、お洒落タコさんです。美味しかったのですが、昨日のタコのインパクトに比べると上品でちょっとパンチ不足というのが否めなかったです。


ここでポルトガル中部の赤ワインに。フルーティな軽めなテイスト。


タラのコンフィ、カブの葉とマッシュしたひよこ豆のスモーク豚バラ添え。タラはふっくりしてさすがに美味しかったです。ただそれ以上にこの付け合わせが赤ワインに合って滅茶苦茶美味しかった!ここで満腹、デザートまでは残念ながら辿り着けず。


このレストランのあるエリアは泊ったホテルからはコインブラ大学と逆の場所なのですが、おしゃれレストランが点在していました。ちょっとバンクシー風味のイラストのあるお店、写真撮っちゃいました。


さてホテルへ。部屋の窓から暗闇の中、旧大学の時計台が白く浮かんでいました。明日の予定を確認して爆睡です。


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2023年9月21日 コインブラ サンタクルーズ修道院周辺

2023-10-30 12:25:10 | 旅行
ホテルから散策をはじめるとすぐにこの美しい5月8日広場に出ます。


リスボンの建物とは一味違うシックかつちょっと高貴な感じです。


そしてこの広場にある一際存在感ある建物がサンタ・クルス修道院。黄土色の石と細かい彫刻が施された白い石のコンビネーションというちょっと珍しい外観です。1131年に建てられ、ポルトガル王国初期における最も重要な修道士の館だったそうです。


内部は白い壁にアズレージョの絵が描かれているようなこれもまたユニークで美しい空間です。


さて、小腹が空いてきたので修道院の隣のカフェへ。


ここはもともとは1530年に建てられた教会で重厚な雰囲気。夜はファドのショーも開催されるそう。


お店内も素敵なのですがせっかくお天気になってきたのでテラスで。メニューは置いておらずQRコードで読み取って各自スマホで見るバターンでした。但し注文はモバイルでなくウェイターさんに直接(笑)


尚、ウェイターさんはウィットがきいたお洒落な感じのイケオジでした。この日は珍しくロゼをいただきます。


Mちゃんはこれまた珍しく赤のサングリア(Mちゃんはいつもは白派)。グラスが可愛い!ちょっといただいたところ結構スパイシー、サングリア本当に店によって個性があって楽しいです。ランチはシンプルなチーズとハムのホットサンド。これが期待以上に美味しかった!


ホテルの部屋で下がったテンションもこの美しい広場を眺めながらワインを飲んでいるとすっかり上がってきます(単純)それにしても平日なのに結構人が多い。


ふと修道院の奥にある市庁舎のほうに目をやるとすごい人だかり。ん?あの紫のものは!?


風船を使った大道芸。凄い人気です。


別趣味のため買った高倍率カメラが役に立ちました(笑)最終的には大きく膨らませて芸人の方が入り込み喝采を浴びてました。遠くからでも楽しめる素晴らしいパフォーマンス!


大道芸も満喫したところで、そろそろ次の場所へ移動します。


修道院の裏にある謎建築物。googleマップでみても載ってはいるのですが正体はわからず。


謎建築物の先にある市場を覗いたあと、コインブラきっての観光ポイントであるコインブラ大学へ向かいます。コインブラ大学は高台にあり坂がきついと有名だったので、楽をしようとあらかじめ調べてあったこの市場近くのエレベータにのっていくことに。外観はこんな感じです(Googleマップより)


高低差の大きいリスボンでも結構エレベータが有料無料いろいろあったのですが、ここのエレベータは有料。販売機があったので買おうとすると、エレベータ前にいた酔っ払い男性に絡まれます。。げっと思ったのですが、そのおかげで?券売機で買うのではなく、隣にある有人の売り場で買う必要があることに気づきます。券売機はバスのチケット用だったようです。


チケットを無事入手してエレベータのボタンを押して待ちますがなかなかエレベータがこない。何度もボタンを押しているうちまた例の酔っ払いが絡んできます。さすがにこのときはカウンターにいた係員が飛んできて注意してくれます。やがてエレベータのドアが開くと中に係員の人が乗っていて案内してくれました。このエレベータはとにかく待っていればよかったようです。その酔っ払いさんと後から来たカップルとエレベータで登ります。係員さんの誘導のもと乗り換えます。


今度はケーブルカーのような車両で上に上がります。これは歩いて上るのはかなり大変だ!


到着。乗り換えてくるほどの高い場所だけあって絶景が広がってます。


例の酔っ払いさんは大学の道端で座りこんでいました。考えてみるとあの酔っ払いさんは私たちに正しい乗り方を教えたかったのかも(ポルトガル名物、教えたがりな親切気質)。静かに座りこんでいるその姿を見ると、実は以前この大学の教授をしていたのにある日突然起きた問題に巻き込まれその職を追われたのだけど、まだ大学に未練があって毎日通ってくる老人なのでは、、と勝手に切ない妄想をしてしまうのでした(笑)
さて大学見学です!


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2023年9月21日 リスボンからコインブラへ

2023-10-28 23:00:41 | 旅行
ホテルの窓から。雨でけむるリスボンの朝。これはこれで絵になります。


さて、雨ということでテラスでの朝食は無理;;リスボンは2泊だけなので初日のミスが改めて悔やまれます。次回リスボンに来たらまたこのホテルに泊まってテラス朝食します!


美味しそうに見えないかもですが(トースト焼きすぎだし、、)美味しかったです。このホテルの朝食は冷たいドリンクは冷蔵庫から自由(無料)にとりだすシステム。もちろん卵料理とかはスタッフに言えばつくってくれます。昨日は気づかなかったけど^^;


朝食をまったり食べている間に雨は止んだので散策しに行くことに。昨日までとは別の顔のアルファマの街並み。橙の屋根はグレーの空にも映えます。


ただ、だいぶ雲が切れて明るくはなってきています。


鉄の飾りをあしらった窓から。なかなかよいアングルなのではないでしょうか(自画自賛)


こちらのトラディショナルなアンテナを主役にした写真もお気に入りです。下に写っている帆船のアズレージョタイルもお気に入りポイント!


頭上には青空が広がってきました。ブーゲンビリアはやっぱい青空に映えます。


私は今は少なくなったデジカメ派なのですが、この日は充電に失敗してスマホで撮影。なんか撮りにくいんですよね(時代に取り残されるタイプ;;)そのため本記事は比率を直し忘れて長めの写真が多めです。
さてここからサン・ジョルジェ城へ向かうことにします。


その前に前回気づかなかった素敵カフェを発見。ここでまったり白ワインを飲むのは次回リスボンきたときの宿題!(だいぶ宿題溜まり始めた^^;)


googleマップに従って細い道を歩いていくと早速謎のループ道に迷い込みます。


すると2Fのベランダから顔を出したおばあさんが、あっちあっちと道を優しく教えてくれます。これに限らず、世話好きで温かいポルトガルの人と接することが多く、この国に住みたくなる気持ちがちょっとわかるような気がします。
こちらは犬の学校。壁に飾られたワンコたちは優秀な卒業生なのかな!?


ちょっと気になる廃墟的な壁。


リスボンはかなり落書きが多いのですが、その中でもこれはかなりのインパクトものでした。


こちらの白い壁に赤い入り口が気に入ってしまって撮影。鉢の木もいい仕事してます。


サン・ジョルジェ城近くにある大きな門。サン・ジョルジェ城はユリウス・カエサルの時代、ローマ人が要塞として建設したもので現在は城壁のみが残されてるそうです。これもその時代のものなのでしょうか。黄色地に紋章のようにあしらわれた彫刻が素敵です。特に右下の花びらのようなのがいい!


立派な門の近くに広場に市バスがちょうど止まっていました。町で見かける度に可愛いイラスト!とおもっていたので撮影。ちょうどタイヤの上がこのサン・ジョルジェ城かな。


薄紫の綺麗な花が咲いていました。黄色い壁に映えます。ただもっと気になったのは、、


こちらのポートワイン&バカリャウ(干しタラ)のとろ~りチーズ入りコロッケのお店、昨日のシントラで食べたコロッケよりだいぶお洒落な感じ。この組み合わせは是非とも体験したいと思ったのですが、朝食を食べ過ぎているのでここでは断念。だたずーっと食べたいと思い続けポルトで実現するのでした、執念(笑)


こちらがサン・ジョルジェ城の入り口。歴史を感じさせる強固そうな城壁です。ただお城自体はないうことなのでここでUターン。この辺りには可愛い陶器のお土産屋さんが多かったのでそちらに行ってしまいました^^;


今日は12時発のコインブラへ向かう列車に乗るのでホテルに戻ります。今回泊ったホテル、部屋はそんなに広くはないのですが、居間のようなスペースやこういった寛げるスペースがたくさん用意されていたので、滞在をのびのび楽しめました。なにより素敵テラスがあるし!


さてチェックアウト。このホテルカウンタのテーブル、スタイリッシュですがやたらに足がいっぱい。。そのチェックアウトのとき、なんと救急車がきて女性が運ばれているところに出くわしてしまいました。その旦那さんらしきおじいさんがしゅんとされていて胸が痛みました。旅先の病気は辛すぎる。自分も気を付けなければ(主に暴飲暴食)奥さん、良くなっているといいなぁ。


ホテルでタクシーを呼んでもらってサンタ・アポローニア駅へ。真赤い駅舎が印象的。


チケットはオンラインで予約済み、アプリもインストール済みなので車掌さんが来たらスマホで見せればいいはずなのですがついつい印刷してきてしまう私。ちなみに予約した列車はポルト行きでポルトガルでも一番混む路線、早割で一等車がかなり安かったので予約しようと思ったのですがすでに進行方向に向いた席は満席、そのため二等車にしたのですが十分乗り心地よかったです。ただスーツケースを入れるところがとにかく少なく、しかも2段の棚になっているため、そんなに大きなスーツケースでなない私のですら入らず焦ります。とりあえず席の後方に合ったスペースにおいて席につきます。が、間もなくそこは車椅子用スペースだったことに気づき、、いらしたらどけようかとも思ったのですがやはり落ちつかないため、思い切って頭上の棚に載せます。こういうときはバカ力がでるものですね(笑) 結構みなさんスーツケース置くスペース確保に苦労していたので早めの乗車が大切かもです。


さて、そろそろコインブラ-Bに到着する時間、スーツケースを降ろすという一仕事があったため早めに動きスーツケースを降ろしドア近くで待機。ところが到着予定時間になってもいっこうに着かない。。「!」と思ってgoogleマップで位置を確認してみるとまだだいぶ距離あるところを走っていましたorz...日本の列車に慣れてしまうと時刻表通りにつくことが当たり前と思ってしまうのですが、これって世界の普通ではないのですよね。あたらめて日本の鉄道の皆さんに感謝です。
だいぶ遅れてコインブラ-B駅に到着。コインブラ-Bからコインブラ駅行の列車まで待ち合わせ時間ありすぎるかなとおもっていたのですがちょうどよかったです(笑)


ちなみにコインブラーB駅はここに駅があるのが不思議なぐらいなにもない場所です。


コインブラ駅まではこの黄色い列車で5分ぐらいで到着です。


さてコインブラ駅に無事到着。ここでは駅近くの「オスロホテル」に宿泊。ここのホテルはHPで見た部屋からの眺めの良さに惹かれて予約したのですが、私たちの部屋からは(いちを「眺望あり」となっていた部屋)景色が見えないこともないのですが、前の建物が邪魔となってなっていて;;


小さなベランダにでれば高台にある大学も見えたのですが期待が大きかったのでしょんぼり。眺望を期待する方は最上階の客室と指定したほうがよいかもです。また冷蔵庫や湯沸かしポットなし、セーフティボックスもうまく動作しないとテンション下がることが多かったです。ただこのホテルの良さ、翌日実感することになるのですがこのときはまだ知らず。。とりあえず気を取り直してコインブラの街へ繰り出します。

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2023年9月20日 カルモ修道院とディナー

2023-10-25 10:28:10 | 旅行
リスボンでどうしても訪れたかった場所、カルモ修道院。1755年のリスボン大地震後、再建されず、天井はアーチ状の枠組みだけが残されたままです。


カスカイス駅を出たのが18時過ぎでリスボンまでは約40分。カルモ修道院は19時までなのでギリギリ行けるか行けないか。。そんなことを考えながら車窓から発見モニュメントやベレンの塔を見学?しているうちにカイス・ド・ソドレ駅に到着。ここでバタバタと地下鉄に乗り換え、バイシャ・シアード駅へ。


ここからカルモ修道院までは徒歩5分、なんですがリスボン名物超急坂(のぼり)!心折れそうになりそうになりながらも、どうしてもあきらめきれずゼイゼイ必死に上ります。どうにか到着。公開終了時間の30分前までしかいれてくれなかったらどうしようかと思ったのですが「そんなに急がなくても大丈夫ですよ」的な優しい雰囲気でチケット売ってもらえました(笑)


入口を抜けて見たかった景色に出会います。


窓のある壁面だけが残されていることに、なにか有形物の儚さを感じてしまいます。


青空にかかる巨大なアーチは大迫力で自分がちっぽけになった気分に。廃墟ってここはどういう場所でどういう人がいたんだろうと遠い昔に思いを馳せたり、それを通り越して空っぽで眺めるたくなる美しさもあり好きなんですよね。


ただ今まで見てきた廃墟は1世紀以上もの想像しがたい昔のことであったり、長い時代の中で朽ちていったものが多かったのですが、ここは268年前の5万人ものが亡くなったリスボン大地震で突然崩れ落ちたという事実と、268年という時間がその時代を若干でもリアリティをもって感じられる長さであることを考えるとここが好きというのは不謹慎すぎるのですが、、もはやアートに近い美しさを感じがしてしまうのです。


建物が残っている部分は博物館になっています。この高く積み重ねられた石壁に青空を映して淡く光る窓がとにかく美しく、黒い鉄の照明もこれ以上ないぐらいこの静謐な空間にマッチしています。


反対側の壁はやっぱりアズレージョ。外の足場のため複雑な模様で青く光る窓もアズレージョに見え、すべてが計算して書かれた1枚の絵のようです。


在りし日のカルモ修道院も飾ってありました。橙の屋根だったんだ。。


出口の近くの壁に素敵な帆船のレリーフを発見。修道院が造られた時代の繁栄の象徴かな!?


最後にもう1枚。いろいろ考えされられる美しい場所でした。間に合って本当に良かった!!


無事カルモ修道院を見終えたところでディナータイム。伝統的なポルトガル料理をがっつりたべることも考えていたのですが、ランチが予想以上に残っていたので?ワインバーで軽めの夕飯をとることに。


予めチェックしていたリスボン大聖堂近くのワインバー、ANTIGA WINE BARへ。早い時間なら予約しなくても平気かなとおもったのですがぱっと見、満席。。無理かなと思っていたら店員さんが15分ぐらい後に来てくれればはいれるよ!と明るく言ってくれます。結構ヨーロッパのお店って予約してないと、今満席!ってドライに返されることが多いので(しかもやっぱり非西洋人だと)、この温かい対応はそれだけで嬉しかった!近くの公園で時間つぶしてから再び訪れると他の店員さんに満席と残念そうに言われたのですが、さきほどの店員さんが慌てて走ってきてお店にいれてくれました。


ワインはポルトガル北部で造られるワイン、ヴィーニョ・ヴェルデこと、グリーンワインをチョイス。通常よりも早く収穫した若摘みのブドウ(つまりはグリーンなブドウ)を用いることで、フレッシュでアルコール度数の低い微発泡タイプに仕上げられいるそうです。とりあえずスッキリして美味しい、かつお安いので、ポルトガルではグリーンワインに出会えたら必ず頼んでいました(笑)


合わせたお料理は浅利のワイン蒸し。白い浅利はポルトガル産ではないとも聞きましたが美味しいければ問題なし、こちらもニンニクが効いてて美味しかったです。あっという間に完食。


店内の様子、ドアのすぐ側にトラムが走ってます(ブレブレ^^;)


両方の壁にワインをずらり並べたスタイリッシュな空間。小さいお店のせいかずっと混んでました。要予約です!メニューは映えるポルトガル名物料理という観光客が喜びそうなメニューが多かったのですが地元の人のほうが多かった印象。


そしてタコのトマトリゾット!あまりにも美味しそうで写真撮るのを忘れてがっついてしまったためお店のFaceBookからお借りしました。


タコは外側カリッとしていて中は柔らかくと調理されていて本当に美味しかったです。この旅で何度かタコを食べたけど一番美味しかったかも。リゾット部分も滅茶苦茶美味しかったので(トラディショナルな海鮮リゾットよりも^^;)この写真だと美味しそうに見えないのが辛い。このお店はかなりお薦めできます。あ~また食べたい!


身も心も満たされてホテルまで足取り軽く歩いてきます。ちょっとぐらいの坂道は苦にならない耐性ついてきました(笑)
写真の中央左寄りにある黄色い建物はキオスク。アルコールや軽食も売っているリスボンではよく見かける施設?です。それぞれ個性のある外観なので次に来たときはキオスク巡りもしてみたい。


ライトアップされた大聖堂が神々しかったです。


お部屋に戻ってウェルカムチョコをいただきます。片付けられてなくてよかった(笑)フルーツフレーバで美味しかったです(なんのフルーツかは不明^^;)明日は最後のアルファマ散策をしてお昼には次の目的地、コインブラに向かいます。


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2023年9月20日 カスカイス

2023-10-24 08:50:21 | 旅行
海沿いの街、カスカイスへ。波のような白と黒のタイルが印象的な広場には双子の鐘を持つ愛らしい教会が建てられていました。


タクシーでは途中雨に降られつつもカスカイスへ。到着したときにはなんとか晴天になっていました。このすてきなお屋敷はカストロ・ギマランイス伯博物館。名前からして格式高い感じ。


そこからすぐの海岸。岩場の先にマリーナが広がっています。カスカイスはリゾート地として人気の街。


「Mirador Casa de Santa María」ここはgoogleマップで調べていたとき一目惚れした場所。残念ながら逆光、しかも海の色がいまひとつ。正直言ってしまうとgoogleマップの写真と同じ場所か!?と確認するレベルだったのですが^^;灯台の見える素敵な景色でした。写真は一番美しい瞬間を切り取れるものですからね、偉大です(よくわからない結論^^;)


さて、海岸線から離れて緑いっぱいなマレシャル・カルモナ公園へ。


素朴なチャペル。十字架の台座と塀はやはりアズレージョ。


なんとなく珍しいタイプの水飲み場があったので撮影。


こちらのパステルピンクの大きな建物はカルチャーセンターとのこと。これも写真でみたときは可愛らしいフォルムだったのでこじんまりしたものと思っていたら全然違う印象。今回旅行の前にだいぶgoogleマップとかgoogleアースで予習していて(のわりには迷うけど)、特にgoogleアースでルート辿っていくとまるで行っている気分になって「あれ、これでいいじゃん」と錯覚するほどなのですがやっぱり現地を歩くのは全然違うな、、と改めて感じます。


それにしても真新しい建物。ポルトガルは景気がいいのかな。にしてもこのあたり、とにかく人が少なくやっとお茶を飲んでいる人たちに遭遇。


晴れたのはよいのですがとにかく日差しがきつく思考回路が停止する感じに。もう1つのお目当ての場所までは単純な道なはずなのに、いつも間にかそれてしまい迷子に^^;


それでも白い壁の家が続く街並みはやっぱり素敵。この辺りでひと休みともおもったのですがとりあえず目的地に到着してからともうひと頑張り。


再び海岸線に。一気に視界が広がり気持ちいい!この海岸線がリスボンまでずーっと続いています(たぶん)。そして、この地面の特徴的なタイル模様からすると目的地は近い!


ということでここが来たかった10月5日広場。ちょっと目の錯覚を起こしそうなほどコントラストの強い白黒の波がひき詰められている広場の中央にあるのはドン・ペドロ一世さんの銅像。周りには市庁舎やこの愛らしい教会があります。ここは写真通り!


ちょっと海のほうへ。左に見えるのがセイシャス宮殿。正面から見たかったのですが暑さの中彷徨いすぎたせいか行く体力が残っていませんでした(笑) 今日も2万歩超えの予感。


反対側はヤシの木?が等間隔に並んでいてリゾート感満載です。


砂浜にはも夏(9月終わりだけど)を満喫する人がいっぱい。そして海には船がいっぱい、というか多すぎ、、ぶつからないのかな。


この辺りがカスカイスの中心なのかお店も人いっぱいで(ここにいたんだ!)とても賑やか。リゾートを満喫しているのかみんなニコニコ楽しい雰囲気、やはりそういう道を歩くと自然とより楽しい気分になります。広場にはカフェのテラス席もいっぱい、目的も達成(10月9日広場に行くこと)したので、ここでひと休みすることに。


明るい陽射しに似合うサングリアの白で。柑橘系ゴロゴロで爽やかです!


向かいのお店のワンコと目が合う。靴が可愛い。


さて、そろそろカスカイスの駅に向かいます。


ふと見るとセイシャス宮殿が意外と近い、しかしライフ!はもうほとんど残っておらず(笑)次に来れた時の宿題に。


カスカイス駅。ここからリスボンまでは海岸線に沿って走る気持ちいいい路線です。但し、16時にリスボンに戻るはずがカスカイスの駅で既に18時超え(笑) もはやカルモ修道院も危ういレベル。。ということでベレン地区は車窓で楽しみます。。

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