秋の七草
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ススキのざわめく小径を
ふらり歩く
閑静な家のお庭に
薄紫の藤袴
なんだか
きみに似ているね
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秋の七草
万葉のころから愛されてきた花たち
春の七草はいえても 秋の七草は?
意外と答えられない人も多いかもしれませんね
でも、ひとつひとつの花は
誰でも知っているものです
万葉時代の歌人
山上憶良(やまのうえおくら)が詠んだ歌
「萩、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝顔の花」を元に
知られる秋の七草
「尾花」はススキの別名
また 「朝顔」は桔梗のことです
今でも野や山 あるいはそのへんの道端でも
よく見かける花ばかりです
派手な花はひとつもありません
その可憐さ はかなげな風情が
昔から歌人、俳人、文人に愛され
人口に膾炙されてきたのです