気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「一の傳」でランチ

2016-03-04 11:39:31 | グルメ
40年ほど前から教えていただいている先生とのお稽古のなかで、
10年前に、高尾の川床や、上七軒へ行ったことが話題に上り、
”また連れて行ってください”という声が・・・
それでは”京都で美味しモノを食べに行きましょう”という
お話に。先生は最近本当に弾けられており、良いことですね。

手始めに、『一の傳』でランチをということになり、
予約をしていただき、先生を含め4名で伺いました。

「一」と描かれたのれんをくぐり、広々とした玄関に、
待合いからは坪庭も眺められます。

笑顔のスタッフに導かれ、2F個室へ案内されました。
ちらっとみえましたが、色々なお部屋があるようで、
京の町屋を生かした粋な作りになっています。

メニューは月替わりで変わりますが、
自慢の西京焼きを主役にした
おもてなし料理」(3,350円)一つだけ、
それも家庭を持つ女性も使いやすいようにとの気配りで、
お昼間だけの営業だそうです。
伺ったのは一日、3月最初、何が出てくるのかお楽しみです。

季節の前菜盛り合わせ
お皿が「一」を表しており、
彩の季節の京野菜を少しずつ使われております。


蛤真丈のお椀
薄味の出汁が絶妙ですね。


鰆と揚げ出し豆腐の蕪餡かけ
春ですから、旬のものは、さわら=魚春


銀だらの『蔵味噌焼き』
秘伝の味噌床に2昼夜以上漬けられただけのことはあり、
流石です。


土釜炊きのふっくらご飯、合わせ味噌汁、京漬物
ツヤツヤのご飯は、おこげまで頂けます。
水物
美味しくいただき、ビールを飲まれる方もあり、
和気藹々と会話も弾みます。

「一の傳」の名前の由来は、「誠意一傳」の心からで、
「誠意を持って人に接する心を伝え続ける」という意味になり、
これも、お茶の道にも相通じるところがありますね。
先生との御縁に感謝するばかりです。