日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

流儀には由来がある

2012年10月23日 19時00分11秒 | 思うがままに

大阪からの帰りです。

熊本の中村倫子さんからご質問がありました。[ヨーガの四季]のなかの「般若心経」です。五蘊皆空の五蘊(ごうん)が(ごおん)と振り仮名になっていると言うご指摘でした。

 
ごおん(五陰)ならわかるのですが?と。
 
なるほど、薬師寺も法隆寺も比叡山も高野山も浄土宗でもみんな五蘊(ごうん)と読んでいます。
 
でも、永平寺は五蘊(ごおん)なんです。禅宗では曹洞宗でも臨済宗でも五蘊(ごおん)と読んでいるお寺が多いんですね。
 
これはそれぞれの流儀と言うものでしょうか?
 
流儀には必ずその由来があります。おろそかにはできません。
 
私どもは道元禅師が好きなので永平寺に倣っております。
 
荻山貴美子理事長が仏教語では蘊はうんともおんとも読みますと語っていましたが本当でした。
 
中村倫子さんありがとうございました。おかげで改めて確かめることが出来ました。
 (雪山童子こと豊道)
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3 コメント

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五蘊 (アウラ・池本)
2012-10-24 18:03:12
先生、そうでしたか。私が参禅しているお寺も、たまたま臨済宗なので、般若心経は「ごおん」と唱えてましたので、違和感がありませんでした。通常、五蘊は「ごうん」と読みますよね。でも、お経の読み方はそれぞれあるのですね。
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勉強になりました! (蓮華の花)
2012-10-24 20:07:16
私も調べてみました。

漢字も苦手な私ですが、辞書では蘊蓄のウン・・・蘊奥のウン・・・オンは出てきません。

ありました!やはり、永平寺で頂いた経文の中には五蘊皆空…・・五蘊(ごおん)がありました。

本当に勉強になりました。ありがとうございました。
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解釈の違い (鳥海山)
2012-10-29 12:59:29
般若心経では、オン。でも普段はウンでもオンでも意識せず。
漢訳の解釈の違いでは?というのが、同室の院生の意見でした。
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