毎日新聞より
『水取や 磴(とう)につきたる 火屑みち』
爽雨
今年も昨日の19時に、おたいまつが二月堂に上がりました。
長さ6m・重さ40kgある根付のおたいまつ10本に伴われ、
練行衆が足元を照らされながら、上堂されたのです。
なお12日のおおたいまつ(籠松明)は長さ8m重さ70kgと
大きく、連行衆全員11本ですのでさらに素晴らしいですよね。
その後、おたいまつは二月堂の舞台に移り、
まず北西隅で打ち振られ、大きな火の玉になり、
昨年
舞台下に火を消す童子方や左隅の廊下には次の連行衆が控えられる
そして正面を駆け抜けました。
南西隅ではおたいまつは、回転されて火の粉が振りまかれ、
なんとも素晴らしい情景を生み出しますが、
これは火の玉を小さくする工夫だそうで、
参拝者の皆様、火傷には十分お気を付けてください。
でも浴びれば、無病息災で過ごせるといわれております。
また落ちた「杉葉の燃え差し」は災難除けになるために、
拾って帰られる方もおられるそうですが、
二月堂茶店にもおかれており、終了後やお昼にでも
運よく残っておれば、頂けるそうです。
半紙にくるみ、台所の上などに吊るしてくださいね。
昨年午後9時頃
二月堂に上堂された蓮行衆は
初夜の行法を執り行います。
「読経(法華音曲)」、初夜の「時」、「神名帳」、
「初夜大導師の祈り」、「初夜咒師作法」、
引き続き、半夜の「時」、
禮堂に出ての「法華懺法」が行われ、
後夜の行法に引き継がれました。
「後夜読経」、後夜の「時」、「後夜大導師の祈り」、
「後夜咒師作法」、さらに 晨朝の「時」で終わりですが、
初日は 開白と称して午前三時頃に日中の「時」を勤められ、
その後童子の手松明の明かりを頼りに下堂され
就寝されたそうです。
こんな行が15日朝まで続くのですね。
頭が下がります。
なお東、西、南、北の局ではこの様子が見られます。
人は多いですが、須弥壇や小観音さまのお厨子、
そして法要も良く見える西の局をお勧めいたします。
すばらしい声明を間近でお聞きになりたい方は、
東の局が良いと思います。こんなくだり、
南無観自在菩薩を繰り返されているうちに、
それが南無観自在、
そして南無観と短くなってまいり、
高揚したお声が心の中に染み渡ることでしょう。
まだこんな楽しみもありますよ。
神名帳や過去帳にも聞き耳を立てておりますと
各神社の祭神名や歴史に中のお名前が出てまいります。
運が良ければ、午後11地半頃には、
ご香水もいただけます。
『水取や 磴(とう)につきたる 火屑みち』
爽雨
今年も昨日の19時に、おたいまつが二月堂に上がりました。
長さ6m・重さ40kgある根付のおたいまつ10本に伴われ、
練行衆が足元を照らされながら、上堂されたのです。
なお12日のおおたいまつ(籠松明)は長さ8m重さ70kgと
大きく、連行衆全員11本ですのでさらに素晴らしいですよね。
その後、おたいまつは二月堂の舞台に移り、
まず北西隅で打ち振られ、大きな火の玉になり、
昨年
舞台下に火を消す童子方や左隅の廊下には次の連行衆が控えられる
そして正面を駆け抜けました。
南西隅ではおたいまつは、回転されて火の粉が振りまかれ、
なんとも素晴らしい情景を生み出しますが、
これは火の玉を小さくする工夫だそうで、
参拝者の皆様、火傷には十分お気を付けてください。
でも浴びれば、無病息災で過ごせるといわれております。
また落ちた「杉葉の燃え差し」は災難除けになるために、
拾って帰られる方もおられるそうですが、
二月堂茶店にもおかれており、終了後やお昼にでも
運よく残っておれば、頂けるそうです。
半紙にくるみ、台所の上などに吊るしてくださいね。
昨年午後9時頃
二月堂に上堂された蓮行衆は
初夜の行法を執り行います。
「読経(法華音曲)」、初夜の「時」、「神名帳」、
「初夜大導師の祈り」、「初夜咒師作法」、
引き続き、半夜の「時」、
禮堂に出ての「法華懺法」が行われ、
後夜の行法に引き継がれました。
「後夜読経」、後夜の「時」、「後夜大導師の祈り」、
「後夜咒師作法」、さらに 晨朝の「時」で終わりですが、
初日は 開白と称して午前三時頃に日中の「時」を勤められ、
その後童子の手松明の明かりを頼りに下堂され
就寝されたそうです。
こんな行が15日朝まで続くのですね。
頭が下がります。
なお東、西、南、北の局ではこの様子が見られます。
人は多いですが、須弥壇や小観音さまのお厨子、
そして法要も良く見える西の局をお勧めいたします。
すばらしい声明を間近でお聞きになりたい方は、
東の局が良いと思います。こんなくだり、
南無観自在菩薩を繰り返されているうちに、
それが南無観自在、
そして南無観と短くなってまいり、
高揚したお声が心の中に染み渡ることでしょう。
まだこんな楽しみもありますよ。
神名帳や過去帳にも聞き耳を立てておりますと
各神社の祭神名や歴史に中のお名前が出てまいります。
運が良ければ、午後11地半頃には、
ご香水もいただけます。