気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

透木釜で貴人清次薄茶点前と法磨之式

2016-04-10 00:19:37 | お稽古
今週の私のお稽古は、春の嵐の日、なんと夕方まで
充実した一日になりました。
朝は相方に送ってもらったお蔭で、着物を着て
無事先生のお宅に。
平日、大雨のせいなのでしょうか?
どなたも生徒さんは来られておりません。
それでも、先生はシャキッとした着物姿で、
お一人、立ち働いておられます。
私も早々に準備にかかるうちに一人、二人、三人と
満天星
先月のお稽古は、「貴人清次花月之式」を習いましたので、
今日は小習いの「貴人清次の点前」をさせていただきました。
このお点前は高貴な方とお供にお茶を差し上げるお点前です。
常に貴人に一礼を忘れず、
茶碗、茶筅、茶巾もお供とは別の物を使います。
貴人さんには新しい貴人台に新しい天目茶碗を
しかし唐物茶碗の扱いと違い、貴人茶碗は、
取り置きのみ左手を添えます。
又、貴人台は新しいものなので清める事はありません。
茶筅は、白竹の新しいものと、お供に煤竹を使って区別します。
茶巾もお供のものは千鳥にたたみ、炉の時は千鳥板を使います。

私達の生活からかけ離れたお点前ですが、
亭主もお客様もなりすましが面白いですよね。
茶道稽古の楽しいところでもあります。

その後、法磨之式を
床の花は客が入れ、初炭は亭主、
札をひいて花の札をひいた人が濃茶点前を
それを濃茶をいただいた4人が評価します。
先生のお話しの中で、実際は
評価する目を評価するものである
というお言葉が、グサッと心に響き渡りました。

春の嵐のお蔭で十二分にお稽古させていただきました。
アオキの花
『ひっそりと アオキバの花 地味でいい 』