日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

タラレバは仮定の話

2016年07月07日 19時30分23秒 | 思うがままに

愚痴という字はスゴイ字です。

言ってもしかたがないことを言って嘆くこと。
物事を正しく認識したり判断したりできないこと。


つまり本物のおバカ…ということ。(笑)

とてもとても運が悪い人がいます。
語ることは理想論でいちいちごもっとも。
何も突っ込みようがないのです。滅多に連絡がこない人ですが、たまに連絡がくる時は大抵困っている時で、自分はどれほど不幸なのか… を切々と訴えます。

繰り返しますが、語ることは何かの本の丸暗記のようで立派なんです。しかし、地に足がついていないというか…。たとえば、部屋の片づけをするのに、2日も3日も計画を立てて、疲れ果てて何も出来ないような…。

もし…していたら
もし…していれば

タラレバは仮定の話ですから、これを真剣に話すのは滑稽にも思えます。それにタラレバは後悔です。後悔ほど無駄なエネルギーはないですね。

愚痴は他人を巻き込みます。
エネルギー泥棒?

昨日のカフェでのこと。

年配のご婦人の5人グループ。
ふと耳を澄ますと…

腰が痛くってねえ
私は膝よ
私は血圧が高くって

病気自慢?

まあ明るいから良しとしましょう。

さて、話は戻りますが、体験に基づいた話が一番説得力がありますね。田原豊道先生に皆が会いたくなるのは豊かな話の内容と、ガンジス川の流れのようなゆったりとしたオーラ。教えていただいているその教えは、間違いなく私の様々な体験の中で活かされています。

 

私たちはヨーガ・スートラを学んでいますが、1・1にアヌシャーサナ(解説)という言葉で、学び方をあらわしています。
「これより、ヨーガの教義を解説しよう」というところです。

復誦(とにかく唱えること)
理解(ある日突然サンスクリットが口をつきます。すると理解したくなります)
実践(日常の経験に活かします)
伝達(この感動は伝えたくなります)

これが全てクリアできて、一つのスートラが身につく…ということなんですね。
佐賀にいます。窓の外は美しい夕陽。(荻山貴美子)

コメント
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