全国50万人集会で改選を迎える参議院を揺さぶろう

2015-07-02 18:21:45 | 日記

 何としてでも止めたい「安保法制法案」

     全国50万人集会で改選を迎える参議院を揺さぶろう

  終盤国会における与野党攻防の最大の「安保法制関連法案」は、国民をも巻き込む重要課題である。にもかかわらず、NHKは放送ルールがあるとの理由をもって、「特別委員会」の中継はゼロではないが、無いに等しい状況が続いている。よって、私はもっぱらネットによる中継を開いて見ることにしている。そこで気づいたものに「産経のホームページ」に6月26日の辻元議員と安倍首相の論戦議事録(自民党青年部研修会)を全面的に掲載していることである。この件に関する産経の企画には驚き、そして賛意を表したい。

  さて、前記したように私は「ネット中継」に夕食後の時間を費やす。とりわけ「平和安全特別委員会」の審議の中での紛糾や審議中断を知る。そして速記が止められる。この間、このような場面が何回繰り返されたことであろうか。これを見る限り安倍首相、中谷大臣の姿勢が明らかである。論議をはぐらかし、もっぱら時間稼ぎである。延長国会は「熟議」のためでなかったのか。国民の理解が得られないことに対する「説明責任を果たす」ことではなかったのか。この実態を一人でも多くの国民に知ってもらいたいと思う一人であるが、残念ながらネットの活用は全体に行き渡っていないのも事実である。

  時間を費やし、後戻りできない状況を作り、強行採決へと日程をつめていく。そして今、7月中旬に衆議院を通すということが公然と述べられている。延長国会の最終日は9月27日である。暦を見て驚いた。過去最長の延長というものの9月20日から4日間の連休、27日は日曜日である。皮肉を言わせてもらえれば、これが「過去最長」の中身である。休日返上の国会審議を覚悟しているのだろうか。

  これらを前にして国民に「特別委員会の実態」を知ってもらうことが必要であることを前に述べた。よって全野党が一致してNHKに対し特別委員会の中継を要望する文書を手渡したらどうだろうか。自民党はNHKや民放に文書を出し報道を牽制してきた。それどころか呼びつけ脅した上で文書を突き付けている。再度述べたい。谷垣自民党幹事長は、この法案について「まだ国民の理解は得られてない」として「手だてを尽くして国民に理解を求めていく」と言い続けている。国民の理解を深めるためにも審議の実態を知ってもらうことが必要であろう。であればNHKに対し中継の番組編成を要望したらどうか。それができないとするなら、それこそ「熟議国会決議」は、時間稼ぎのための単なる紙切れであることを証明したことになる。

  さらに、目をふさぎたくなるものに官僚役人の姿がある。審議中に後ろからチョコチョコ出てきて大臣にペーパーを渡す。肩越しからささやく。役人の代弁であれば総理大臣も、大臣も必要ない。その席に「役人が座って答えたらよろしい」と言いたくなるほどの光景である。

  イギリスの議会をテレビで見ることがあるが、与野党対峙して論戦を繰り返す。そこには後ろからのペーパー渡しや肩越しからのささやきの光景は見たことが無い。

  このような光景も国民に見てもらいたいのである。いずれにしても「強行採決」は許せない。

  国会議事堂・官邸前での抗議集会が行われている。地方においても「反対・あるいは慎重審議」を求める決議を可決した議会もある。あるいは集会が実施されている。そこで提案したい。この運動にかかわる諸団体の指導の下、8月のしかるべき時期に、東京においては中央集会、時を同じくして全国各県での「県集会」を開催する。「合わせて50万人集会」を成功させれば、改選を前にした参議院議員を揺さぶることができるだろう。その実現に向け綿密な準備をされることを求めたいと思う一人であるが、どうだろうか。