横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

古淵鵜野森公園

2017-04-05 06:44:05 | 日記



八王子へ行こうと思って、JR横浜線・町田駅まで来ると、人身事故で電車が止まっている。
回復まで1時間かかるということなので改札を出て境川沿いを古淵まで歩くこととした。

平日でもウオーキング、ジョギング、サイクリングと人が多い。





セグロカモメがここまで来ている。
ほかにコサギ、カワウ、セグロセキレイなど、いつもの鳥たちも。





右岸に古淵鵜野森公園というのがあった。境川の斜面緑地に自然が残されている。





ニリンソウ(キンポウゲ科)
ニリンソウがかなり広い範囲で咲いていた。





セントウソウ(セリ科)
白い小さな花が密に咲いているのはセントウソウ。

ほかに少し大きいユリワサビもたくさん見られた。






ジロボウエンゴサク(ケシ科)
ジロボウエンゴサクは1カ所だけで、しかしかなり広がって咲いていた。






家の近所の市民の森ではムラサキケマンばかりだが、
ここでは逆にジロボウエンゴサクだけだった。





この公園内の崖では断層露頭が見られる。
約8~9万年前から富士山、箱根火山や遠くは九州の火山灰が相模川扇状地に降り積もった。
ここでは三種類の火山灰層が見られる。





写真中段の黒っぽいところは暑さ約10cmのスコリア層。
スコリアは黒っぽい軽石のことで約27000年前に富士山から噴出されたものだ。
そのすぐ下の黄褐色は姶良(あいら)火山灰層で火山ガラスをたくさん含んでいるそうだ。
約29000年前に鹿児島湾北部での大噴火で日本列島各地に広がった火山灰だ。
崖の下の方には66000年前の箱根大噴火の軽石層があるそうだが落ち葉でよく見えなかった。

1時間ほど歩いて古淵駅に着いたら電車が動き始めていた。

コメント
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