細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

母の遺産   著者 水村美苗

2015-02-21 20:27:26 | 読書メモ ま行

《内容》

家の中は綿埃だらけで、洗濯物も溜まりに溜まり、生え際に出てきた白髪をヘナで染める時間もなく、もう疲労で朦朧として生きているのに母は死なない。若い女と同棲している夫がいて、その夫とのことを考えねばならないのに、母は死なない。ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?親の介護、姉妹の確執…離婚を迷う女は一人旅へ。『本格小説』『日本語が亡びるとき』の著者が、自身の体験を交えて描く待望の最新長篇。   (紹介文より)

 

―――その場が偶然与えてくれた孤独の中で、悲しみに向き合っていたような気がする。悲しみの余韻が空気に残っていた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。