
皇居東御苑の芝生広場の端の方に、果樹古品種が何種類か植えられている。
ミカンなど柑橘類の仲間とかカキ、リンゴの仲間などで、今は実になっているのがあった。

ミカン科でクネンボ(九年母)というのがあった。
東南アジア原産で室町時代頃から琉球で栽培されいたようで、
江戸時代にキシュウミカンが広がる前まで日本にも流通していたそうだ。

大きいのがあるなと思ったらブンタンだった。ボンタンとかザボンとも呼ばれる。
ボンタンという名前は子供の頃から果実よりもボンタン飴とか文旦飴で覚えた。
ボンタン飴の製造・販売会社は鹿児島なので、ボンタンは九州のものと思っていたが、
今は殆どが高知県で生産されているそうだ。

カキの木も何種類か植えられている。

この木はヨツミゾ(四溝)という名前だ。渋柿だが干し柿に重宝されるらしい。

こちらは紅くなったリンゴ。といっても大きさ3cmぐらいのヒメリンゴだ。
大きなリンゴは実の時期が過ぎていたようだ。

今度はそれぞれの花の時期に訪れて見たい。しかし同じ時期に咲くものかどうか。