気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

イタチハギの尾っぽから

2017-05-25 20:22:30 | 季節の花々
奈良は本降りの雨で夜が明け、お出かけに躊躇しましたが
やっと九時ごろには小雨になり、出かける気になりました。
道を歩いていると、本当に蒸し暑く嫌な梅雨の足音が・・・
若草山から春日原生林に湧き立つ水蒸気です。


先日、道際を歩いていると、
見たこともない変な植物、帰化植物?
黒紫色の蕾が槍のように天に向かって延びており、
 
基部にはもう黄色の花が多数咲いておりました。

調べると、北米原産の帰化植物『イタチハギ』、
和名の由来は、イタチの尾に見立てたと云う説もあり
別名は葉の様子がエンジュに似ておりクロバナエンジュと。
1912年に観賞用として韓国から移入し、その後
蓮華で有名な窒素固定能力が注目され、
荒れ地でもよく育ち、成長も早いため、道路等の
法面緑化に役立ったが、野生化し日本全国へ広がっています。
外来生物法では要注意外来生物に指定に留まっています。

『いたち・鼬』で思い出したことが、
25年ほど前、自宅で鶏を三羽飼っていたことがあります。
3年間ほどは毎日のように卵を産んでくれましたが、
ある日、夜に鶏が騒ぐのです。
朝になると、一羽がいなくなっておりました。
鶏小屋の戸締りを厳重にしましたが、
数日後、また夜中に騒ぎだし、慌てて駆けつけると
夜目に光る二つの目が、と思う間もなく逃げ去りました。
犯人はニホンイタチでした。
でも一度目をつけられると、どこから侵入するのか?
美味しい卵を食べることができなくなりました。
石上神宮の鶏さんたちみたいに、飛べたらよかったのに!
石上神宮
昔のことを思い出す年齢になりました。
でも知らないことばかり、何事も勉強ですね。