桂枝雀さん

仙台にいます。

思ったより暖かいですが、今にも泣き出しそうな空模様です。

昨夜、何気なくホテルのテレビをつけたら、桂枝雀さんの番組が放映されていました。
私の大好きだった枝雀さん。あれだけ観客を笑わせ喜ばせた枝雀さんは、人知れずウツに悩まされていたのですね。

明晰な頭脳は、ご長男と次男のかたに、しっかりと引き継がれていました。

ご子息が「なぜウツになったのか？と言われても、それは、たとえが不適切かもしれないけれど、なぜガンになったのか？と、聞かれるのと同じなんです。完全に病気だったんです」と。

枝雀さんは自ら命を絶ちましたが、心の苦悩はどんなだったのか？本人しか分からないでしょうね。
どんな病もツライものです。

私たちの限られた「いのち」の一日一日を噛み締めて生きていきたいですね。(荻山貴美子)