日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

捨ててこそ

2014年01月16日 16時49分47秒 | 思うがままに
「捨ててこそ」これは捨聖の異名をもつ一遍上人が貫き通した精神です。

一切の事を捨てるなんてとてもとても...。

しかし必要があるのかないのかを見極めて捨てていくならできます。

昨年の12月から始めた「捨てる」作業は白熱しています。

捨てることで、今、直面している迷いや苦難も些細なことに見えてくるから不思議です。
特に意に添わない交際などのしがらみは百害あって一利なし。スッパリ断ち切ることにしました。

ところでーーーー

安保徹先生の「ストレス」を乗り切る、ものの考え方としてあげていた歌は...

【身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ】

捨て身になって流れに身を任せればやがて浅瀬に立つことができ危機を脱することができる...ということでしょう。

思い切って身体を水中に沈めれば逆に浮かび上がることもあるというこの教え...納得です。

私たちは現実世界のマーヤー(幻影)、つまり大波小波(迷いや苦しみ)に振り回されています。波は、もがけばもがくほど私たちを飲み込みますから逆らわないことが秘訣かもしれません。

漫画家の長谷川町子さんの母親は豪快な女性だったようです。貧窮にあっても慌てず、家のわずかなお金を掻き集め子供達に言ったそうです。

「このお金を全部使って美味しいものを買っていらっしゃい。腹が減っては戦さはできない!」

捨て身こそ、今年の私のテーマです。

そこでーーーーー

日本ヨーガ学会の事務局はとても狭いスペース。松本聖美事務長は「手を伸ばせば、何にでも手が届くので便利」と評価していますが、やはり手狭なことは事実です。

それで、来客や打ち合わせに会議室として借りていた部屋がありました。
応接セットと机が一つあるだけのシンプルなもの。

でも、それも「捨てる」ことに田原豊道先生と決めました。これからの打ち合わせはすべてカフェです。(笑)
嬉しいことに高田馬場の駅前に素敵なカフェがオープンしました。
まるで新しい会議室です。

いろいろなものを削ぎ落とし、さっぱりとした年の始まりです。(荻山貴美子)










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九州から戻りました

2014年01月12日 10時00分27秒 | 思うがままに
おはようございます。

連休をいかがお過ごしでしょうか?

木曜日から九州に行っていました。
今回は佐賀新聞カルチャーと長崎塾の集中講座でした。ヨーガ・スートラがしっかりと根付いているという実感を味わいました。

佐賀は若い方から大先輩まで…
明るく熱心なクラスです。

長崎は3か月に一度のクラスですが、ブランクは少しも感じません。
宿輪美紀子塾長さんの気配りと、それを優しく見守っておられるご主人さま。素敵なご夫妻です。まさにホーム・ヨーガそのもの。

今日は「ヨーガ・まんだら」講座の準備やらゼミナールや全国大会の準備で一日終わりそうです。(荻山貴美子)
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空海と瀬織津姫

2014年01月11日 18時19分37秒 | 思うがままに

雪山童子こと豊道です。
みなさんはインドのサティヤ・サイババが空中から灰(ヴィブーティ)を作りだし、大衆に披露したと言う話を聞いたことがあると思います。

日本では護摩を焚いたあとの灰で弁才天の像を生み出した超人がいたことをご存知ですか。

天長7年(830)空海は広島県比婆郡で密教の行である護摩を修しました。

すると、燃えさかる炎の中に、弁才天の姿が、ありありと現れたといいます。

その護摩行がすんだあと、空海は残った灰から、炎の中に出現した弁才天の像をつくり、その地の祠に収めたと伝えられております。

東城町徳雲寺には今もその像が伝えられており、その手中に弘法大師の花押があるといいます。

私も一度お詣りして確かめてみたいものだと思っております。

弁才天はインドではサラスヴァティーです。水の女神です。

それはガーヤトリーと同一神です。

日本では水の神を瀬織津姫と言います。

瀬織津姫物語の山水治夫さんもサラスヴァティーのマントラとしてガーヤトリー・マントラを唱えておられるようです。

空海には水不足に悩む民衆のために錫杖をつき湧き水を与えたと言う清水伝説が327もあると言います。

弁才天の生みの親の面目躍如たるものがありますね。

今年の全国大会は神秘とロマンの高野山です。その波動は五感、いや、六感までも十分に満たしてくれるでしょう。

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心の余裕

2014年01月07日 14時08分01秒 | 思うがままに
調べごとが楽になりました。
必要な時にいつでも引き出せる書棚!快適です。

しかし.....

お正月の3日から毎日のように届くAmazonからの書籍に、また私の悪い虫が動き出した...と、苦笑いしています。

でも、古書ではありますが、良い本を入手しています。

さて、今日は「怒り」の話です。

「怒り」とは....単なる破壊的な衝動ではなかったのです。
怒りには種類がたくさんあるようですが、私がハッとしたのは、「つまらない!」「不愉快!」「退屈!」「嫌!」という感情には怒りの感情が潜在している...ということです。

この感情が高まりあの破壊的な怒りとなる...と。

心に余裕がないと、ちょっとした心の起伏にも気づかないものです。

東京の人は、家の前にゴミを置かれて不愉快になったら真っ向から「ここはゴミ置き場ではありません!」と怒りを露わにした貼り紙を出すとか...
でもユーモアたっぷりに「アンタのいらんものはワシもいらん!」という張り紙を出したというある関西人。
こんな心の余裕が欲しいですね。(荻山貴美子)
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今日から始動しました

2014年01月05日 19時26分17秒 | 思うがままに
こんばんは。

今年は、朝日カルチャーの師範科からスタートしました。

田原豊道先生が4日に明治神宮で引いたおみくじは…

な、何と!

“器にはしたがひながらはがねもとほすは水の力なりけり”

私が引いたものと同じ…

この奇遇にちょっと鳥肌が立ってしまいました。


水…
水の女神…
龍神…

そういえば『ヨーガ・スートラ』を編纂したパタンジャリはアナンタ龍王の化身。

連想ゲームのようにいろいろ調べ始める私…

田原先生はもっともっと深く調べ始めました。

2月9日に三井寺、法明院で行われる星まつりを前にこの三井寺と瀬織津姫の縁が深いこと…や
滋賀県に瀬織津姫所縁の神社((佐久奈度神社)があることにも気づかされました。是非、行ってみたいです。

もう、びっくりの2014年のスタートです。

さて、この写真は逗子でCD収録をした時のものです。
皆さん、輝いています。







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水の女神

2014年01月03日 15時15分52秒 | 思うがままに
あけましておめでとうございます。

年賀状ありがとうございました。おひとりだけお名前がない方がありましたのでお出しできませんでした。お許しください。

元旦は神田寺にて修正会。今年は何故だか特に新鮮に感じました。今更ながら友松円諦老師の偉大さを噛みしめた一日になりました。

さて、私はどんなところにいても、毎年、瞑想をしながら元旦を迎えます。

今年は月の礼拝を1セットした後、ヨーガ・スートラ第2章のCDをかけながら瞑想しました。

田原豊道先生がCDを聞きながらいつも思う…とおっしゃることを私も感じながら…

それはCD収録に万難を排してかけつけてくれた有志の皆さんのことです。逗子は少し遠かったのです。
それでも皆さんご自身が楽しみながら一日お付き合いくださいました。

本当に感謝!感謝!です。

さて、明治神宮で引いたおみくじは…

“器にはしたがひながらはがねもとほすは水の力なりけり”

ほとんど一年おきといっていいくらいにこの明治天皇御製にお目にかかるのです。

水の女神といえばサラスヴァティーですが、最近、妙に気になるのが謎を秘めた瀬織津姫です。


人の身体は70%水だといわれています。水は万物を育てながら争わない。それでいて堅い岩をも貫きとおす、驚くべき威力があります。


いつもなら大晦日には太陽の礼拝をするのに何故月の礼拝だったのかしら?
月はすべてを浄化する神聖なエネルギーの源泉だから?
そうそう、月といえば水を生命の根源とする思想「五火二道説」があった!

いえいえそんな面倒くさいことは一切考えていませんでした。

何の根拠もなくただ漠然と…だったのです。ひょっとしたら私をお守りくださっているのは水の女神様?だということがハッキリしたのかもしれません。

皆さん、今年もお健やかで良いお年でありますように。


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大梵音即大倍音―ナーダ・ブラフマー

2014年01月02日 22時34分58秒 | 思うがままに
雪山童子こと田原豊道です。

明けましておめでとうございます。
皆さんお正月をいかがお過ごしですか?

私は今年も神田寺の修正会に参席させていただきました。

神田寺は私どものホームヨーガ初転法輪の地(?)であるからです。

本堂には広隆寺の弥勒菩薩のお写真が掲げられているだけなんですね。まことに清楚そのものです。

毎年のことですが、勤行も般若心経を始めすべて日本語で行われますので爽やかな新風を感じざるを得ません。

当日の参詣者は発願録に今年一年の祈願の言葉を記すことになっております。

私は「大梵音即大倍音」と記帳させていただきました。
大梵音はナーダ・ブラフマーです。それは大宇宙の大根源です。またそれは大自然の音でもあります。

小川のせせらぎ、沖の白浪もまた大梵音です。

オームを始めマントラ、キールタン、スートラなど大梵音ならざるものなしです。

それはリラックス効果、パワー効果、ヒーリング効果をもたらすものであることは言うまでもありません。

大梵音は大倍音そのものであるからです。

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