横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

朝市と塩田

2017-04-28 06:31:04 | 旅行



今回のバスツアーは、2日半で能登半島の20カ所ほどの観光名所を回った。

ここは能登と言えば定番の「輪島の朝市」だ。平日でも大勢の人が来ている。






魚の店が多いが、乾物や瓶詰に雑貨や輪島塗の箸など様々なものがある。






日除け風よけの覆いをしている店もあれば台を並べただけの店も。
立って商売する人もいれば座って低いところに品物を並べている人も。






朝市通りから横道に入ると、こういう家が並んでいる。
能登に多い横羽目板張りの家だ。屋根瓦は真っ黒で艶がある。






朝市通りの近くの交番には「あさいち交番」の看板が掛けられている。






能登のあちこちに朝のTVドラマ「まれ」ゆかりの場所がある。
ここは主人公・希(まれ)がアルバイトをした「あさいち食堂まいもん」だ。
ほかにはオープンングでテーマ音楽に合わせ踊っていた砂浜とか通っていた高校など・・・






希の一家が住んでいた家の大家さんは塩づくりをしていた。
海から水を汲んできて砂の上に撒く光景が何度も出てきた。

今回も塩田は何ヶ所も見たが、ここは「すず塩田村」という道の駅だ。
珠洲の塩づくりは揚浜式で、約500年前と同じ技法を受け継いでいるそうだ。






係りの人が工程を説明してくれる。

写真の桶で海水を何回も汲んできて前の写真の大きな「たらい」に入れて、
砲弾型の打桶(おちょけ)で塩田に万遍なく水を撒く。
太陽に8時間ほど当てて砂(カン砂)を乾燥させる。
乾燥したカン砂を中央に集め大きな木箱に入れる。
上から海水を入れて砂に付いた塩の結晶を木箱下部の溜め池に流し落とす。






こうして採れた「カン水」を大きな塩釜に入れて6時間ほど荒焚き、
1日冷まして濾過し16時間ほど本焚きして出来た塩を4日間寝かせてにがりを切る。






釜焚きのため塩田の奥には薪がいっぱい積んであった。

大変な苦労をして出来上がる塩だけに岩塩とは一味もふた味も違う味わいがあるようだ。



コメント (2)
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