待ってはいられない、国政選挙の実施に結び付ける

2014-01-20 13:11:43 | 日記

    反自民の二つの勝利・この流れを東京に

        そして国政選挙の実施に結び付ける

 

二つの勝利。

一つは、米軍基地移転、拡充に反対する沖縄県名護市長選。

二つは、脱原発、被災地の復興を掲げた福島県南相馬市長選。

さらに付け加えれば、どちらの戦いも、現職。無所属候補とはいえ「反自民党候補者」の戦いであったことである。

昨年末の、特定秘密保護法の強行採決以降、その流れの中で、沖縄辺野古沖の埋め立て承認を取り付けた自民党政府と、公約を破棄し、民意を裏切った県知事に、「鉄槌」を名護市民は打ち下ろした結果である。

片や、雪国東北の南相馬市においても、3.11の原発爆発後、住民の避難、そして残った福祉施設などの暖房確保の灯油を求めるなど、市職員の先頭に立って奔走した現市長が市民の信任を得た。

南と北の快挙である。

そして、この流れを東京に結び付ける。東京都民の選択の結果が、もしかしたら、「国政の選択権」である国政選挙の実施を、自公政権にせまり、そしてもぎ取れるかもしれない。

その意味でも、東京都民の英知と正義感に期待するところ大である。

とは言え、生易しいものではないことは確かである。今までもそうであったろうが、自公の巻き返しは、尋常ではないと考えるべきだ。

その一つが金である。沖縄は、むしろ「金を積んで」敗れた。金の扱い方が誤った。

東京では、猪瀬前知事の5000万に対比した形で、細川候補の1億円が大きくとり上げられるだろう。その取り上げ方も「尋常ではない形で」。

政治家の進退を決したものに「金銭関係と女性関係」がある。これには、国民は恐ろしいほど異常に反応する。細川候補はここを明確にする必要があり、それを超えても、日本の政治の流れ、新しい国のあり方づくりのために、「原発ゼロ」を起爆剤としての勝利を手にして欲しいと念じる。

そして、次には小泉元首相との共闘である。確かに、今日の政治選択の中で占める「原発エネルギー」は、日本の政治の骨幹を示すものである。しかし、憲法は、規制改革にある自由主義経済をめぐるものは、社会保障問題は、などなどが、都政から発信するものが大であることは間違いない。そこに小泉氏はどのように位置づけられるのか。

「原発一点突破」という論点に答える意味でも、その説明を必要と考えるがどうだろうか。

いずれにしても、「安倍路線の進軍」を拒む、厚い壁を作らなければならない。

そのことは明白である。