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稲光
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ここ数日雷が真上で発生して
久しぶりに怖い思いをする毎日・・・
月遅れのお盆のころに現れ始める
精霊トンボ、キチキチと音を立てて草原を飛ぶ精霊バッタ
乾いた風にひるがえるポプラやニワウルシの白い葉裏
そしてツクツクボウシが鳴き始める
ふと蝶がひらひら飛んで~
「かみなり蝶」という三好達治の詩を思い出す
「雷の後 かみなり蝶が村へくる
村長邸の裏庭の 百合の花粉にまみれてくる
交番のある四辻で 彼女はちょいと道に迷ふ
さうして彼女は風に揚がる
椎の木よりもなほ高く
火の見櫓の 半鐘よりもなほ高く~~」
この「かみなり蝶」とは・・・
雷神がつけている虎の皮の模様の類推から
「ナミアゲハ」という説と
江戸時代の「物類称呼」に記されている
クロアゲハ、カラスアゲハのほうが
この詩の飛び方に合っているとも言われています
お盆のころに見かける蝶に思わず見とれてしまいます
すさまじい嵐と天井がこわれたかと思うほどの雷も収まり
心地良い風が部屋に吹き込んできます
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