“ご飯を下さい” のば~ちゃん、夕食後から0時まで6回、カタンカタン、杖の音を響かせながらリビングにやってくる。
夕食の残りを0時で完食、ピタッと来訪が止まった。
次はおきまりのトイレ通い。
でも・・・
今晩は少ないなあ~
朝5時まで良く寝て、すぐにリビング室を訪れ、“ご飯を下さい。”
まだ準備中。
カタンカタンと戻って行く。
用意が出来たので迎えに行くと、“8時に行く。”と。
8時ピッタリ、カタンカタンとやってきた。
“○○さん、いい顔みたいなあ~”とカメラを向けると、とっびっきりの笑顔を見せてくれた。
“○○さんタッチ!” 笑顔と一緒にふたりでタッチ!
いい顔だなあ~
普段はほとんど表情を変えないば~ちゃんだけど、カメラを向けるとニコッ!
若き頃はさぞやもてたであろうかと思うほどの美人さんだ。
彼女の若い頃を知っている方は、
“美人さんで頭が良くて、踊りも歌も何でもこなす近所でも有名な人だったよ。”と話される。
入所から2ヶ月あまり、ちょっとづつ表情が緩んでいる。
今度は笑顔と一緒におしゃべりが出来ればいいなあ~
ここのホーム長はいつもニコニコ笑顔。
その笑顔でお年寄りもニコニコ。
ひとりの笑顔が皆に伝わり、また笑顔。
笑顔の輪が出来ていく。
夜勤の疲れはどこえやら、笑顔の私がそこにいる。
ありがとう!