横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

越中富山の

2017-04-27 06:33:27 | 旅行



2泊3日のツアーで能登半島に行ってきた。
バスツアーだけれど何故か新幹線で越後湯沢まで行ってバスはそこからスタート。
車窓から八海山方面を見る。魚沼産の銘酒「八海山」でも知られる。






関越道、北陸道を休憩を含めて4時間ほど走って富山市内に着いた。
道路の奥の方に立山連峰などの山々が見える。






ここは池田屋安兵衛商店といい昭和11年に和漢薬種問屋として創業した。






反魂丸、六神丸や胃腸薬などいろんな薬を店頭でも販売している。
越中富山藩主・前田正甫は自身が病弱だったこともあり反魂丸などの製薬業を奨励した。
江戸城で他の藩主が腹痛を起こしたとき、正甫が持っていた反魂丸を服用させて回復した。
それがきっかけで越中の売薬が全国的に知られるようになったそうだ。






店内には昔使われていた薬の看板がいくつか掲げられている。
「大学目薬」は懐かしい気がするが、いまでも販売されている。






婦人薬「中将湯」はお湯(風呂)に入れて使い、後にバスクリンにつながっている。
高橋盛大堂の「トリート」は大人の病気の薬だったらしい。






店内に丸薬製造の機械があった。実演もしている。






練った薬を網目のようなものを通して押し出して長いヘラの上に乗せる。
それを台の上に移すと1列分。それを何回も繰り返して上の写真のように並べる。
この段階では、一つ一つは円柱ないし直方体状だ。
上から四角い蓋を被せて押さえつけないよう全体的にグルグル回すとどれも真ん丸になる。



旅行中のこと。初日の夜に京都に住む友人から電話があった。
「高校の同級生に会ったら君の奥さんの体調が悪いらしいと聞いた。」
「そんなことないよ。いま一緒に旅行で能登にいる。」
「旅行するぐらいなら大丈夫だな。安心した。」
最終日、富山駅で別の同級生から電話があった。
「M君から奥さんが病気らしいと聞いたけれどどうなの。」
「おとといS君からも連絡が入って驚いたが、全くそんなことない。ありがとう」
「えー、そうなの。良かった。」
どうしてそんな噂が出たのかよく分からないけれど、
妻のことまで心配してくれる友人たちがありがたい。

おかげさまで今のところ反魂丹も六神丸も、その他一切の薬を服用しなくてすんでいる。




コメント (2)
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