気軽に茶道をしてます。

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遅かったバーデンバーデン音楽祭からのレター

2016-04-07 07:46:10 | 音楽
春の嵐の一日、花散らしになりそうですね。
大変ですが、お稽古に行ってまいります。

先月の24日帰国した時の話なのですが・・・
外国からの郵便物が届いておりました。
なんと、バーデンバーデン音楽祭からのお手紙
3月11日の日付で、CLUB300への招待状でした。

3月22日オペラ「トリスタンとイゾルデ」の開演時、
クロークやラウンジルーム等への案内です。
 
私たちは18日の早朝に出発しており、
残念の一言ですね。
なおバーデンバーデン音楽祭は3月28日で終わり、
ベルリンフィルからのSNSでは、
楽員たちの握手で終了のシーンが紹介されております。
 

ラトルの指揮は素晴らしく、オケも良く鳴っており、
このホールは、どちらかというと、オペラ向きなのに、
ソリスト同士のバランス、
それとソリストとオケとの違和感が残っておりました。


ブログ『クラシックおっかけ日記』4月6日付で、
「オーケストラとソリストのバランス」で
納得することが出来ました。
紹介いたします。(原文のまま)

アダム・フィッシャー:A(ハンガリー国立歌劇場音楽総監督)に
オーケストラとソリストのバランスについて聞いてみた。
A「オーケストラとソリストのバランスを決めるのは
3つの要素があるんだ。まず第一はソリストの位置
それからオーケストラ
奏者が歌手の声を聞きながら音量を調節するのは簡単じゃないんだよ。
ウィーンフィルはいつもやってるから身についているけれど、
ベルリンフィルみたいにステージの主役になっているオーケストラは、
メンタリティ的にも難しいんじゃないかな。
それから3つ目の要素は指揮者
オーケストラに小さい音で演奏させるには、
指揮者からの勇気付けが必要なんだ。」

A{ソリストとオーケストラのバランスの問題は古くから指摘されていて、
だからワーグナーはバイロイト祝祭歌劇場のピットに屋根を付けたんだ。
当時からオーケストラが大きくて歌手が苦労したんだろうけど
、今は楽器の性能が良くなって音量もずっと大きくなったから、
本当に歌手は大変なんだよ。」

バイロイトのピットに反響板(屋根)があるのはなぜなのか、
ずっーと疑問衣思っておりましたが、これも解決

 2012.8

ブログによると、トリスタン役は3幕最後まで声が持つかどうかが
とても重要だそうで、・・・

私はトリスタンのスチュアート・スケルトンのテノールは普通、
でもイゾルデ役のウェストブロックの声質とあってなく、
さらに声量でも圧倒されており、これにより
デュエットでは分が悪かったことは否めませんね。

もやもや感がとれ、本当にありがとうございました。

何事にもバランス、バランスって本当に大事ですね。