細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

本日は、お日柄もよく   原田マハ

2011-06-10 22:53:30 | 読書メモ は行

《内容》
二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と、気が滅入る27歳だ。けれど、今日は気が滅入るどころの話じゃない。なんと、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴だった。ところが、そこですばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになるが…。
               (紹介文より)

☆☆☆☆★
―――言葉っていうのは、魔物だ。人を傷つけも、励ましもする。本やネットで目を追うよりも、話せばなおのこと、生きた力をみなぎらせる。この魔物をどう操るか。それは、話す人次第なのだ。
 いい魔物にするのも、悪い魔物にするのも、スピーカー次第。聴く人を落ちこませるのも、元気にするのも、全部スピーカー次第なのだ。

―――そうだ。苦しいとき、人は変わることを望むものなのだ。進歩することを、新しく始めることを。


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