
泉の森の菖蒲田ではカキツバタやアヤメの季節がとっくに過ぎて今はハナショウブが見頃だ。

ハナショウブはアヤメなどと違って園芸種(栽培種)だそうだ。

ノハナショウブを原種として戦国時代頃からさまざまな種類が生み出されてきたらしい。

色や柄などの組み合わせで何千種類とあるという。
園芸家たちの熱心な作出努力に感心する。

菖蒲田から橋の下をくぐって奥に進むと白い花が広がっていた。

ハンゲショウ(半夏生)だ。
花が小さくて花序になっても目立たないので、花の時期だけ葉(苞葉)の一部を白くして虫を呼ぶ。

半夏生は一年を七十二候に分けたときの第三十侯(夏至の末侯)を示す言葉でもあり、
今は夏至から11日目頃、今年だと7月2日のことを半夏生と呼ぶそうだ。