
コムラサキ(中島台レクリエーションの森)
今回のツアーは出羽三山など山形県が中心だが、二日目は鳥海山の秋田県側の山麓を歩いた。

ここは中島台レクリエーションの森といってブナの木の多い森だ。

ちょっと開けたところではオオウバユリが群生している。

この木はブナの木のほか、ツリバナなど何種類かの木が固まって生えている。

こんな下の方で生きている木。なんという木だろう。

こんなに穴が開いてもしっかり生きている木もある。

アジサイの仲間だけれどブナなどの木に絡んで咲くツルアジサイ。

1時間ほど歩くと奥の方に面白い形のブナの木があった。
幹が何本かに分かれ横に出た後、立ち上がっている。
形が面白くて「燭台」と呼ばれている。

また太い腕が横に出ているところから、「ニンフの腰掛」とも呼ばれるそうだ。

少し先には炭焼き窯があった。
この辺りでは江戸時代から炭焼きが行われており26か所で炭焼き窯跡が発見されているそうだ。
炭焼きのために伐採したブナは再び萌芽して成長したらしい。
積もった雪の上で伐採した所から横向きに芽を出して大きくなると「燭台」のような形になるのだろう。

その先に「あがりこ大王」と呼ばれる大きなブナの木があった。
「あがりこ」とはブナやミズナラなどで地上から少し上がったところから子が出て上がっているという意味だ。

樹齢 300年以上。 幹回り 7.62m 樹高 25m という。
この森の奇形ブナ(あがりこ)の中で最大クラスだそうだ。

このあたりの木の幹には熊の爪痕がいくつも見られる。
もう少し脚を延ばすと獅子ケ鼻湿原があり鳥海マリモが見られるそうだが、今回はパスだった。
この後は、元滝の伏流水を見て、鉾立の展望台に向かった。