気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

透木釜に桜川棗を

2016-04-09 00:23:41 | お稽古
卯月になり、透木釜でのお稽古を小間でする予定でしたが、

コンロの調子が悪く、取り換え工事が急に今日になり、
小間が台所に近いもので、支障があってはいけません。
あわてて、広間へ・・・でもまだ床に、お雛様が
4月9日は旧暦の3月3日、仕舞う予定で、
このまま、お稽古にさせていただきました。
 

棗をどうしょうかと、思案。
今年はまだ桜川棗を使っていないことに気がつき、
桜の花が散り始めるこの時期、今しかありません。
  
この棗の箱を手に取りますと中に、
常よりも春辺になれば桜川 波の花こそ間なく寄すらめ
紀貫之の歌(後選和歌集)が書かれた紙が入っており、
昨年のブログに書いたことを思い出しました。
日々の忙しさに、1年前のことも忘れておりますね。
こうして年を重ねるということになるのでしょうか?

主菓子は、奈良の樫舎さん
名前を伺うのを忘れており、仮に「春の若草山」
 
干菓子は、手作りピールつくし(今年も作りました)
     黒糖の琥珀糖


玄関のしつらえも「桜」で決まりですね。
 
吉野龍田図屏風部分、根津美術館蔵1996色紙