気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

茶飯釜「行く春」の茶事・後座

2017-05-04 20:51:19 | お稽古
懐石が終わると、茶飯釜の茶事が終わったかのように、
ほっとしてしまいますが、これからが、茶事のメインイベント
お濃茶席です。
お点前をしていただく方々は、
イメージトレーニング中、本を観る方、もうお一人はスマホを
取り出しYouTubeにアクセス、時代は進んでおりますね。
私も気を引き締め後座の準備です。
掛物を巻き上げ、
床の中釘に花入れをかけ、

炉中の火をみて炭を置き、席を浄め、釜の湯は・・・
水指、茶入を荘付け、

銅鑼を鳴らすと、席入りに、
後座拝見の後、定座につかれると
ぴーんとはりつめた空気の中で濃茶です。
  
お茶は心を籠めて練り上げられ、正客へ「お服加減は」

中終い、お茶銘、お詰め、お菓子の問答。
拝見後、お茶碗が戻り、終い付けです。
最後まで気を抜かず、きっちりとしたお点前です。
湯加減もよろしいようでございますので
本日は後炭省略、お薄となり
座布団、お干菓子をお出しします。
春うらら、甘夏ピール、どちらも芳月庵(自家製)

薄茶点前です。
和気あいあいとお点前が進み



ふんわり仕上がったお薄に、お客様は大満足でした。
  
送り礼にて、終わりました。

前日のお料理の準備のお蔭で、懐石も順調に進み
ご飯も美味しく炊けて、
お濃茶、お薄も上手に点てていただけ
皆様方と一緒に、一歩も二歩も前に進めた気がします。
精進あるのみですね。