気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「無言投込み花月之式」でさあ大変

2016-04-05 07:50:00 | お稽古
朝からの雨のなか道路は混んでおり、お稽古に伺う
抜け道の奈良女子大の正門の前は、満開の桜のなか、
入学式に行かれる学生と両親お揃いの列が続き、
傘の花が咲いております。おめでとうございます。
でも校門内に入るまで時間がかかり、大変ですね。
入学式 正門大きく 開きたる
                 松永祝子


私もお稽古では大変でした。
朝から真の炭、真の行台子、お昼からは大円の真
そして最後に、「無言投げ込みの花月」に臨み、
吉野棚で行いましたが、休む間がありません。
というのも、役を決める時に月で、亭主となり
座を繰り上げて四客となりました。
四客は札を取ったら、点前坐に折据を運ぶ仕事が
その後、仕舞花となりお茶を点て、月が当たり、
仮坐で茶をいただき、茶碗を返したら、
点前坐に戻り仕舞付けをして
その後、亭主なので道具を片付け……

これは毎回、折据が点前座まで回され、
五名全員が札を取ることで、点前座の花が花を引くと、
次の回も引き続き点前をしたり、
月を取れば自服することもあり得るからです。
そのため、出方の偏りが生じるのですね。

でもこんなにも、次から次へとは・・・、
楽しいのですが、無言で行われることで、
他の人の札の動きを見て、行動することが大切ですし、
そのため神経を研ぎ澄ましておかねばなりません。
かなり疲れました。

まとめてみると
1.薄茶四服点て
2.亭主一人、客四人
3.平花月之式に順ずる
4.はじめから終わりまで無言で行うため
 当たってもただ絵を上にして札を置く(無言花月之式)
5.替札をとらずに、折据に札を入れる
6.折据は毎回、点前座まで取回し、全員で札を見る
 折据は四客がにじって出て、点前座の花に送る