気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

菊桐紋香合のしつらえ

2015-08-26 00:20:00 | しつらえ
土・日・月と3日続けてのお稽古の間に、
お手伝い等、出かけることが多く、
日々のいそがしさにかまけ、
お軸が表す”初心忘るべからず”とはうらはらに、
上滑りしていたのではと。
長月に向かって今一度、振り返る余裕も必要ですね。

 
月曜日の朝はお一人の稽古で、名残り惜しいですが、
「釣瓶の水指」、「洗い茶巾」は最後となりました。

この名残のしつらえにある
「菊桐紋香合」について触れておりませんでしたね。
五七桐紋と十六菊紋と二十八重菊紋が使われており、
「きく・きり」は秋を先取りして、飾ってみました。

茶道大辞典(淡交社)の「菊桐蒔絵」によりますと、
”織豊時代に盛んであった蒔絵文様の一種。
 (高台寺蒔絵が有名)
 菊の絵蒔絵の花の部分を定紋化したものが
 江戸時代以後、菊桐紋だけがいっそう形式化され、
 炉縁や棗の蒔絵装飾に用いられるようになる。”