大阪からの帰りです。
熊本の中村倫子さんからご質問がありました。[ヨーガの四季]のなかの「般若心経」です。五蘊皆空の五蘊(ごうん)が(ごおん)と振り仮名になっていると言うご指摘でした。
ごおん(五陰)ならわかるのですが?と。
なるほど、薬師寺も法隆寺も比叡山も高野山も浄土宗でもみんな五蘊(ごうん)と読んでいます。
でも、永平寺は五蘊(ごおん)なんです。禅宗では曹洞宗でも臨済宗でも五蘊(ごおん)と読んでいるお寺が多いんですね。
これはそれぞれの流儀と言うものでしょうか?
流儀には必ずその由来があります。おろそかにはできません。
私どもは道元禅師が好きなので永平寺に倣っております。
荻山貴美子理事長が仏教語では蘊はうんともおんとも読みますと語っていましたが本当でした。
中村倫子さんありがとうございました。おかげで改めて確かめることが出来ました。
(雪山童子こと豊道)
漢字も苦手な私ですが、辞書では蘊蓄のウン・・・蘊奥のウン・・・オンは出てきません。
ありました!やはり、永平寺で頂いた経文の中には五蘊皆空…・・五蘊(ごおん)がありました。
本当に勉強になりました。ありがとうございました。
漢訳の解釈の違いでは?というのが、同室の院生の意見でした。