その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

トサミズキ

2011年03月31日 | Weblog

 

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トサミズキ

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今日の句

「とさみずきあなたを見つつ俯いて」

 

高知県の山中に自生することからついた名前

庭木として広く愛用されています

1864年にヨーロッパに紹介されて世界中に広まったそうです

葉の裏や花には細かな毛が生えている

この木も葉よりも先に花が咲きます

この花よりもさらに小さな花を咲かせる仲間に

ヒュウガミズキというのがあり

歩道と車道の境目の植え込みに使われたりしています

 

3月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5 

今日の写真は・・・カタクリの最終回 

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辛夷(こぶし)

2011年03月30日 | Weblog

 

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辛夷(こぶし)

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今日の句

「切なさをパワーに変える辛夷咲く」

 

山野を見上げると所々で白が目立つように

辛夷の花が咲き始めた

この花は古来より

農事暦と深いかかわりがあって

北国ではコブシを田の神の来訪する

依り代(よりしろ)と考えて田仕事を始めたそうです

各地に辛夷の花が多いと豊作・・ということわざがある

佐渡ではコブシの花が咲くとイワシがとれる・・という

今年は未曾有の災害・・

田仕事もままならず・・食生活に不安が残る

更なら復旧を祈るばかり

 

3月の旬な写真だけの

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今日の写真は・・・今日もカタクリの花 3 

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ヒヤシンス

2011年03月29日 | Weblog

 

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ヒヤシンス

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今日の句

「ヒヤシンス背く角度の好き嫌い」

 

最近は花の色もいろいろ豊富になったヒヤシンス

いまきな臭い戦争まっただ中のギリシャ、シリア、レバノン原産

日本には幕末のころやってきたそうです

ヒヤシンスを音訳した「風信子」の字を当てていた

観賞用に多く愛好されていましたが

子供のころはガラス瓶に入れて

水栽培の家庭実習をした記憶があります

 

3月の旬な写真だけの

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今日の写真は・・・カタクリの花2 

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猫の目草

2011年03月28日 | Weblog

 

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猫の目草

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今日の句

「まなざしに揺らぐ危うき猫目草」

 

猫好きにはえ?どこがが猫の目に似てるの?

なんとなく光の具合や花も猫の目だと言われれば

そう見えなくもないけれど

この花は茎の先に黄色の小さな花が集まって咲きます

花弁はなくて四枚の小さな萼が直立しています

名前由来は果実の形が瞳孔の細くなった

昼間の猫の目に似ていることからついたようです

群生しているところがあって

見た目が猫の目に見えてら少しギョッとするよね

見ようによってはかわいい表情に見えるときもあるけど(笑)

 日本各地の湿った場所に群生します

俳句の季語にもなっている花で

山猫眼草 花猫目草 蔓猫目草 深山猫目草

などとも言われるネコノメソウ属ユキノシタ科の花です

 

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今日の写真は・・・カタクリの咲き始め 

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カタクリの花

2011年03月27日 | Weblog

 

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カタクリの花

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今日の句

「木漏れ日にカタクリの花の目覚めどき」

 

春の使者であるカタクリは

昔はのでも山でもよく見られたそうです

いまはほとんどが特別に保護されているので

みるために保護地に赴くことになります

毎年私の故郷に春の墓参りを兼ねて出かけています

土から顔を出す姿はとてもかわいらしくて

わざわざ見るだけの価値があります

鳥のくちばしのような形をしていて

ひとたび花が開き始めるとゆっくりゆっくりと

一枚ずつ丁寧に花びらが開きます

花が開き切ると花弁の根元にWの模様が見える

ほとんどの見物客が毎年来て観ているようで

その都度始めてみる人を連れてきているのか

花の説明をし始めて見る感動を

味わってるお連れの顔見て満足げである

 

かたくり (かたかご)

学名 Erythronium japonicum 英名 dogtooh violet

ユリ科カタクリ属 原産地 日本、朝鮮半島、サハリン

早春に咲く花で古くから親しまれ

「万葉集」にも「堅香子(かたかご)」の名で詠われている

以前は根っこから片栗粉を作り食用にもされ

若芽も食べられていたそうです

 

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今日の写真は・・・椿の花 

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多羅(たら)の芽

2011年03月26日 | Weblog

 

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多羅(たら)の芽

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今日の句

「たらの芽や昨日と同じ今日がある」

 

 

春は木々や草の若芽を食用にして

自然の恵みとして好まれてきた

最近はかなり深い山奥でも摘まれた跡を見かける

ウドに似た香気が好まれる

特に味噌味が良いと顔を崩す人も

 

テレビ業界がCM自粛して

ACジャパンのCMを流してる中に

我々は自然から命をもらって生きている

自然に感謝する場面

本当に自然に感謝してうまく共存していれば

こんな大災害に翻弄されることも減っていたかもと思えてしまう

 

 

 

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今日の写真は・・・ 

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芽柳

2011年03月25日 | Weblog

 

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芽柳

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今日の句

「夢をまさぐり手を泳がせて柳の芽」

 

平年気温よりも高くなる日もあり一気に芽を吹いた柳

乱高下を繰り返す気温

冬に逆戻りしたかのような寒さ

風に揺れる姿は身ぶるいしてるようだ

垂れ下った柳の枝も次第に

緑がかってきて芽吹いたことが分かるようになった

今年の春は波乱の幕開け

負けるな日本

 

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今日の写真は・・・ シデコブシ

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すみれ

2011年03月24日 | Weblog

 

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スミレ

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今日の句

「すみれ咲く遠い昔を忍ばせて」

 

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足元はすっかり春だ

陽だまりに菫(スミレ)を見つけた

スミレも沢山の種類があるけれど

けなげで控えめで野の花の美しさを

象徴している花です

あくまでも謙虚にひっそりと咲く姿が

人々に愛される理由ですね

ナポレオンがスミレを愛し、妻の誕生日にスミレを贈り

エルバ島に流されたときはスミレの咲くころに戻ってくるといったとか

スミレは人の心の奥底にある優しさ純粋さや

小さなものを愛する気持ちを呼び起こす力を持っている

普段は包み隠している感情を

スミレを見ると

思わず屈みこんで微笑んでしまうのはそのためだろう

 

上はわが家の鉢植えのヒゴスミレ 下は植物園内で見つけたスミレ

 

 

 

ぱふぱふの 

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今日の写真は・・・春蘭 

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暖か

2011年03月23日 | Weblog

 

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暖かさ

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今日の句

「世が世でも変わりないだろう暖かさ」

 

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急に気温が下がって逆に温かさが身にしみる

心の底から冷え切ってしまった日本の心

早く温め直さねば・・・逆境に強い花のように

 

キクザキイチゲ (菊咲一華)  キンポウゲ科  学名:Anemone pseudoaltaica

 キクザキイチゲは人里・田畑,山地・低山,森林・林縁などに分布して咲きますが

東山植物園にもこの花が咲く場所があります

ロックガーデンの笹藪のそばでひっそりと咲いています

花の色が今年は少し濃く美しい花が一輪あって目を楽しませてくれました

妙高高原に行ったときは白い花の群生を見ましたが

比べ物にならないほど豪華でしたがそれでも可憐な花を一生懸命咲かせる姿は感動です

 

3月の旬な写真だけの

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今日の写真は・・・ 

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彼岸

2011年03月22日 | Weblog

 

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彼岸

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今日の句

「抜け殻をまとったままの彼岸かな」

 

男でも女でも

愛想のよい人は日本の宝である

その愛想の良さが消えて苦渋に満ちている

でもそれは表面上だけで

肩寄せ合っている人々たちにも

愛想のよい会話が飛び交い

お互いを思いやる気持ちにあふれている

人の弱みに付け込んだり、人の目を盗んで

横行する悪にもじっと耐えている

こんな人々にどこまで強いる辛さ

早く解放してあげたい

そんな避難所の庭にも花が咲いている

優しい笑顔と感謝の心

忘れないのが日本の心

そして宝です

もう少ししたら我々にも

出来ることが増えてくる

人の心は飽きっぽい

地震のことより津波のこと

そして津波よりも原発のこと

つぎつぎと想定外?という言葉で

昨日のことが忘れ去られてゆきます

これからがみんなで手を貸すときなんだから

原発被害が怖いからボランティアにはゆかないと宣言する人もいる

それぞれができることでやればよいのですが

目立つときだけ目立つ場所だけではないボランティア

毎回感じる悲しい現実もある

でも人の気持ちは常に前向き

希望の灯は消しはしないのだから

 

 

 

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今日の写真は・・・ ロニセラ・プルプシー

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