退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1611: 我が家、36年たった今

2021-08-15 07:18:48 | アメリカ便り

一昨日は突然やってきたものすごいと突風と雨で停電となりました。

何年ぶりかで味わう停電。

私たちの36年間住んでいる家は少しだけ人里離れているところに建っています。

36年前に買った時は、❝え!、こんなところにも家が建っているの?!❞、と思うようなところにありました。

こちらの家は❝サブディビジョン❞と言われる、家が何十件も一緒になって一画をなして立てられるのが一般的です。

勿論日本みたいに100坪に家が2、3件とか、そんなちゃっちい感じではないのですが、結構込み合っています。

そんな環境が嫌で郊外で家探しを始めたのですが。

人里離れているため水道もガスも下水も完備されていず、水道は地下水を電気ポンプでくみ上げ、下水は浄化槽で処理、ガスも通っていないから全部電気。

だから停電になるとトイレも水も使えなくなる。

人里離れているので、トイレはそこらへんで済ませられるが、、、

おまけに丘のてっぺんに位置しているため、雪が降ったら除雪されるまで交通がほぼストップ状態。

25年くらい前までは嵐や大雪が来るとほぼ必ずと言っていいほど停電となっていた。

それも復旧に丸1日はかかっていた。

当時の冬の道路は人里離れていると言うこともあって除雪順番がほぼ最後。

除雪されるまでどこにも行けなくなる。

おまけに当時のアメリカ車は後輪駆動が多いから、坂のあちらこちらに走れなくなった車が溝にはまってしまう。

昨今そんなことはなくなりましたが。

私は当時ボルボ240と言って、でかくて戦車のような重い車を運転していたんですが、良かったのはぶつかっても簡単にはつぶれないと言うことぐらいでした。

スエーデン車と言うのに雪道にはまるっきりダメでした。

と、話は関係ない方に飛びましたが、一昨日は久しぶりに停電を味わい1時間ちょっと子供の時楽しんだように、ロウソクやら懐中電灯で遊んだ後、9時ごろにベッドに入りました。

朝起きたら無事電気が戻っていました。

最近の我が家の家の周りはすっかり様子が変わってきました。

変わらないのは地下水、浄化槽、電気、そして我が家と周りの5件ほどと言ったところでしょうか。

何軒も億の家が建ち、あちらこちらにサブディビジョンができてきました。

仕事で出会ったニュージャージー出身の主人は20年ほど前までは、❝東海岸に移る、こんなところにいたくない❞とか言ってましたが、いつの間にかそんな言葉も吐き出さなくなりました。

退職した現在、有り余る土地にワイルドフラワーをあちらこちらに植え、❝蝶々を殖やす❞とか言いながら、鹿やらリスやらウサギやら狸やらたくさんの野生動物と日夜戦っています。

あまりにもぼろな家を見た主人の両親は初めて遊びに来た時から、年を取ってこれなくなるまで、❝こんな家早く引っ越せ❞と言い続けていましたが、そんな義母は今年初め92才でコロナで死亡、95才の義父は介護施設。

私は好き勝手に暮らしております。

毎日が最高!!

動物園から

これは動物園の動物ではありません。

ハブグレジュンタのマミー