日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

日本の誇り 中村元博士

2012年11月01日 22時39分25秒 | 思うがままに

こころの時代「中村元博士の世界」を観ました。
郡山の鈴木郁子さんが録画してくれていたものです。

前田専學先生が、穏やかな語り口で中村元博士を回想されていました。師を仰ぎ見る前田專學先生のお姿を拝見して、ラーマクリシュナ師とヴィヴェーカーナンダ師の師弟関係が重なり合いました。

中村先生は東大在職中に「本当に学びたい人」のために寺子屋を開き、退官後は専らその東方学院の活動をライフワークとしておられました。
私が入塾したのは20年前くらいでしょうか。7年位通いました。
面接は中村元先生でした。もうそれだけで感激したことを、今でもハッキリ覚えています。

並み居る学者のなかでも図抜けて優秀だった中村元博士は慈愛のかたでもありました。

博士の墓碑にはスッタニパータの「慈しみ」の言葉が…。


     ★
一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。
一切の生きとし生けるものものは、幸せであれ。
何ぴとも他人をあざむいてはならない。
たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。
互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。
この慈しみの心づかいをしっかりとたもて。
     ★

この言葉のとおりの生涯だった中村元博士は日本の誇りです。(荻山貴美子)

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