日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

帰ってきたヒトラー

2016年07月28日 14時09分03秒 | 思うがままに

もしもタイムスリップして、現在にヒトラーが現れたら…。
インドから帰った次の日、梅田で観た映画「帰ってきたヒトラー」の話です。
人々は、ヒトラーのソックリさんだと注目します。

テレビでメデイアで、ヒトラーは大人気。

その中で、ヒトラーはタイムスリップした現在の人々に政治にまつわる不平不満を聞いてまわります。彼は国民が不満を抱いているのを知り、1930年代のドイツを思い出します。

現在のドイツは移民によって優秀なドイツ人の血が薄まっていると考えている。やりようによっては、この2014年でも再び人気者になり支配者になれる…とほくそ笑むのです。

1930年代、ドイツ国民が自ら進んでヒトラーに投票したからこそ、ヒトラーが政権を握ったのです。

現代を見据え、未来を予言する、おかしくも恐ろしい風刺劇

トランプ氏の過激発言に「面白い」と絶賛する人々に、警鐘を鳴らしているような映画でした。トランプ氏の人気取りのパフォーマンスが、実際に実行された時、誰が笑えるでしょうか。

さて、都知事選まであと3日。
増田陣営の応援に過激発言をする元都知事。増田さんの近くに寄り「あんた、いい男だね〜」とピタピタ叩いているおばあちゃん。
鳥越陣営の応援に「襟裳の春は〜」と歌う往年の歌手。

これって応援なの?と疑いたくなります。
もしかしたら応援という名の元に実は蹴落としたいのか…とも。

映画「帰ってきたヒトラー」は、モラル、常識、価値観を問い質しているようでした。正気と狂気の境い目はどこにあるのか…?

私たち都民は同じ失敗を繰り返さないよう真剣に投票に臨むべきです。(荻山貴美子)

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