小田原を通過しています。美しい夕陽です。(荻山貴美子)
「すべての人に」というマントラの最後のところが好きです。
「すべての人の中に良いものを見ますように」
ところが、あら探しは得意でも、なかなか良いところを見つけるのは難しいものです。
結婚式でとても美しい花嫁さんに見惚れた女性が「キレイなお嫁さんねえ!」と友人に囁いたら、返ってきた答えは「二度めですって!」(笑)
何だか破壊的ですね。
さて、ヨーガの四季を本当によく読み込んでくださりありがとうございます。
事務局に時折FAXをいただいたりメールをいただきます。
そのコメントはさまざまです。
「私、勉強不足でこの部分がよく分からないのですが…」
「私、この部分を直してみました」とか…。
また、明らかに間違い探しゲームをしている人。(失礼)…実際にはこれが一番多いです。(笑)
一応、丁寧にお返事することにはしていますが、こんなことがありました。
私の上梓した「最新 ヨーガを始める人のために」の読者のかたのご指摘でした。
ある箇所に矛盾がある…という内容でした。もうそれは忙しい時期でしたから、しばらくした後、
「何度読んでも、私には矛盾は感じないのですが…」と、事務局から伝言してもらいました。
その読者のかた「私、そんなこと言いましたっけ。ごめんなさい」で、終わっちゃいました。(笑)
さあ、今回の「ヨーガの四季」の編集後記にある「あふれる」という漢字を指摘されたかたがいらっしゃいます。
「溢れる」であってさんずいに益。これは間違い…だと。
間違いではないんですね。溢という本字(正字、標準字体)に対してこれは異体字です。
間違いではないんですね。溢という本字(正字、標準字体)に対してこれは異体字です。
呪が本字に対して咒が異体字であるのと同じです。
漢字源を持っていないと分からないかもしれません。
昨日の田原豊道先生の投稿に「勘違い」が述べられていました。勘違いはその人の固定観念。
田原先生がおっしゃるように、発言する前に調べることが大事ではないか…と、思うのです。自分に自信があり過ぎる方は調べませんね。だって、自分が一番正しいのですもの…。
松原泰道先生は亡くなるまで辞書が大好きな先生でした。一つ調べる度に「アッ!これも知らないことだ!」という繰り返し。だから時間がいくらあっても足りない…と。
この謙虚さにも、たくさんの人をひきつける魅力があったのでしょうね。
ヨーガの四季は真剣勝負で臨んでいます。校正のお手伝いのかたも真剣勝負です。最後の最後まで「まだ何か校正ミスがあるかもしれない」と思いながら、それでも
「ここまで一所懸命にやったのだから結果ケアレスミスがあっても仕方がない!」と思って仕上げるのです。
「ヨーガの四季」の本質・根幹のところを読み取っていただけたら嬉しいです。
あら、ヤダ。私ったら、今読んでいる、ある新刊本に赤字を入れています。(笑)
今日は大阪の師範科です。 (荻山貴美子)