退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#860: ヒックタウンと差別

2017-05-27 21:08:21 | アメリカ便り
昨晩は我が家から車で30分ぐらいの小さな小さな町で、サムの属するバンドの演奏を聴きに行ってきました。
アメリカの小さな町につき物の白人優勢、トランプサポーター、黒人が住めない、デブが多いという条件をすべて満たしている町です。
このような町をアメリカ英語では“ヒックタウン”と言い、そこに住んでいる白人たちを“ヒックス”と言います。
ヒックスは“レッドネック”ともいうことができます。

こんな英語は学校では教えてくれないでしょうね。

サムの奥さん、かえ子ちゃんは一人では行きたくないというので私と主人が付き合いました。
この町でのバンド演奏にはもう何回か行ったことがありますが、いつも気づくことはデブの白人(子供までがデブが多い)ばかりということです。
とにかく私とかえ子ちゃん以外は全員白人。
わが町から30分ぐらい車を走らせただけで、すごい違いです。

かえ子ちゃんが言っていたけど、この町から10分ぐらい離れた少し大きい町のスーパーにいつも来るけど、キャシアーで差別にあうそうです。
世界で一番優れた日本人という人種を差別するなんて、なんと思っているんだ、と態度がでかいといわれる私なら思いますが
腹が立ちます、白人の分際で日本人を差別するなんて。
なんて思う日本人も白人もいないでしょうが、私は違うのです。
と言うのも白人の中身を良く知っているので。

私はとにかく人種的に日本人が一番優れていると思います。
おかしい日本人もたくさんいるし、優れた白人もたくさんいますが。
私はごく一般的に遭遇した40年の経験を基に言ってます。

私は40年住んでいますが、差別にあったためしがありません。
と言うか相手は差別しているのかもしれませんが、鈍感な私がそれを差別と思わず、ただ“頭が悪くてかわいそうな人だな~”と思うだけなのです。
40年前に初めてアメリカに来て買い物をしたとき、レジの姉ちゃんがおつりを渡してくれましたが、“え、この人たち頭で引き算できないの?”と思いました。
日本人だったら誰もが、たとえば1ドルで45セントの買い物をすると頭の中で、“55セント”と計算しておつりを渡してくれそうですが、こちらでは45セントに5セントコインとか、10セントコインとか25セントコインを一つ一つたしながら1ドルにしてお釣りをくれるのです。
よけい、わからなくなりますが。
その時ですよ、初めて、“アメリカ人ってなんて頭が悪いのだ”と思ったのは。
もうこんなことはなく、キャッシングマシーンがちゃんとおつりを計算してくれますが。

まあ、とにかくまだ差別が残っている小さな町へ行ってきました。

モナークバタフライの幼虫





山の様に見えるのは雲です



いつもの害リス



おなじみの鳥たち






ハブグレジュンタのマミー