介護・看護。あなたか゜頼れるのは誰・・・・・・・・

2014-10-30 10:58:43 | 日記

      介護・看護。あなたか゜頼れるのは誰・・・・・・・・

  特別養護老人ホーム(特養)の個室化が言われて久しい。要介護者とはいえ、それぞれの私生活が大事にされるという意味で個室は望ましい。だが、個室化すは利用料金の問題が発生する。いわゆる「差額ベット」である。結局は、やむなく低料金、あるいは無料ということがあって特養の6割が4人から6人の相部屋となっている。その相部屋に自己負担・月1万5千円を徴収する案が出ていることが報じられている。

  勿論全員ではない。その対象は「住民税課税世帯」の入居者となっているが、次から次へと提案される「改革と称する」変更は、高齢者の今後に強い不安を与えるていることは間違いない。

  若干古い記事ではあるが、朝日新聞社が8月15日、16日の両日、コンピューターで無作為に全国の有権者を対象に調査したものがある。世帯用と判明した番号は3380件、有効回答は2030人。回答率60%。その中で、高齢者についての質問をしているのが次の内容である。

   ◆  仮にあなた自身が病気になったり年をとったりして、だれかの手助けが必要になったとき、家族や親類に頼れると思いますか。

              頼れる              57パーセント

            ・頼れない            37パーセント

   ◆ 「頼れない」と答えた人に聞きます。それはどうしてですか。

             家族や親類がいないから    2パーセント

             居ても遠方だし高齢だから  17パーセント

             迷惑をかけたくないから    72パーセント

            ・頼み事ができない関係     6パーセント

   ◆  仮にあなた自身が、病気になったり年をとったりして、だれかの手助けが必要になったとき、家族や親類以外の人や                  

      業者に頼ることに抵抗を感じますか。感じませんか。

             感じる               40パーセント

            ・感じない             53パーセント

  毎日新聞社の特集記事に「さまよう高齢者」というものがあったが、この調査によっても明らかなように、今後も、「さまよい続けるしかない高齢者の実像」を物語っているとしか言いようがないだろう。

  さらに、介護1・2の要介護者はその特養からも締め出される。要支援者においては介護保険の枠外におかれる。そこで出てきたのが、「雨の後タケノコ」よろしく特別有料老人ホームや「介護付き高齢者賃貸住宅」の建設である。それなりの入居一時金、さらには月18万以上の入居金が条件となる。果ては高齢者賃貸住宅においては、その事業主による「過剰介護サービスメニュー」が強要されつつあるという。

  ますます今後も「さまよわなければならないのか」

  国の責任者の「生活の豊かさが全国津々浦々まで」の言葉は、この世界には届かないのか。

 

 


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