気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

釣り釜でお稽古は

2016-03-08 08:13:03 | お稽古
3月に入り、私事で何かと忙しく、
日曜日の先生のお稽古も、午後から予定が入っており、
最後までは無理なので、午前中でお暇するつもりが、
且座之式で、濃茶から薄茶へと続き薄茶のように
お点前が進んでいきますが、薄器の拝見は省略されますので
微妙に違います。そこで先生は、次に続き薄茶のお点前をと
ありがたい事なのですが、午前のお稽古の時間が押し・・・
どうして今日なのですかと、嘆きながら
ぎりぎりまでお教えいただき、
座を外させてもらいました。

昨日は自宅稽古、
今の季節、四畳半のお稽古場に
釣り釜』、早いもので、一年はあっという間 
かすかに揺れる釜に、春の風情を感じていただけるでしょう。

鎖を懸け調節します

炉に熾った炭を入れ、雲龍釜を懸けると、

一気に春がやってきたみたい・・・嬉しいことで、
早くお稽古に来てくださいと、気持ちも昂ぶります。

お二人の予定が、
子育てママは、また流行り出したインフルエンザの子供さんの看病、
じっくりと、釣り釜の初炭手前をしていただきました。

釣り釜には、鐶と弦もついており、揺れるなかでの所作、
鎖の扱いもあり、少し勝手が違うようですね。
雲龍釜は、掻立釻(かきたてかん)で
向こうへつまみを倒し蓋の手前を広くして
茶巾を置きます。
そして戻すのを忘れないでください。

しつらえの、花は今咲きだしたばかりの山茱萸と侘助
軸は、昨年同様『桃花笑春風』とお雛様。
   
棗にもお雛様がおられますね。
 
玄関もまだお雛様がおられ、
旧暦の雛祭りは、新暦では4月9日になり、
まだまだ楽しめますね。

春を感じていただけたでしょうか。
でも今週末は、寒の戻りがあるそうで、
お水取りに行かれる方は、防寒にご留意下さい。