気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

桑小卓(くわこじょく)にて

2017-05-16 13:29:33 | お稽古
今日は「旅の日」で、芭蕉が「奥の細道」への旅立った
旧暦の3月27日、新暦では今日にあたるのだそうで・・・
どこかへ旅に出たいものですが、今日も自宅稽古に。
昨日の自宅稽古は、夕方から、萎んでしまった
床の大山蓮華は、何とか持ってくれましたが・・・
今朝見ると花びらが茶色がかり、萎れて(スミマセン)
四日目ですからよく頑張ってくれました。アリガトウ
5/15朝⇒5/15夕
昨日のお稽古は、先日も来られたばかり、趣向を替え
皐月によく使われる『桑小卓』にて濃茶点前を。
地板が矢筈型で、柱が矢のように長くなっているから、
端午の節句によく使われており、
今月のこれからのお稽古に使わせていただきます。
桑材の木地の素朴な板目、柱も細くって飾り気もなく
お手入れも楽で気軽に用いることが出来ますね。
 
お出でになると、時間は貴重、早々にお稽古に、
愉しんでいただけたでしょうか?

『桑小卓』は茶道大辞典(淡交社)によると
 棚物の一種。裏千家四代仙叟好み。矢を立てておく矢台から
 考案された。桑木地の四本柱二重棚で、中棚が下方にあり、
 これに水指がのせられる。天板は茶器、地板は矢筈型で、
 平建水が飾られる。中板と地板の間が聖脚になり
 別名を「矢筈棚、やはずだな」といい、炉にも風炉にも
 *『茶道筌蹄』稲垣 休叟に
 「桑小卓 仙叟床に用る卓にこのむ、
  青磁ハカマコシの香炉、フクベの細口の花入を取合す、
  点茶棚に用るは如心斎始めなり」と

 仙叟から表千家四代江岑(宗旦の三男)に贈られ、 
 表千家でも使用され、十代吸江斎好みは同形桐材、
 十二代惺斎好みは同形で一閑青漆爪紅になっている。
        (点前教則5等の追記あり)

今日の昼からのお稽古は、立礼のお点前になり、
もうお出でになりますので、炭も熾さなくては。