横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

老犬モコ

2019年01月21日 21時47分53秒 | 家族

3月31日で19歳になるモコ。

3年前、16歳で死んださくらの子供で横浜生まれ。

5歳で飛行機に乗って北海道にやってきた。

去年の7月、前日までなんともなかったのに歩けなくなっている。

ごろんと横になったまま動かない。

悪い予感。

モコの後ろ乳房が野球ボールのように大きく腫れあがっていた。

食べることも飲むことも出来ない。

病院に行けば抗生剤入りの点滴をするだろう。

もしかしたら入院するかもしれない。

前に体調が悪く病院に行くと点滴をし、様子をみるため一晩入院。

翌日行ってみると、

「この子は鳴かないし無表情でいつもこうなんですか?」と医者から聞かれた。

「点滴針がまだ入っていますので明日また来てください。」

針は自分で抜き、病院には行かなかった。

北海道に来てからは山村地域でもあったのでリードもつけず自由に外を飛び回っていた。

もちろんゲージに入ったこともない。

またあの狭いゲージに入いることを思うと、受診を考えてしまった。

私が治す。

決めた。

ピストンで水を飲ませ、

翌日膿が出始めた。

噴火の手前だった。

失禁状態なので、お尻と創部をシャワーで洗い、

人間用の抗生剤軟膏を塗布。

嚥下は可能だったので食事をミキサーにしピストンで注入。

褥瘡(床ずれ)発生の可能性あるため数回の体交。

徐々に腫れが小さくなり、それに伴い立ち上がるようになった。

ご飯も水も自分で出来るようになった。

身体をよく見ると、小さな床ずれがいくつか出来ていたが幸いに表皮だけで、軟膏をつけ治癒。

身体はゴツゴツ。体交を豆にやってあげればと後悔。

一度は覚悟をしたが復活。

後ろ足の突っ張りが弱くなっておりコテッと転ぶこともあるが、とことこ外を歩くようになった。

それから5か月、

今度は前足が全く力が入らず、またも動けなくなった。

幸い食欲はあったので、身体を持ち上げて自分で食べるようにさせたが、自力では立てない状態。

日に何度か身体を持ち上げ立たせると、必死に歩こうとする。

1週間が過ぎた頃、あら?モコが立ち上がっている。

歩いた!

またも復活。

夜中、とことことことこモコの足音が聞こえてくる。

最初は枕元で、うろうろしながらコテッと寝ていたのだが、

その内、鼻で掛布団を持ち上げるようになり、一緒に寝るようになった。

そのモコが2~3日前から、日に2度ほど1~2分と短いが失禁し痙攣をおこすようになった。

痙攣は体力を消耗する。

夜中も布団の中で痙攣することもあるが、おさまればまたピッタリくっついて寝ている。

散歩中、何度か他の犬に吠えられたり飛びかかってこられたり、横浜ではいじめられっ子だったモコ。

北海道に来てからはうさぎのようにぴょんぴょん飛び跳ね走り回っていたのに、

いつのまにかおばあちゃんになっていた。

パソコンをする横で寝ているモコ。

私が布団に入ると目ざとく目覚め、よく見えない目でとことこやってくる。

とことこ来ないと気になって寝られない。

19歳、覚悟はしている。


人間も動物も看護の基本はなんら変わることはない。

モコから改めて教えてもらった。

 

さくらママとモコ                 9歳のモコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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